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14217837 story
医療

COVID-19追跡アプリを開発する英国民保健サービスのテクノロージーユニット、別の追跡アプリ開発を妨害していたとの報道 36

ストーリー by headless
妨害 部門より
COVID-19感染者との接触追跡アプリを開発していた英国民保健サービス(NHS)のテクノロジーユニットNHSXが、別の追跡アプリを開発する研究グループを敵視し、開発をやめさせようとしていたそうだ(The Guardianの記事)。

英国ではボリス・ジョンソン首相の呼びかけに応じて技術者や研究者、医療関係者がウイルスの感染拡大を追跡するスマートフォンアプリの開発に力を注いでいた。しかし、アプリ「COVID Symptom Study」の開発を率いたキングスカレッジロンドン教授のティム・スペクター氏によると、NHSXは3月に初めて連絡を取った時からスペクター氏のチームを敵として扱い、開発を妨害していたという。

NHSXは他のアプリが注目を浴びてNHSXが開発するアプリの注目度が下がり、国民が混乱することを懸念していた。その一方で、NHSXは必要な機能を網羅した世界最高のCOVID-19追跡アプリを作るので、スペクター氏のアプリは余分なものになるとも述べていたとのこと。NHSにはスペクター氏のチームに協力したいと考える人も多かったが、マット・ハンコック保健相の肝いりで作られたNHSXへの遠慮があったようだ。NHSXの妨害がなければ、より細かなデータをより早い時期に入手できたはずだとスペクター氏は述べている。

それでもCOVID Symptom Studyは300万人以上のユーザーから症状の報告を受け、感染状況を把握するのに役立っている。一方、NHSXのアプリは先日ワイト島で実証実験を行ったが、iOSではAppleのテクノロジーを使用しなければ効果を発揮できないことが判明。そのため、ハンコック氏はNHSX独自方式をやめてApple-Google方式に切り替える方針を示した(The Guardianの記事[2]The Next Webの記事The Timesの記事)。

ただし、Apple-Google方式では距離の測定精度がNHSX方式ほど高くないため、両方の良いところを組み合わせるべくAppleおよびGoogleと協力していくことに合意した、ともハンコック氏は述べている。一方、AppleはThe Timesに対し、距離の測定精度が低いという話や、NHSX方式の距離を組み合わせるといった話は聞いていないと述べているとのことだ。
14217754 story
iOS

米下院アンチトラスト小委員長曰く、AppleのApp Storeは「ぼったくり」 99

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支配 部門より
米下院アンチトラスト小委員長のデビッド・シシリーニ氏がThe Vergeのポッドキャスト番組「The Vergecast」に出演し、AppleのApp Storeは「ぼったくり」だと批判した(The Vergeの記事Mac Rumorsの記事)。

AppleのApp Storeに関しては最近、iOSアプリ開発者にAppleのアプリ内購入システム使用を義務付けるなどの行為がEUの競争法に違反している可能性について欧州委員会が正式な調査を開始したことや、AppleがBasecampに「HEY Email」アプリでアプリ内購入システムを使用しなければApp Storeから削除すると通告、アップデートを拒否していることが話題となった。米下院アンチトラスト小委員会でもAppleを含むデジタルマーケットプレイスでの反競争行為について調査中だ。

今回の番組はシシリーニ氏とRuby on Rails開発者でBasecamp CTOのデビッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏をゲストに迎え、こういった問題について聞いている。シシリーニ氏はHEY Emailが置かれた状況に関するハンソン氏の話を聞いたうえで、Appleが支配的な立場を利用して法外な利用料を要求しており、売り上げの30%を支払わなければ市場から締め出すと脅すのは「ぼったくり」だと指摘した。これは小規模な開発者をつぶすことでもあり、市場で公正な競争が行われていれば起こりえないことだとも述べている。

なお、ハンソン氏はGoogleのGmailアプリやMicrosoftのOutlookアプリがアプリ内購入を使用せずにサブスクリプションサービスを販売しているのに、なぜHEYでは認められないのかと疑問を呈している。しかし、任意の電子メールアカウントを利用可能なGmail/Outlookと、有料の独自アカウント専用のHEYとでは状況が異なる。また、OutlookアプリはMicrosoft 365のアプリ内購入を提供している。

Appleのフィル・シラー氏はTechCrunchのインタビューに答え、BasecampはHEYを無料の電子メールクライアントとして利用できるようにして別途Webサイトでサブスクリプションを販売するか、普通にAppleのアプリ内購入システムを使用するか、2つの選択肢があると述べたとのことだ。
14217258 story
アメリカ合衆国

米商務長官曰く、国益に反するHuaweiとでも標準規格の開発で共同作業すれば国益にかなう 52

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国益 部門より
米商務省のウィルバー・ロス長官は15日、標準規格の開発に限定して米企業がHuaweiと共同作業できるようにする安全保障局(BIS)ルール変更を発表した(プレスリリース暫定ファイナルルール)。

Huaweiは昨年5月、米政府による輸出規制の対象となるエンティティリストに追加され、米企業は輸出管理規則(EAR)の対象となる米国のテクノロジーをHuaweiに販売・移転できなくなった。ただし、BISはHuaweiが既存製品のサポートに必要なEAR対象テクノロジーを引き続き入手可能にする一時的な一般ライセンス(TGL)をエンティティリスト追加直後に発行し、延長繰り返している。最新のTGL期限は8月13日となっているが、Huaweiが参画する標準化団体は標準規格の開発に米企業が関与できるかどうかを明確にするよう求めていたという。

新ルールではHuaweiがエンティティリストに追加される前であれば開示にライセンスを必要としなかったテクノロジーについて、標準規格開発を目的とする場合に限って米企業がライセンスを取得することなく開示できるようになる。具体的には反テロリズムのみを目的として規制品目リスト(CCL)に掲載されている品目、およびCCLには掲載されていないEAR規制対象品目(EAR99)が対象となり、Huaweiが参画する民間コンセンサス標準化団体における標準規格の開発・改訂に貢献する目的に限定される。

Huaweiは米国の安全保障・外交政策上の利益に反するとしてエンティティリストに追加された。一方、標準規格開発に限り輸出規制から除外することは、米国が5Gなどの標準規格策定でリーダーシップや影響力を引き続き維持できるようにするものであり、米国の安全保障・外交政策上の利益にかなうものとのこと。新ルールは暫定ファイナルルールとして6月18日に発効しており、8月17日を期限として意見募集も行われている。
14216861 story
Windows

Windows 10 Insider Preview、初の20H2ビルドが登場 15

ストーリー by headless
登場 部門より
Microsoftは16日、Windows 10初の20H2ビルドとなるWindows 10 Insider Previewビルド19042.330をBetaチャンネル(スローリング)に提供開始した(Windows Experience Blogの記事[1][2])。

20H2は今年下半期に提供予定の機能アップデートだが絞り込んだ機能を提供するとのことで、昨年の19H2(November 2019 Update、バージョン1909)と同様に小規模なアップデートとなるようだ。19H2は19H1(May 2019 Update、バージョン1903)と同じサービシングコンテンツを共有し、イネーブルメントパッケージをインストールすることで新機能の有効化とビルド番号の変更が行われた。

ビルド19042.330も20H1ビルド(May 2020 Update、バージョン2004)に対するイネーブルメントパッケージの形で提供され、Windows Updateにオプションの更新プログラムとして表示される。同時に6月の月例更新(KB4557957)で発生していたプリントスプーラーの問題を修正する更新プログラム(KB4566866)が自動更新で提供されており、オプションの更新プログラムをインストールしなければビルド19041.330(20H1)、インストールすればビルド19042.330(20H2)となる。19H2では新機能が段階的に提供されたが、20H2ビルドでは全ユーザー同時に新機能を提供するとのこと。

ビルド19042.330の新機能は特にないようだが、Chromiumベースの新Microsoft Edgeが含まれており、従来のMicrosoft Edgeは共存させる設定をしていなければ使用できなくなる。この新Microsoft Edgeではアンインストールコマンドが登録されないが、単体で配布されているバージョンをいったんインストールすればアンインストール可能だった。新Microsoft Edgeをブロックする設定には効果がなかった。

なお、これまでWindows Insider Programではビルド提供頻度をユーザーが選択する「リング」モデルを使用していたが、今後はターゲットとなるメジャーリリースを選択する「チャンネル」モデルに変更することも発表されている。チャンネルは特定のメジャーリリースと結び付けられていない最新の開発ビルドが提供される「Dev」と、次のメジャーリリースに向けたビルドが提供される「Beta」に加え、最新の更新プログラムがいち早く提供される「Release Preview」の3つとなる。現在の3つのリング(Fast/Slow/Release Preview)と同様だが、新名称で提供内容が明確化された(Windows Experience Blogの記事[3])。
14214528 story
プログラミング

プログラミング言語「Dart」に「null安全」版が登場 31

ストーリー by nagazou
なんでもかんでもnull安全化 部門より

やや旧聞に類する話だが、6月11日(米国時間)に、プログラミング言語「Dart」の“null安全(null Safety)”版が公開されたそうだ。現在、「Dart」の開発チャネル上でテクニカルプレビューとして公開されている。

「Dart」は型安全(type-safe)なプログラミング言語ではあるが、ほかの言語と同様にnull参照エラーの問題を抱えていた。「null安全」版であればこの問題をクリアできるとしている。また、nullチェックを省いた高速かつコンパクトなネイティブコードを生成できるとのこと(窓の杜)。

14213791 story
NASA

失われたアポロ10号用のプログラム、ドキュメントや変更履歴メモ、チェックサムなどを元に再現 46

ストーリー by hylom
これはめちゃくちゃ大変そうでは 部門より

Anonymous Coward曰く、

あるヴィンテージコンピューティング愛好家が、失われた「Apollo Guidance Computer(AGC) 」のアポロ10版を再現することに成功したそうだ。AGCはアポロ計画における月着陸ミッションのナビゲーションなどに使われたもので、アセンブリ言語で書かれていたという。オリジナル・ソフトウェアは、人類初の月面着陸となるアポロ11号のリハーサルテスト(アポロ10号自体がアポロ11号のリハーサルテスト)で失われた。

宇宙飛行エンジニアのマイク・スチュワート氏は、その失われたプログラムを再現する面白い方法を見つけ出した。それは古いバージョンのプログラムを印刷した物から転写するという方法だ。まず1735ページ分の印刷物から外部の協力者の手を借りて手打ちでソースコードを転写。しかし、そのままではバージョンが古いままなので、NASAの変更メモや新しいバージョンのプログラム、そして最近発見されたACGで実行されたチェックサムの資料をもとに修正をかけた。その結果、プログラムの再現に成功したとしている(YouTubeVirtual AGC Home PageGitHubYouTubeその2Slashdot)。

14212730 story
apache

Apache NetBeansバージョン12 LTSリリース 14

ストーリー by hylom
IDE百花繚乱時代 部門より

Anonymous Coward曰く、

JavaScriptで実装されたフロントエンドが主流でほとんど耳にする機会も少なくなった気がする統合開発環境(IDE)NetBeansだが、バージョン12 LTSがダウンロード可能になっている(OSDN Magazine窓の杜)。

バージョン12からは長期サポート(LTS)が導入されたほか、JDKのバージョンによってエディタのコード入力補完の挙動が変わる、Java FX対応、Jakarta EEはまだ非対応、Gradle、Maven、PHP、JavaScript、HTML、C++をサポート、Look and FeelにFlatLAFを追加(Light、Dark、IntelliJ、Darcula)などなどわりと多め。

久々にダウンロードしてFlatLAFのIntelliJにしてみたら今風で実際、これが格好良いのだが、世の中Swingって今でも需要あるのかとも思う。実はタレこみ子の職場ではいまここって感じでSwingのGUIでちょこまかな業務用のちまちまアプリ作って使ってたりするんだが。

14211799 story
プログラミング

Gitのデフォルトブランチを「master」から「trunk」に変更する動き 199

ストーリー by hylom
英語は難しい 部門より

Anonymous Coward曰く、

アメリカにおける黒人差別問題が再び大きく話題となる昨今だが、プログラミング界隈でもGitのデフォルトブランチ名である「master」が奴隷制に基づくものであるとして「trunk」に変えようという動きが上がっているらしい(outsider reflexblacklist/whitelist master/slave に関する情報集め)。

特に大きな話題となっているのは、GitHub公式のCLIツールが、デフォルトブランチ名を「master」から「trunk」に変える変更を行った話である。この件についてのissueは反対意見も出ていたものの、管理者の一存で5月27日にマージされており、今後利用者に大きな影響を与えることになるとみられる。

なおGitでは「slave」は使われておらず、Gitの「master」は奴隷と関係ない「master」ではないかという意見もあるが、Gitの「master」は古のBitKeeperに由来しており、BitKeeperでは「master」「slave」として使われていたとのことで、関係が無いとは言い切れないようだ。一方の「trunk」は、同様にSubversionに由来する。

14211721 story
Java

スマホ連携の全自動コーヒーメーカーが登場。HTCPCPへの対応は不明 22

ストーリー by hylom
そろそろちゃんとHTCPCPに対応する機器が出てきても良いのでは 部門より

IoTデバイスの販売や企画を手がける+Styleが、専用スマートフォンアプリからの操作に対応するコーヒーメーカー「スマート全自動コーヒーメーカー」を発売する(日経xTECH)。

今回発売されるのはコーヒー豆を挽くミル機能も搭載したコーヒーメーカーで、豆と水を投入しておくことで、IoT機器やセンサーと連動してコーヒーを自動的に淹れるといったことが可能になるという。

なお、コーヒーポットを制御するためのプロトコルであるHyper Text Coffee Pot Control Protocol(HTCPCP)への対応については記載されていない。

14210182 story
Android

Android 11 Beta リリース 23

ストーリー by headless
開始 部門より
Googleは10日、Android 11 Betaをリリースした(Android Developers Blogの記事The Keywordの記事リリースノート概要とタイムライン)。

Android 11 Beta (Beta 1)はAndroid 11初の一般向けプレビューであり、重要な相手との会話や、接続したデバイスのコントロールおよびメディア出力先のコントール、プライバシーに注力したものになっているという。プライバシーの面では既にDeveloper Preview(DP)版に搭載されていた1回だけのアクセス許可(DP1~)や数か月間使用していないアプリのアクセス許可を自動でリセット(DP3~)する機能などが紹介されている。DP1リリース時のブログ記事ではバックグラウンドアプリが位置情報にアクセスする場合のパーミッション変更も紹介されていたが、既存アプリへの強制は2021年まで行わないとのこと。
14208335 story
プログラミング

6月のTIOBE Index、Rustが初のトップ20入り 41

ストーリー by hylom
注目はされるが使っている人はまだ少なそう 部門より

headless曰く、

6月のTIOBE IndexでRustが初めてトップ20入りし、Objective-Cがトップ20から陥落した(Infoworld)。

Rustは4月からレーティングを伸ばしており、5月に過去最高の0.70%を記録したものの、順位は21位にとどまっていた。6月は前年比0.38ポイント増の0.64%となり、前年の38位から20位に上昇した。一方のObjective-Cは一時3位にまで上昇していたが、Swiftの人気上昇と入れ替わるように低迷。今年に入ってからはレーティングが1%を割り込んでいた。6月は前年比0.781ポイント減の0.61%となり、前年の12位から21位にまで後退した。

このほか、R(22位→9位)とScratch(26位→18位)がトップ20入りし、Delphi/Object Pascal(17位→22位)とGroovy(14位→31位)がトップ20落ちしている。Rの場合は何年も前からトップ20常連であり、昨年は5月と6月のみトップ20落ちしていただけなので、トップ20入りは珍しいことではない。ただし、2年ほど前からの減少傾向が今年に入って増加に転じ、1月の0.81%から6月は2.19%と倍以上に増加した。Scratchも2年ほど前から低迷していたが、やはり今年に入って増加傾向となり、4月に20位へ上昇してから毎月1ランクずつ上昇している。

上位では5月に引き続きCがJavaを上回る1位となっている。Javaは前年から1.10ポイント増加(16.10%)したが、Cの増加幅は3.89ポイント(17.19%)と大きく上回った。3位~8位はPython・C++・C#・Visual Basic(Visual Basic .NET)・JavaScript・PHPの順で昨年11月から変動していない。昨年6月との比較ではC#とVisual Basicの順位が入れ替わっており、9位だったSQLは10位に後退した。

14207459 story
PHP

PHP、25周年。これを祝ってJetBrainsが年表を公開 27

ストーリー by hylom
無事PHP 7が出たのがすごい 部門より

Anonymous Coward曰く、

プログラミング言語PHPの最初のバージョンが公開された1995年6月8日から25年が経過したことを祝い、開発ツールなどを手がけるJetBrainsがPHPの25年間をまとめた年表を公開している

気付けばPHP5からも16年。PHP5.3からは10年。CakePHPも生まれてから15年。皆さんはPHPが「Personal Home Page Tools」由来なのは知ってましたか?

14204799 story
アメリカ合衆国

自律走行車が人間のドライバーをモデルに開発される限り、米国で発生する事故の3分の1程度しか回避できないという試算 95

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回避 部門より
自律走行自動車(AV)が人間のドライバーと同じように考えるようプログラミングされた場合、米国で発生する自動車事故の3分の1程度しか回避できないという試算を米道路安全協会(IIHS)が発表した(IIHSのニュース記事論文SlashGearの記事)。

データを用いた米運輸省道路交通安全局(NHTSA)による自動車事故の要因研究(NMVCCS)では、事故の94%で重要な発生理由がドライバーに起因するものと位置付けている(PDF)。研究者はドライバーが関連する事故要因を1)危険認知の遅れ、2)他の道路利用者の行動に対する予測ミス、3)行動の計画・決定ミス、4)不適切な運転、5)アルコール・ドラッグ使用や居眠りなどによる運転不能、という5つのカテゴリーに分類。AVが人間よりも認知能力に優れ、薬物の影響を受けることがないと仮定し、これらを除く要因による事故はAVでも発生する可能性があると予想する。

結果としては、危険認知の遅れによる事故が24%、運転不能による事故が10%となり、計34%はAVで回避できる可能性が高い。一方、残り66%の内訳は、計画・決定ミス39%、不適切な運転23%、予測ミス17%だったという。AVがこれら66%を全く改善しないとは考えにくいが、研究者はAVが人間のドライバーの好みを反映して設計される限り人間のドライバーと同様のミスを犯し続けるとし、利用者の要求と安全性が競合する場合は安全性を優先する必要があると述べている。
14204794 story
統計

5月のWindowsバージョン別シェア、Windows 10が1年半ぶりに減少 23

ストーリー by headless
減少 部門より
StatCounterの5月分Windowsバージョン別シェアデータによると、増加を続けていたWindows 10のシェアがわずかに減少している。

Windows 10は0.24ポイント減の72.9%。Windows 10は2018年12月を最後に減少しておらず、5月は1年半ぶりに減少したことになる。Windows 7は0.51ポイント増の19.95%と増加しており、こちらは2019年4月(発表当時は減少していたが、その後の修正で増加となった)以来1年ぶりの増加となる。なお、StatCounterのページ上部に表示される5月分シェアと数字が異なるが、ここではグラフに表示される数字を使用している。デスクトップOS全体でみると、Windows(77.04%、+0.52)とLinux(1.68%、+0.07)が増加する一方、OS X(18.38%、-0.61)とChrome OS(1.06%、-0.06)が減少している。

StatCounterのWindowsバージョンシェアデータを大陸別にみると、Windows 10が減少したのはアジア北米のみ。ただし、北米ではWindows 10の減少幅が0.14ポイントと小さく、Windows 8.1の減少幅(0.23ポイント)の方が大きいのに対し、アジアでは1ポイント減少したWindows 10の減少幅が最も大きい。特に2月以降Windows 10のシェアが80%を超えていたシンガポールでは、27.33ポイント減の54.93%となっている。シンガポールのデータを日単位でみると、5月9日および5月21日~24日にWindows 7がWindows 10を上回っており、5月21日にはWindows 10が16.26%まで減少、Windows 7が82.61%まで増加している。
14202475 story
プログラミング

Linuxカーネルのコーディング規約、1行80桁の制限を撤廃 86

ストーリー by hylom
最近は自動折り返ししてくれるエディタもありますし 部門より

headless曰く、

Linuxカーネルのコーディング規約から、1行を80桁以内とする制限が撤廃された(Linus Torvalds氏のメーリングリスト投稿checkpatchのコミットメッセージPhoronixThe Register)。

Linus Torvalds氏によれば、多くの人が80桁のターミナルを使わなくなって久しく、1行80桁制限は合理的でないという。桁数制限は必要以上の改行を生み、さまざまな問題を引き起こす。中には小さなターミナルウインドウを使用している人もいるという主張もみられるが、何を使うのもその人の選択だ。そのハードウェアの制限を全員が共有する必要はない。長い行は単純に有用であり、どこかで改行が必要になるにしても80桁に制限する理由はまったくないとのこと。

これに伴ってcheckpatchでも80桁を超える行に対する警告表示が廃止されている。1行を80桁以内に収めることは現在でも望ましいが、checkpatchがわざわざ警告を表示するほど明確な制限ではない。デフォルトでは制限値が100文字まで増加しているが、こちらも明確な制限に基づくものではなく、行が若干長めになっても警告なしで収まる程度の文字数が選択されているようだ。

typodupeerror

一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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