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米スターバックス、黒人従業員の身代わりに解雇した白人従業員へ36億円支払うべきとの評決を受ける 113

ストーリー by headless
評決 部門より
crass 曰く、

シャノン・フィリップス氏は米スターバックスでフィラデルフィアを含む地方の運営責任者として働いていたが、2018 年にフィラデルフィアの店舗で何も注文せずに待ち合わせをしていた黒人 2 人が店員の通報により逮捕された事件に関連して解雇された。

フィリップス氏は「店舗を担当する地区マネージャーが黒人であったため、白人のスケープゴートを必要としていた会社により人種を理由に解雇された」と訴えていた。陪審は訴えを認め、スターバックスがフィリップ氏に損害賠償金 60 万ドル、懲罰的損害賠償金 2,500 万ドルを支払うべきとする評決を出した (NPR の記事)。

当時フィラデルフィアの地区マネージャーは 2 人おり、事件のあった店舗の担当でない白人の地区マネージャーを虚偽の差別行為で停職にするよう命じられたフィリップス氏が断ったところ、1 か月もしないうちに解雇を告げられたとのこと (訴状: PDF)。

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  • 起きた場所であるフィラデルフィア(「友愛の町」の意味)の名前にそぐわない事件な事だけは、何となく判った。

  • by jizou (5538) on 2023年06月18日 19時18分 (#4480029) 日記

    どんな計算をすれば36億円になるんだろう。
    そっちのほうが怖い気がする。

    • by Anonymous Coward

      日本だと印紙で請求金額に応じた訴訟費用を払わなければならないけど、
      あっちはそれは好きに書けるというのを聞いた気がする。
      ので、ダメもとで書いた金額が通ってしまうと、このようにニュースになるらしい。

    • by Anonymous Coward

      日本と違って、企業が不法行為をするとキツくお灸を据えられるって事だね、2500万ドルの意味とは。
      まあ、スタバにとって2500万ドルが痛い金額かはわからない。ただ、一回マークがついてしまったからスタバは狙われるだろうし、間抜けにも同じ様な不法行為をしたら盛大に毟られるって事じゃないかな。

      • by Anonymous Coward

        普通、損害賠償は非課税だけど懲罰的だとどうなる?
        実際に生じた損害に対する補填じゃないよな

        • by Anonymous Coward

          うまく使えば、相続税や贈与税の回避に使えるな。
          裁判費用なんて安い物だ。

          • by Anonymous Coward

            すでに節税目的の離婚や事業継承で使われてそう

            • by Anonymous Coward

              すでに節税目的の離婚や事業継承で使われてそう

              で、思惑が外れて、ばっちり税金を払うはめになってバカを見る、とw
              ちなみに懲罰的賠償以外だと、慰謝料も課税だよね。

              # 調べてから何かいえば良いものを

    • by Anonymous Coward

      日本の地裁ガチャと同じく一審の陪審員が適当な数字を出すだけで確定するわけではないんじゃないの?
      あと陪審員は白人が多くて白人有利みたいな事情も聞いたことあるけど、これに関しては事実認定は適切そう。

      • by Anonymous Coward

        陪審員は○か✕かを判定するだけで、金額などを決定するのは(プロの)裁判官だと思う。

  • by Anonymous Coward on 2023年06月18日 19時06分 (#4480025)

    こういうときのためにヤギをマネージャーとして雇っておけ

    • by Anonymous Coward

      マネージャーが脱走したぞ!捕まえろ!!

      エスケープゴート

  • by Anonymous Coward on 2023年06月18日 22時18分 (#4480096)

    アメリカで頭のネジが緩んでるとしか思えない賠償金額が出てくる背景には、陪審員制度が深く関与しています。

    日本の裁判員制度は刑事のみ、それも重罪裁判のみですが、アメリカでは民事でも陪審員=そこらの一般人が関与します。これは1791年(日本だと江戸時代の寛政3年!)改定の合衆国憲法修正第7条に書かれています。

    一応全員一致を原則としていますが、しょせん一般人なので、弁の立つ弁護士にしてみれば丸め込むことなんか造作もないことで、例の「マクドナルドでコーヒーこぼして約3億9000万円」なんて評決が平気で出てしまうんですよねぇ。そもそも陪審員が高額賠償金を支払う評決を下しても、自分たちは一銭も損しないわけですし。

    さらに刑事の場合は陪審員制による裁判を拒否する(権利を放棄する)こともできるのですが、民事だとどちらか一方が拒否しても、もう片方が望めば強制的に陪審員評決になるので、有象無象の判断を仰ぐことから逃れようがない。ヤレヤレ。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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