プログラミング雑誌の価値はまだあるのか? 110
ストーリー by yoosee
紙媒体であるメリットもあるとは思うんだけど 部門より
紙媒体であるメリットもあるとは思うんだけど 部門より
ultrageek 曰く、
ITproに 今こそ問われるプログラミング雑誌の価値が載っています。 C MAGAZINEの休刊をはじめ、 /.jでも「休刊」というトピックが成り立つぐらいのコンピュータ雑誌の休刊が続いている わけですが、このITproの記事では、2000年代になって急速に消え去った プログラミング雑誌についての存在意義を、日経ソフトウエアの田中編集長自らが投げ掛けています。
田中氏はプログラミング雑誌市場の縮小の一因として、Webの台頭を挙げています。 また最近の企業が取り組んでいるSOAやSaaSなどは「できるだけソフトウエアを作らない」「実装を意識しない」方向を目指していると言えます。 とはいえサービスの基になっているのはプログラムであり、サービスを扱う以上はプログラミングの知識がやはり必要になるでしょう。 氏は、ソフトウエア技術を分かりやすく丁寧に伝え、ワクワクぶりを実感してもらうということに プログラミング雑誌としての活路を見出そうとしているようです。
ただ、そうした目的であれば雑誌という形態にこだわる理由が分かりません。 プログラミング雑誌の価値というのは現在もまだあるのでしょうか。
必要ではない情報の情報源 (スコア:5, すばらしい洞察)
「Web 上で情報を探せば十分」という意見が結構あるようですけど、確かに自分が求めている情報を得るのは Web 上が便利なんですが、自分が求めている情報以外の情報を得るには雑誌は適度な媒体だと思います。
今まで興味を持っていなかった情報、アンテナを張っていなかった方向の情報等、知らない情報は探しようがないわけで。情報の幅自体は Web の方が話にならないくらい広いわけではありますが、あまりにも広すぎて情報を探さざるを得ず、結局そこで自分のフィルタがかかってしまいます。
誰かが aggregation した情報をもらえばいいのかもしれませんし、そういう方向性を持った blog もあるとは思いますが、個人レベルではやっぱり偏りがあるかと思います。じゃ、さらに複数ソースを参照、各ソースを参照するのが面倒だからひとまとめに、どうせなら体裁も揃えればって、それはつまり雑誌なんじゃね?という気がします。
いろいろ微妙な立ち位置 (スコア:4, 興味深い)
連載記事では面白いものもあるけど、それだけだったら後から出る単行本だけでいい。
昔はプロの記者にだけ与えられてきたさまざまな特権は最近は有名ブロガーなんかにも与えられ始めた。
ついでに言うなら検索できないから欲しい情報を探すのが面倒。
今プログラミング雑誌売るのはなかなか大変だと思う。
雑誌の定義による (スコア:3, すばらしい洞察)
じっさいタレこみの記事も紙媒体じゃないしな。
Re:雑誌の定義による (スコア:2, すばらしい洞察)
・出版業界不況を背景にしたPC雑誌のシビアな状況→ユーザを含めたIT全般
・車輪の再発明を開放する手段・情報がオンラインにある→デベロッパ領域の需要
の問題をごっちゃにしているような気がするなあ。
ネットランナーの休刊なんか、まさにそうだと思うのだけど雑誌にCDROMがついていれば、
それだけで電話代が浮くし、CDRを焼けないから低コストで固定化できて嬉しかった、
そんな時代もあったわけだけど、現状はそれが大きなハードルでなく、価値が低下している。
それに加えて、雑誌という連載型の記事を毎月じっくり追いかけるという手法が成立するのは
差別化できるライターがいてこそであって、ネットランナーなんかは末端ライターがネットの
情報を転載しただけなので、ソースが同じなら早いほうで用を済ませるとなる。
公開されなくなったものが収録されている(アングラなツールでなくともIE5.5とか)という
それなりのメリットも無い訳じゃないが、長いスパンで追えばたまたまそういう事も起こるだけで、
毎号毎号集めておくものじゃないんだよね。価値が出たころには捨てていたりするし。
「ネットに転がっている情報の焼き直し芸」しかなくなった雑誌が滅んでいるだけじゃないの?と。
そして、「広く浅く連載でカバー」という不安定な内容は受けないという事だと思う。
プログラム関係の情報は、
ガチャピンムックなんかで出ていて結構売れてるらしい。「まるごと」なんとかとか、「プロとして恥ずかしくない」なんとかとかね。
だから、内容が時代にあってないというのは、半分正解だけど半分間違っていると思った。
Re:雑誌の定義による (スコア:1)
別にPC雑誌だけの問題じゃなくて滅びるメディア共通の特徴だと思うけど。
プロジェクトXみたいに、面白い技術を探して開発者の取材に行くとかジャーナリストとしての魂を感じさせる仕事ができないんだろうか
根本的に素質の無い人が淡々と仕事をしているだけって感じ
Re:雑誌の定義による (スコア:1, おもしろおかしい)
>差別化できるライターがいてこそであって、
ところが、
「士農工商、エタ、非人、プログラマ、雑誌のライター」
といわれるくらい雑誌のライターって儲からない商売であり、他者と差別化
できるほど実力のあるライターは他の仕事をするようになります。残るのは
差別化する実力のない、コピペ専業ライターばかり。
>「ネットに転がっている情報の焼き直し芸」しかなくなった雑誌が滅んでいるだけじゃないの?と。
とすると今ある雑誌のほとんど全部が「ネットに転がっている情報の焼き直し芸」
ばかりにならざるをえず、雑誌が全滅するのも時間の問題になったというわけです。
PG の下って (スコア:1)
PG の下って .NEET technology の技術者しか居ないと思ってました。
旬を (スコア:2, 興味深い)
水先案内人としての役割が終わったってことでしょう。
WEBの台頭って、それはないだろう。雑誌もニーズ読めてないです。
カスタマイズだけでユーザの要求に応えることは出ません。
アドオンは減らないだろうし、個別開発も必要です。
最近、ITベンダーの中に、「お主できるな」と感心するような人材が少ないです。
カスタマイズ屋を大量生産しているだけで、
プログラムは書けないし(すぐに出来ませんとか言い出す)、
上流工程はまとめられないし、
こんなのばかりで、この先IT業界は大丈夫なんだろうかと思うことしきりです。
Re:旬を (スコア:5, 興味深い)
昔は、コの業界にはバラ色の将来があるように見え、大量の新人があふれてた。
おかげで旬を過ぎてても、入門書や雑誌の需要があった。
ITバブルの崩壊以降、コの業界の実態が一般にバレはじめて新3K職種 [srad.jp]として嫌われだした。
大学での情報系学科は不人気だし、情報処理学会も新規会員の獲得にかなり力をいれている。
この現象はアメリカでも同様 [cnet.com]らしい。
結果として読者数が減ったんだから、雑誌の休刊が相次ぐのは仕方ないかと。
他の建築、物理、電気などの雑誌と同程度まで減少するかもね。
Re:旬を (スコア:2, すばらしい洞察)
ソフトウェア業界は遅れてますからね。
立ち上がりの時期がはるかに遅い、新しい業界なのだから、当然なんですが。
だから他の業界で経験済みの様々なことを、これから経験してゆくのでしょう。
ただ、出来れば他の業界で経験してる“悪い事例”は上手に避けてもらいたいものだ。
Re:旬を (スコア:2, すばらしい洞察)
掲載プログラムが入ったディスクを付録させる事によりプログラムを手入力する機会が無くなり、
ソフトを組む事の取っ掛かりが減ったのだと思います。
見よう見まねでも、解析しながらでも、実際にキーを叩かないとソフトは生まれんのです。
Re:旬を (スコア:5, すばらしい洞察)
Visual Basic や Visual C++ などが出始めた頃ですね。
それまでの雑誌や入門書は、プログラムソースは上から下に
(あるいは下から上に)順に読めば判る、紙媒体でも非常にシンプル
なモノでした。
んでも、イベントドリブンなコードになってからはコードはあっちこっち
に飛ぶし、状態を頭で覚える必要があるしで、とても初心者が読めるものじゃ・・・。
しかも入門書のほとんどがIDEの使い方でページのほとんどを割いてしまっている。
今でも MSのサイトみても「フォームにボタンを貼り付けて、そのOnClickイベントに
以下のコードを貼り付けて・・・」なんて苦しい表現が散見される。
なんか、「ああ、雑誌、入門書の類は終わったな」と思いました。
あれじゃぁ、見よう見まねでどうにかなる敷居が高くなりすぎです。
Re:旬を (スコア:1)
>に飛ぶし、状態を頭で覚える必要があるしで、とても初心者が読めるものじゃ・・・。
>しかも入門書のほとんどがIDEの使い方でページのほとんどを割いてしまっている。
あえて誤解を招きかねない表現を使わせてもらうと、
『最近の若い者』はソースコードを読まずに、IDE任せでサンプルコードを
ペタペタ切り張りすることこそが『プログラミング』だと思っているから、
そういう状況でも平気なのかも。
いや、それが平気な人だけがこの業界に入ってきているのか?
ソースコードを読んでその内容を理解し、Emacs一つで縦横無尽に編集し、
スクリプトやmakeファイルでビルドするのは彼らに言わせれば「老害」なのかもね。
#そう言えば昔は「makeする」って言わなかったっけか?
Re:旬を (スコア:3, おもしろおかしい)
今どきの若い者はGNU Makeしか使わないものだから、“make love”のありがたみを知らない。なっとらん。ワシの若いころは(以下数時間分省略)
> 彼らに言わせれば「老害」なのかもね。
Re:旬を (スコア:1)
Re:旬を (スコア:1)
Re:旬を (スコア:2, 参考になる)
C … 枯れている。組み込み,UNIXなど
C++ … 一品物向け。量産には向かない
VB … VB6.0で打ち止め。まだ使えるけど先行き不安
PHP … CGI以上の小さいWEBアプリ向け
Java … 1.4が安定。それ以降、LISPerが喜びそうな機能ばかり増え続けている感じ
.NET … 2.0が安定。Javaと領域が被る。ASPでPHPを喰えるか?
Perl … Perl5.8が安定。Perl6まだー?
Python,Ruby … 今選択するならこっち?
HSP … 3.1が公開されました :-)
テクニック不要論 (スコア:2, 興味深い)
または、ライブラリのアーキティクチャとかパターンとかを
図表を駆使してビジュアルに紹介して欲しい。
コードをこう書け!みたいなのはWEBでおなかいっぱい。
入門者向けのプログラミング雑誌は必要では (スコア:2, 興味深い)
ある程度、慣れてくればこつをつかんでインターネットで情報を集められるでしょうけど、そうなるまでの間、飽きさせず、興味を持続させる魅力を伝えてくれるようなものは必要だと思います。
例えば話題になった「30日でできる自作OS」みたいな書籍をもとに、今度はそれを改良・発展させる連載記事だとか、読者の投稿(それに対して専門家のアドバイスをつける)だとか、雑誌単発ではなくて、関連する分野も連動した動きをしたらどうでしょうね。
そこから、オープンソースの動きができてきたりすれば、文化的にすごい貢献をすることにもなると思います。
私としては、体系的な情報が欲しいときは書籍、トレンドを知りたいときは雑誌でした。けど、ここ数年、魅力的な雑誌が無くて買ってないなぁ。
Re:入門者向けのプログラミング雑誌は必要では (スコア:3, 興味深い)
> コンピュータに興味を持ち始めて右も左もわからないといったレベルの入門者に向けた雑誌は必要ではないでしょうか。
趣味のコンピュータ(プログラミング)誌って見なくなりましたね
どれもこれも業務ベースというかIT業界ベースというか
ベーマガみたいなノリの雑誌が消えて久しいような
今でもまだ生き残っているものもありますか?
ここ、ほんの5年位を見ても
以前は「コンピュータが好きです」と言って入学してくる学生は
プログラミングくらいは経験のあるものでしたし(そのスキルは別として)
何かを作りたい、コンピュータ自体を勉強したいという希望を持っていました
しかし、最近では「コンピュータが好きです」と言っても
その実を問うてみると、精々ネット使うくらい
コンピュータが一般化し、スキルの平均値が下がっただけ
……かと思いきや、MP3の作り方やらWinnyの使い方やらプロキシの使い方やら
そういった方面にはやけに詳しかったりします
愚考するに、コンピュータ好きの少年が更なる知識を求めて買う雑誌が
以前はプログラミングやら何やら、真っ当な雑誌だったのでしょうが
今では、ビジネス臭のするものを避けると、悪用厳禁ぶっこぬきと言った類ばかり
後進が育たないのもしょうがない気もします
以下余談
思春期に中二病に罹るのはしょうがないので、逆にソレを利用して
「スゲーイージャン、CSSでStrictでCoolなWebデザイン」
「ダサい大人が作ったソフトなんか使いたくない、自分で作ろうプログラミング講座」
「スーパーハッカーになる、パケット解析TCP/IP講座」
とか、そういう方向で釣れないかな(笑)
PCも完成されてきたので (スコア:2, 興味深い)
1980年代のパソコンは、今からすると完成度か低くて、メモリーを足したり、ハードディスクをつけたりしないと実用的に使えませんでした。また、仕組みが公開されていたので、独自のハードも作りやすかったですよね。プログラミングも、PC-98付属のN88-Basicはアーキテクチャが単純で、サンプルを打ち込みながら、プログラムに親しむことができましたよね(そういえばハードをいじくるのも命令が準備されていたなぁ)。
昔のパソコンは、システムを拡張することが前提で、ホビーの対象になり得ましたけど、今のパソコンは、OAソフトも、画像編集も、さらにはビデオ編集も、だいたいこなせるし、いってみれば家電製品の一つです。そういう環境を当たり前だと思ってしまうと、地味にプログラミングなりハードウェア制作なんてのに興味を持つの人は少ないですよねぇ。
ドラマ『のだめ』のヒットで音楽教室に来る生徒が増えたらしいので、プログラマが主役のドラマをはやらせるとかだめかしら。そういえば昔NHKで「マイコン大作戦」というのがありましたよね。(^^)
なんとなく現象的にパソコンも写真も似ているような気がします。
ズームレンズが一般化して、αが登場したことで、一眼レフの敷居が低くなり、それまで一眼レフを使っていなかった層にまでユーザーが広がりましたが、写真をホビーとしてのめり込む若い世代が激減しました。今では写真を趣味にしている人の平均年齢は、かなり高いです。景勝地で本格的なカメラ・システムを使っているのは、たいてい高齢者の方です。若い世代はコンパクト・デジカメか携帯のカメラで撮影というのが一般的です。
高校の写真部でも最近ではコンパクト・デジカメという人が多いようですし、このまま行けば写真をホビーとしてとらえる人口は激減するでしょうね。
印象ですが、ホビーとして成立するためには、ちょっとした不便さがあって、それをスキルで乗り越えられる、システムとして発展させる奥行きがあるということが必要ではないでしょうか。
Re:PCも完成されてきたので (スコア:3, おもしろおかしい)
せいぜいこんなふうに書かれて [livedoor.jp]笑い話になるのが関の山では。
他にこんな話 [cybozu.co.jp]もある。
寝床で読めるのが必要 (スコア:1, 参考になる)
仕事とは関係ない面白そうな技術を解説した記事は横になって読みたい。
最近読んでいるのはデジタル信号処理。読んでいると眠くなってきてちょうどよい。
Re:寝床で読めるのが必要 (スコア:3, 興味深い)
最近はバックナンバーのPDFが詰まった電子媒体を定期的にリリースしてる所ものも多くなってきたし、記事の内容だけに着目すれるなら(どうせ速報性ではWeb媒体にかなわないから)毎月買わなくても……ってのもあるけど、やっぱり前述の理由でついつい買ってしまいます。
#それに、貧乏性でモノがすれてない体質の私でも、電子媒体版がリリースされるものは紙媒体のほうの処分の踏ん切りがつけやすいと感じていて、買った後に発生するデメリットはそこで解消される感があります。
--ジジイのひとりごと--
ワクテカしながら、紙がボロボロになるまで記事やソースコード、広告さえも熱心に眺めていた、まだナイコン族だった頃。
雑誌そのものが、なんかあこがれ対象でもあった気がするなぁ。
Re:寝床で読めるのが必要 (スコア:1, おもしろおかしい)
ひどい (スコア:1)
>電子ペーパーとかで
それで、読んだ後は...?
ひどい。しかも痛そう。
いつ消えるかわからない (スコア:1)
Re:開発などの下流作業は外国へ (スコア:5, すばらしい洞察)
開発の現状を知らずに立てた企画や製品は、いずれ魅力を失ってゆくでしょう。
そして何が残るのか?
Re:開発などの下流作業は外国へ (スコア:1, おもしろおかしい)
これはとてもよい携帯電話ですね
Re:開発などの下流作業は外国へ (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:開発などの下流作業は外国へ (スコア:1)
# 前のコメントは「国内vs海外」じゃなくて「外注vs自社」の話。
Re:開発などの下流作業は外国へ (スコア:1, すばらしい洞察)
#人員が足りないときは、上流SEがハックしてたりしますけど。
Re:開発などの下流作業は外国へ (スコア:2, 興味深い)
# ハックしようという気概すら感じないな。
## まぁ、俺の周囲に居ないだけだと思いたいが。
Re:開発などの下流作業は外国へ (スコア:1)
それに海外発注って、日本国内で顔つき合わせてたって意思のすれ違いが発生するのに・・・
インドに発注して炎上しているプロジェクトを知っているがID。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:内容の問題では? (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:内容の問題では? (スコア:1)
雑誌の場合、特集はターゲットを広くするため、どうしても広く浅くになりやすい。それをカバーするのが連載やコラム、といった企画物なんだけど、逆を返せば特集だけ読んでいるならWebで十分っちゃ十分なんだよね。
自分はPC雑誌を昔から愛読してるけど、今でも数は少なくなったとはいえ定期購読してますよ。Webだとどうしても自分の好きな情報ばかりを読んじゃうけど、興味ない分野の見出しだけでも目を通しておけば気になったときに読み返したりWebで探せるし。逆に特集は読み飛ばしちゃうことも多いけど・・・。
まぁ、いまの若い人はもともと雑誌(というか活字)を読む習慣がないのかも知れないし、年寄りはどんどん引退してこれまた雑誌を読まなくなるだろうから、その意味では雑誌が困窮するのは当然っちゃ当然なんだけどなー。
Re:SOAやSaaSで浮かれているようじゃだめだ (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:正直、ほとんどいらない (スコア:1)
そんなもん対象読者が狭くて雑誌としては売りにくい。
「濃い」内容に関しては適当な嘘を書くライターたちよりも、
製作者や、オフィシャルの仕様書、解説書といった、
なるべく一次に近い情報源にあたったほうがマシ。
といいながら、一次に近い情報源でも
書いてないバグがあったり、仕様書の分量が半端じゃなかったりするから、
そういう「濃い」記事もあると助かると感じるヘタレな自分。
士農工商、エタ、非人、プログラマ、雑誌のライター。orz (スコア:4, 興味深い)
言っちゃ何だけど、この手のジャンルで記事を書いてるとメシが食えないんですよ。
マジで。それこそプログラマ以上に。
だからまともな記事を書く人は、ライターを続けられないと思います。
#絶対AC。
書籍は販売部数下がってますから (スコア:1, 興味深い)
本の売れる冊数が減っているので、印税収入があてにできない状況です。
専業ライターなんて、名前で仕事のできるごく一部の人だけでしょう。
ライターやりたいなら他分野へ、PC関連の仕事をやりたいなら他業種へどうぞ。
また、PC関係の雑誌は、数が激減しているので、
雑誌のライターさんは、廃業するか、Webで単価の低い仕事を詰め込むか、
他分野に行ってますね。
Re:人間としてつまらない書き手が多いような。 (スコア:1, おもしろおかしい)
とかいう記事もいまひとつ信用しきれないような気がする。
Re:人間としてつまらない書き手が多いような。 (スコア:1)
立ち読みで。
--- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
Re:人間としてつまらない書き手が多いような。 (スコア:1)
「Winnyの技術 [amazon.co.jp]」
はウチの本棚にちゃんと収まっているな。
発禁になる恐れもあったから、その前にちゃんと購入しておいた。
こういう良質な原稿を書くプログラマーがいなくなっていくと、
そりゃあ雑誌も書籍も廃れていくのは当然では。
Re:WEBと雑誌の違い (スコア:4, すばらしい洞察)
ひょっとしたら昔はそうだったかもしれないが、今だと雑誌記事も
かなりノイズが酷いよ。私が雑誌を買わなくなったのも、それが理由の一つ。
厳選された良質の記事がまとまっていれば購読しつづけていたかも
しれない。しかし良質の記事を書くには良質なライターが必要で、
良質なライターを集めるには原稿料も上げなければならない。
原稿料を上げるにはより多くの部数を販売する+一冊当たりの単価を
上げる必要が出る。
さて、良質の記事が詰まった雑誌が一冊3千~5千円で、一体どれだけの
プログラマーが定期購読してくれるだろうか?新3K職場の最底辺のプロ
グラマー相手の商売で、値段を釣り上げた時点で販売部数の激減は目に見えて
いる。実際に同僚を見ても、5千円の専門書を自腹を切って購入する人は、
ごく一握りだ。そんな専門書を毎月のように何冊も購入している人となると
職場に一人いるかいないかになる。おそらくこれは日本のどこを見ても大差
ないのではなかろうか。だから良質の記事が厳選された雑誌というものは、
日本では商売が成立しない。
これからは、良質な記事を求めて原書を英語で読む時代かな。そんなことを
する人はほとんどいないから、まともなプログラマは今後ますます減ることに
なりそうだ。
Re:WEBと雑誌の違い (スコア:1)
書籍にもエラーはありますが・・
まして雑誌の編集締め切りが短い代物では、ノイズというかエラーは沢山あるものとして読み込んでいくのが読者の姿勢というものでしょう。
従来から雑誌は正確さよりも新しさが命みたいなところがあったと思いますが、近年では紙の情報は陳腐化してしまってから流通する傾向にあって・・・
雑誌を手にしてみる頃には新しさよりもエラーの量が目立つように思えてくるような気がします。
Webは新鮮さ優先で、雑誌よりもなお更に編集締め切りが短い代物とかで、見逃されるエラーもさらに多くなっている傾向っていうのは、やっぱしあるのかしら?
大槻昌弥(♀) http://www.ne.jp/asahi/pursuits/ootsuki/
Re:変な癖のあるやつが増えてきた (スコア:3, 興味深い)
これは同感ですね。
Webでも雑誌でも、まるで誰かの書いたコードを理屈も分からずツギハギに
コピペして変数名だけを変更したかのような、妙なコードが散見されます。
そう、まるで数十年前のB級映画を録画したビデオテープを何度も何度もコピー
したかのように、当初とは比べ物にならないほど品質が劣化しているのです。
そういうこともあって、最近はWebの情報は鵜呑みにせず、洋書を参考に
することが増えてきました。
>誰が書いたものを参考にしているのかと、いく人かに尋ねたところ、結城浩という人の冊子を参考にしているようです。
結城氏の著書はまだマシな方です。世の中にはもっと怪しげな書籍が乱立してます。
しかもこういう怪しげな書籍の方が素人から高い評価を得るから達が悪い。
いずれにせよ、こういった本のサンプルコードは文字通り「サンプル」であり、
「手本」ではありません。小学生のお習字のように「手本を丸写しにする」ことは
初心者の学習法としては良い方法ですが、残念ながらプログラミングにおいて
「サンプルの丸写し」は間違った学習法なのです。
Re:変な癖のあるやつが増えてきた (スコア:1)
月刊の雑誌が「自分が普段接しない情報を発見する機会」というのもどうかな〜。私が毎日巡回するサイトではサイト内でプロモーションが行われていますし、知らない世界に触れる機会は十分にあります。
http://codezine.jp/ なんてサイトがあります。「開発者のための実装系Webマガジン」というテーマなんですがが、ユーザー(現場)のノウハウを投稿してもらってそれが記事になるサイトです。(確か記事のまとめ本も出ていたような。。。)
こんなのが紙媒体で世に送り出せたらおもしろいんじゃないですかね。
Re:「雑誌ならでは」の可能性 (スコア:1)
>入門書レベルから即そこに行くにはある種のセンスがいるし、
実用云々はおいとくとして、その程度はセンス云々が関係ない入門レベルだと思っていたのですが……
Re:「雑誌ならでは」の可能性 (スコア:1, 興味深い)
>入門書レベルから即そこに行くにはある種のセンスがいるし、
こういった状況に対して出されている現状解は
「XX逆引き大全500の極意」とか「XXXのための500のTIPS」
のようなもんです。
でも、こんなものいくら読んだって応用が効くとは思えません。
応用できる知識とは、具体例から抽象化されたメタな知識です。
困ったときにgoogle検索や、「500の極意」の目次を探して答えを見つけて解決しても
解決できるのは、その問題だけになってしまいます。
切羽詰っている場合、問題解決の原理や道筋を得る事よりも
直面する特定の問題のインスタンスをすばやく解決したいからです。
またこういったHowTo本は、そのようなニーズを持った人を想定して
書いているからです。
先に書いたことと矛盾するかもしれませんが、
「500の極意」を時間があるときに熟読玩味し
そのエッセンスがつかめれば、使える知識になるのかも知れません。
ただ、そういう使い方する人は少ないでしょうね。
(本の著者が分かってい書いている 且つ 読者にそれを読み解く能力がある)場合に限る。
Re:雑誌以前 (スコア:1)
まるでCOBOLのようなCのプログラムとか、まるでFORTRANのようなCのプログラムとかを
見たことあります。
そういったプログラムは、
COBOLの「情報」とかFORTRANの「情報」とかを知らないと、理解できなかったです。
# 何で変数が全部グローバルなんだ、とか、
# 何で引数がすべてポインタ渡しなんだ、とか