Windows 10 Insider Preview、IEにEdge起動ボタンが追加される 20
微妙な感じが…… 部門より
Microsoftは9日、PC版のWindows 10 Insider Preview ビルド15002をファーストリング向けに提供開始した(Windows Experience Blogの記事)。
本ビルドではInternet Explorerのタブバー右端に「Open Microsoft Edge」というボタンが追加されており、このボタンをクリックすることでMicrosoft Edgeが起動する。ただし、表示されるのはMicrosoft Edgeの紹介ページで、現在表示しているページをMicrosoft Edgeで開くといったことはできない。MicrosoftではMicrosoft Edgeの使用を推進しているが、これまでInternet ExplorerからMicrosoft Edgeを呼び出す機能は用意されておらず、Microsoft Edge側に「Internet Explorerで開く」というメニュー項目が用意されているのみだった。
また、Windows UpdateではWindowsの更新時にドライバーを除外できるようになっており、「設定」アプリは「ディスプレイ」ページで直接画面解像度を変更できるようになるなど、さまざまな改善が行われている。以前のビルドからオプションは用意されていたが、タスクバーのカレンダーに太陰暦の日付を追加表示する機能も実際に使用できるようになった。日本語IMEでは入力モードの切り替え時、画面中央にモードが表示されるようになっている。このモード表示は、Microsoft IMEの設定画面で「アイコンをデスクトップに表示する」のチェックをオフにすれば無効化できる。
このほか、CortanaやWindows Defender、Windows Ink、ナレーターなどの機能改善も数多く行われている。ナレーターはWinPE/WinREでもサポートされるようになっており、Windowsインストール時やトラブルシューティングオプションを選択して起動した際にWindows+CTRL+Enterキーを押すことで利用できる。なお、ビルド15002のISOイメージはInsider Program参加者向けに来週提供開始できるよう、作業を進めているとのことだ。
本ビルドで追加された新機能の中には、Microsoft Edgeでタブ保存機能やタブのプレビューバーが追加され、Flashコンテンツのブロックがデフォルトになるなど、年末に流出したビルド14997に搭載されていたものも多い。ブルーライトカットの設定やWindows Updateの一時停止機能、スタートメニューのアプリフォルダー作成機能も利用できる。BSoDがGSoDになっていることも確認できた。