スラドに聞け:2017年の最初に組むプログラムは何でしょうか? 54
今年もよろしくお願いします 部門より
ここ数年、毎年同じタレコミをさせていただいておりますが,2017年も同じお題を出したいと思います。
スラド読者の皆様におかれましては、毛筆で字をしたためるよりもキーボードでプログラムなどを書くほうがなじみ深いと思われますが、年が明けて最初に書く(書いた)プログラムはどのようなものでしょうか?
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
ここ数年、毎年同じタレコミをさせていただいておりますが,2017年も同じお題を出したいと思います。
スラド読者の皆様におかれましては、毛筆で字をしたためるよりもキーボードでプログラムなどを書くほうがなじみ深いと思われますが、年が明けて最初に書く(書いた)プログラムはどのようなものでしょうか?
小学校でのプログラミング教育必修化が話題となる中、大阪市が12日に「平成29年度小学校段階からのプログラミング教育の推進に当たり協力事業者を募集します」というお知らせを掲載したのだが、その内容が「無償で」というあまりのものであったことから、IT業界人から怒りの声があがっているようである(大阪市のお知らせ、Togetterまとめ)。
この募集はどうもICT教育のための教材や研修のための協力事業者を求めるもののようなのだが、冒頭から「教材・ソフトの提供、教員の研修等を、無償で実施できる民間事業者を募集」という驚きの方針があり、さらに条件を細かく見ていくと「事業実施にかかる人件費、消耗品費、教材費(電子機器貸与料含む)、交通費等のすべての経費は事業者の負担とする」「業務を遂行するために必要な経費について、本市は一切の費用を負担しない」といった事業者が人や知識どころかソフトから何まで全て負担と取れる内容になっている。学校に用意されているPCは使用可能ということだが、それも最も古い平成22年度更新校ではPentium E5300と、今となっては心もとない。
将来の事業を見込んで…という事なのかもしれないが、プログラミングの価値をどう考えているのかとツッコまずにはいられないだろう。
Microsoftは9日、PC版のWindows 10 Insider Preview ビルド15002をファーストリング向けに提供開始した(Windows Experience Blogの記事)。
本ビルドではInternet Explorerのタブバー右端に「Open Microsoft Edge」というボタンが追加されており、このボタンをクリックすることでMicrosoft Edgeが起動する。ただし、表示されるのはMicrosoft Edgeの紹介ページで、現在表示しているページをMicrosoft Edgeで開くといったことはできない。MicrosoftではMicrosoft Edgeの使用を推進しているが、これまでInternet ExplorerからMicrosoft Edgeを呼び出す機能は用意されておらず、Microsoft Edge側に「Internet Explorerで開く」というメニュー項目が用意されているのみだった。
また、Windows UpdateではWindowsの更新時にドライバーを除外できるようになっており、「設定」アプリは「ディスプレイ」ページで直接画面解像度を変更できるようになるなど、さまざまな改善が行われている。以前のビルドからオプションは用意されていたが、タスクバーのカレンダーに太陰暦の日付を追加表示する機能も実際に使用できるようになった。日本語IMEでは入力モードの切り替え時、画面中央にモードが表示されるようになっている。このモード表示は、Microsoft IMEの設定画面で「アイコンをデスクトップに表示する」のチェックをオフにすれば無効化できる。
このほか、CortanaやWindows Defender、Windows Ink、ナレーターなどの機能改善も数多く行われている。ナレーターはWinPE/WinREでもサポートされるようになっており、Windowsインストール時やトラブルシューティングオプションを選択して起動した際にWindows+CTRL+Enterキーを押すことで利用できる。なお、ビルド15002のISOイメージはInsider Program参加者向けに来週提供開始できるよう、作業を進めているとのことだ。
本ビルドで追加された新機能の中には、Microsoft Edgeでタブ保存機能やタブのプレビューバーが追加され、Flashコンテンツのブロックがデフォルトになるなど、年末に流出したビルド14997に搭載されていたものも多い。ブルーライトカットの設定やWindows Updateの一時停止機能、スタートメニューのアプリフォルダー作成機能も利用できる。BSoDがGSoDになっていることも確認できた。
人工知能によって人工知能ソフトウェアをプログラミングする試みが行われているそうだ(TechCrunch、MIT Technology Review)。
すでにいくつかの例があるそうで、まず1つはGoogle Branが研究しているもの。これは機械学習システムを人工知能によって自動設計するというものだそうだ。また、非営利の人工知能研究組織であるOpenAIやMIT、カリフォルニア大学バークリー校(UCB)、Google傘下のDeepMindなども同様の研究を行っているという。
人工知能によって作成された人工知能プログラムの性能は人間が開発したプロダクトと同等。場合によっては上回わっていたとされる。ただし、Google Brainにおける「人間以上のプログラム」を書かせる実験では人工知能に画像認識プログラムを書かせるために画像処理能力があるプロセッサを800台も協調作動させる必要があったそうで、コスト的には人間を使った方が安上がりであるようだ。
技術系のQ&Aサイト「Stack Overflow」には毎日数多くの質問やそれに対するコメント、回答が寄せられているが、そのコメント投稿データを分析し、そのコメントに付けられているタグ別に「幸せなコメント」「怒っているコメント」の数を集計した結果がhackernoonで公開されている。
分析では、「thank you」や「thanks」、「awesome」、「:)」といったキーワードを含む投稿を「幸せなコメント」に、「wrong」や「horrible」、「stupid」、「:(」といったキーワードを含む投稿を「怒っているコメント」に分類、50万件以上のコメントを対象として集計した。その結果、「幸せなコメント」トップ3は「R」「Ruby on Rails」「XML」、「怒っているコメント」トップ3は「Objective-C」「C」「C++」だったという。
Steamの2016年12月分ハードウェア&ソフトウェア調査によると、64ビット版と32ビット版を合わせたWindows 10のシェアが初めて50%を超えたようだ。
Windows 10 64bitのシェアは0.73ポイント増の49.10%、Windows 10のシェアは0.02ポイント増の1.25%となり、Windows 10全体では0.75ポイント増の50.35%となった。その他のバージョンのWindowsはすべて減少しており、Windows 7全体では0.35ポイント減の33.87%、Windows 8.1全体も0.10ポイント減少して8.76%となっている。Windows全バージョン合計では0.20ポイント増の95.60%。MacOSはMacOS 10.12.1 64bitが0.02ポイント増の1.14%、MacOS 10.12.2 64bitが0.28ポイント増の0.28%となっているが、全体では0.15ポイント増の3.44%、Linuxも0.01ポイント減の0.87%となった。
Net Applicationsの12月分データでは、Windows 7が1.17ポイント増加して48.34%となったほか、Windows 10が0.64ポイント増の24.36%、Windows XPが0.44ポイント増の9.07%となり、1位~3位までのシェアが増加した。4位のWindows 8.1は1.11ポイント減の6.90%。このほかのOSで増加したのはMac OS X 10.12(macOS Sierra)のみで、0.10ポイント増の2.31%、Mac OS全体では0.67ポイント減の6.07%となった。Linuxは0.10ポイント減の2.21%でmacOS Sierraよりも低いシェアだが、トップ5のリストでは5位に入っている。
StatCounterでは1位のWindows 7が0.22ポイント増の40.23%、2位のWindows 10が0.92ポイント増の27.15%、3位のOS Xは0.14ポイント減の11%となった。そのほかのOSは0.1ポイント未満の増減にとどまるが、Unknownが1.01ポイント減の2.42%となっている。
Windows 10のシェアを地域別にみると、米国やドイツなどで初めて1位になった一方、イタリアではWindows 7に再度逆転(0.01ポイント差)されて2位となっている。また、Windows 10は中国で初めてWindows XPを上回り、Windows 7に次ぐ2位に上昇した。Windows 10が1位の国は全58か国のうち、欧州が24か国、北米・中米が23か国、オセアニアが6か国となっており、これらの地域が大半を占める。
日本では9月の31.56%をピークに2か月間減少が続いていたが、12月は0.75ポイント増の30.9%となっている。ただし、Windows 10のシェアは休日に増加する傾向があるため、年末で休みが増えたことによる影響も考えられる。
すでに募集が開始されて時間が経ちますが、2月3日(金)、4日(土)の2日間にわたり日本最大級のソフトウェアテストに関するシンポジウムであるソフトウェエアテストシンポジウム(JaSST)'17 Tokyoが開催されます。
初日に行われる基調講演としては、以前より品質についての研究を行ってきた早稲田大学名誉教授・東基衞氏による「ICT応用S&S製品の品質不良のリスクとSQuaREシリーズ国際標準-その歴史と概要」という題名で行われます。
招待講演は、奈良隆正氏による「品質保証活動の本質」という発表が2日目に行われます。
通常セッションとしては、昨年・一昨年から引き続きWebサービスにおけるテストについてのセッションが「Web.JaSST~Web Service QA Meeting in JaSST~」があるほか、一風変わったところで「[ジャストーーーク!]転職芸人が語るテスト/QA技術者としてのキャリアパス」と題してテストエンジニアの転職とキャリアパスについて語るセッション、「形式手法とテスト、そして、その先について」という形式手法を中小規模で実際に導入した事例と形式手法についての今後について語るセッションもあります。
セッションではないですが、「論文書き方個別相談」として現役大学教員による個別論文相談をうけることもできます。
そのほか、例年通り論文発表や各スポンサー企業によるテクノロジーセッション、情報交換会など盛りだくさんの内容が企画されています。
ちょうど最近、昨年開催のJaSST '16 Tokyoでのセッション「OSSにおける品質管理・テストと運営」のレポートがPublickeyで公開されました(前編、中編、後編)ので、そちらで雰囲気を掴んでもらうのもよいかもしれません。
開催日は一昨年同様2日目は土曜日となりますので、業務として参加できないかたは2日目だけでもいかがでしょうか。皆様の参加をおまちしております。
UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie