masakun 曰く、
Warpstock 2015 でアナウンスされた OS/2 のディストリビューションである ArcaOS 5.0 がリリースされている(Arca Noae プレスリリース、Slashdot.org)。
マイナビニュースやPC Watchも報じているが、なぜか ArcaOS で DOS や OS/2 アプリが動くことを紹介している。そんなの当たり前じゃないか、IBM からライセンスされた OS/2Warp 4.5 コンビニエンスパッケージをベースに独自にカスタマイズしたデスクトップ(XWorkplace)を載せているのだから。同様のコンセプトをもつシステムとしては過去に eComStation もあった。とはいえ ArcaOS 5.0 の真価は、PentiumIII のような化石スペックで稼働している OS/2 システムを最新のハードウェアにリプレイスできること(System Requirements for ArcaOS 5.0)。これにより企業の OS/2 システムは ArcaOS を利用することで延命できるだろう。すでに Mircosoft Surface Pro 4 i7にインストールした猛者もいるらしい。速攻で Personal Edition を購入したタレこみ人も ThinkPad では当たり前すぎるので、何か変わったPCに ArcaOS を仕込んでみたいとも思う今日この頃である。
さてスクリーンショット集も公開されているが、オブジェクトアイコンは Warp4 とは異なっている。また eComStation とは異なり NTFS 用 OS/2 ドライバは用意されていない。それに Warpstock のプレゼンテーションで謳われていた「光学ディスク不要」もまだ実現していないし、ArcaOS 専用 SNAP ディスプレイドライバ v3.1.9 も発展途上のようだ。今後のアップデートに期待したい。
# DOSも使えるOS/2後継の「ArcaOS 5.0」なんて見出しをつけた PC Watch は逝ってよし。DOSもWin-OS2も使わない OS/2 ユーザーなのでID