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15785582 story
Chrome

uBlock Origin の試験的な Manifest V3 対応版「uBO Minus」 41

ストーリー by headless
対応 部門より
uBlock Origin を開発する Raymond Hill (gorhill) 氏が 7 日、試験的バージョン「uBO Minus (MV3)」のソースコードを GitHub の uBlock リポジトリに追加した (コミットメッセージThe Register の記事)。

uBO Minus は Chrome 拡張機能プラットフォームの Manifest V3 (MV3) に従い、ブロッキングに declarativeNetRequest (DNR) API のみを使用するバージョンだ。これにより、幅広いデータの読み取り / 変更パーミッションが不要になるためインストール時の警告は表示されなくなるが、コスメティックフィルターやスクリプトレットの挿入、リダイレクトルールなどが使用できなくなる。これにより、「Minus」の名前の通り機能低下する結果となる。

Google はコンテンツブロッカーの動作を制限するとの批判を受けながら Manifest V2 (MV2) の終息計画を進めており、2023 年 1 月にはエンタープライズポリシーで有効化しない限り MV2 拡張機能は使用できなくなる。Hill 氏は MV2 バージョンの代わりに MV3 バージョンを使用するべき理由は少ないと主張するものの、MV2 バージョンを選択できるのはあと数か月だ。現在のところ Chrome ウェブストアで MV3 使用をうたう広告ブロッカーは AdGuard の試験的バージョン「AdGuard Browser Extension v3」が公開されているのみだが、どうなるだろうか。

一方、Mozilla は Firefox で DNR を実装しつつ従来の webRequest によるブロッキングサポートも開発者のニーズを満たすソリューションが見つかるまで継続する計画を示している。Brave も引き続き MV2 拡張機能をサポートする計画だが、引き続き MV2 拡張機能を入手可能にするためには Chrome ウェブストアを使い続けることはできず、独自の拡張機能ストア開設が必要となる可能性もある。
15785518 story
お金

オープンソースにおける「コモンズの悲劇」を避けるためというライセンス変更 53

ストーリー by headless
変更 部門より
Lightbend は 7 日、同時実行・分散アプリケーション開発向けツールキット Akka のライセンスを Business Source License(BSL)1.1 に変更すると発表した (Lightbend のブログ記事ライセンス FAQThe Register の記事)。

MariaDB が策定した BSL は時限付きオープンソースライセンスで、設定した期間内はソースコードを提供しつつ商用利用を制限し、その後はオープンソースライセンスに移行する。Akka の場合はリリースから 3 年間は自由に非プロダクション利用を認める一方で限定的にプロダクション利用を認め、4 年目以降は Apache License Version 2.0 で利用可能になる。

Lightbend ではライセンス変更の理由として、多数がオープンソースに貢献することなく利用するオープンソースにおける「コモンズの悲劇」を避け、Akka を持続可能なオープンソースにすることを挙げている。Akka を最初に開発したときに選んだ Apache 2.0 ライセンスは小規模なプロジェクトに適しているが、大規模で世界的なプロジェクトに成長した現在はそぐわないものになっているという。

今後は Akka をプロダクション利用する場合に商用ライセンスが必要となるが、年間売上高 2,500 万ドル未満の企業には無料で商用ライセンスを提供する。スタートアップでの Akka 導入を容易にすることで、引き続きイノベーションを促進できると考えているとのことだ。
15782084 story
GNU is Not Unix

RMS、GNU C 言語リファレンスマニュアルをアナウンス 90

ストーリー by nagazou
マニュアル 部門より
headless 曰く、

RMS こと Richard M. Stallman 氏が 6 日、「GNU C Language Intro and Reference Manual」のリリースをアナウンスした (メーリングリストでのアナウンスPhoronix の記事Git リポジトリ)。

マニュアルは GNU Compiler Collection (GCC) とともに使用する C 言語を解説したもので、この C 言語の方言を GNU C と呼ぶ。既に C 言語を知っている場合は GNU C のリファレンスマニュアルとなり、プログラミングの基本を理解しているが C 言語を知らない場合は C 言語の学習に使用できるとのこと。

一方、プログラミング初心者に対しては C 言語から始めるのではなく、自動ガーベージコレクションを備え、明示的なポインターをサポートしない Lisp や Scheme、Python、Java などの言語から始めることを推奨している。

15778557 story
インターネット

WebKit、ソースコード管理を GitHub に移行 86

ストーリー by headless
移行 部門より
WebKit プロジェクトは 8 月 31 日、ソースコード管理の GitHub への移行を発表した (WebKit のブログ記事The Register の記事GitHub — WebKit/WebKit)。

プロジェクトではこれまで使用していた Subversion (svn) ツリーを 6 月 23 日に凍結し、GitHub への移行を進めていたという。svn から git への変更理由として、git が複数の開発者だけでなく複数の組織による共同作業に向いていることや、ブランチ間の移動やリバートが容易なことのほか、新しい貢献者の多くが git-svn ミラーを通じた作業を好むことなどを挙げている。また、プロジェクトでは全世界の開発者から貢献やフィードバックを受けることを希望しており、非常に大きな開発者コミュニティを持つ GitHub が最適とのことだ。
15777919 story
Google

Google Play、アプリ内課金システムを選択可能なパイロットプログラムを日本などに拡大 4

ストーリー by headless
拡大 部門より
Google Play では 9 月 1 日から、アプリ内でユーザーが支払いを行う際に Google Play 以外の課金システムを選択可能にするパイロットプログラム対象地域を日本などに拡大した (Play Console ヘルプの記事9to5Google の記事Ars Technica の記事The Verge の記事)。

Google Play 以外の課金システムは日本のほか、欧州経済域 (EEA) とオーストラリア、インド、インドネシアの非ゲームアプリユーザーのみが選択可能で、利用には開発者による申告が必要となる。パイロットプログラムに参加した開発者は引き続き Google Play の手数料を支払う必要があり、Google Play 以外の課金システムをユーザーが選択した場合は 4 % 引きになる。たとえば Google Play の課金システム利用時の手数料率が 15 % の場合、他の課金システムを使用しても 11 % の手数料を Google に支払うことになる。
15776309 story
インターネット

JPCERT/CC、2019年1月からのフィッシングサイトのURLを公開 22

ストーリー by nagazou
フィルタリングツールとかに需要ありそう 部門より
JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は31日、2019年1月から2022年6月までの間に確認したフィッシングサイトのURLデータを公開した(JPCERT/CCリリースSecurity NEXTTECH+GitHub)。

同センターによれば、2021年度の「フィッシングサイトの傾向と利用されたドメインについて」の記事を公開した後にフィッシングサイト情報を提供して欲しいという要望が多く出たことから具体的なフィッシングサイトのURLデータを公開することになったとしている。データはGitHubレポジトリを通じて公開される。月ごとにCSVデータにまとめられており、確認された日付、フィッシングサイトURL、騙られているブランド名で構成されている。内容に関しては随時更新する予定だとしている。
15775185 story
プログラミング

Java 19搭載予定の新機能「Virtual Thread(仮想スレッド)」 49

ストーリー by nagazou
NEW 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Javaで仮想スレッドなるものが登場。
並行並列プログラミングがやりやすくなるのだろうか。

gihyo.jpに「Java 19の注目新機能Virtual Threadについて」と題する記事が掲載されている。TechFeed Conference 2022のMicrosoftの寺田佳央氏の講演をもとにした内容となっている(gihyo.jpJava 19 の注目新機能 Virtual Thread について)。

9月にリリース予定のJava 19では「Virtual Thread(仮想スレッド)」という機能が新たに追加され、大量の処理で負荷のかかるようなアプリケーションや並列処理などで効果を発揮するとしている。記事によるとJavaの仮想スレッドを利用することにより、Javaのバーチャルマシンの中でスレッドを作成したり管理できるようになり、ネイティブスレッドに比べて少ないメモリで高速にスレッドを作成することができるとしている。

15774128 story
データベース

国民生活センター「消費者トラブルメール箱」での情報受付を終了 23

ストーリー by nagazou
逆行 部門より
国民生活センターが2002年4月に開設した情報収集コーナー「消費者トラブルメール箱」が、今年の7月31日で運用停止されていたことが分かった。国民生活センターは消費生活に関する相談に関しては、消費者ホットライン(188)もしくは直接消費生活センターに相談するよう求めている(WEBニッポン消費者新聞)。

WEBニッポン消費者新聞によれば、同コーナーに寄せられた2021年度情報件数は1万1682件で、1日当たり平均約32件ほどの情報がここに寄せられていたという。しかし、国民生活センター側がWebサイトの基幹システムを8月に刷新、トラブルメール箱のサービスは引き継げなかったとしている。同センターでは現在、別の形で何かできないか検討しているという。

pongchang 曰く、

電話は聞き流せるが、書き込みは文書の収受に当たり公文書管理が必要になるという後ろ向きの理由があるなら困るな。役所のDXってそんな感じ。

15771119 story
Windows

Microsoft Store、検索結果に表示するアプリの広告をテスト開始 51

ストーリー by headless
広告 部門より
Microsoft は 24 日、Windows 11 Insider Preview ビルド 25188 を Dev チャネルで提供開始するとともに、Microsoft Store Ads のテスト開始を発表した (Windows Insider Blog の記事Neowin の記事Softpedia の記事)。

5 月に概要が発表された Microsoft Store Ads は Microsoft Store での検索結果に関連するアプリの広告を表示するというもので、既に Apple や Google がアプリストアで表示しているタイプの広告だ。広告であることはバッジにより明示され、Microsoft Store で公開されているコンテンツの開発者のみが出稿できる。現在はパイロットプログラムの参加登録を受け付けている段階だ。

なお、ビルド 25188 では既定のターミナルアプリが「ターミナル (Windows Terminal)」に変更されている。ターミナルアプリの規定値は「設定」の「プライバシーとセキュリティ→ 開発者向け → ターミナル」で変更可能だ。なお、手元の環境では「Windows に決定を許可する」が選択されており、当初はコマンドプロンプトが既定のターミナルアプリとして実行されていたが、その後ターミナルが実行されるようになった。
15769287 story
プログラミング

開発から 45 年、プログラミング言語 AWK に Unicode サポートが追加 70

ストーリー by nagazou
開発者生活45年 部門より
headless 曰く、

プログラミング言語 AWK が最初に開発された 1977 年から 45 年後の2022年、Brian Kernighan 氏により Unicode サポートが追加されたそうだ (README.unicodeThe Register の記事Ars Technica の記事Computerphile 動画)。

Kernighan 氏は AWK (Aho Weinberger Kernighan) の「K」の由来でもあるオリジナル開発者で、80 歳になる。GitHub の「The One True Awk」リポジトリに Unicode サポートがコミットされたのは 6 月 1 日だったが、先週 Kernighan 氏が YouTube の Computerphile に出演するまで注目されずにいたようだ。Kernighan 氏によれば、AWK が Unicode をサポートしていないことを長らく残念に思っていたという。そのため、数か月前にまとまった時間を取り、UTF-8 を処理できるようにしたとのこと。このコミットはメインテナーの Arnold Robbins 氏の助けを借りて実行したが、Kernighan 氏は git を理解して自分でプルリクエストも実行したいと述べている。

15769280 story
アニメ・マンガ

日本で制作されたアニメ約1万5000作品のデータベースが完成 33

ストーリー by nagazou
重い 部門より
日本国内で制作されたアニメ、約1万5000作品の公開時期やスタッフなどのデータをまとめたデータベースが「アニメ大全」が完成、8月25日から一般公開されている。作品名検索に加え、年代、五十音、キーワードなどの検索機能を備えるとしているが、25日時点では閲覧できないほどアクセスが重い状態が続いている(NHKMANTANWEBコミックナタリー)。

一般社団法人日本動画協会が日本のアニメ100周年記念企画の成果として制作したもので、2021年10月22日のアニメの日に関係者などへ試験的に公開されていたそうだ。その後、機能・動作確認、改修・更新などを経て一般公開されることになったという。日本のアニメのデータはこれまで網羅的にまとめられておらず、時間経過で情報が喪失するケースも少なくないことから作成したのだとしている。
15765104 story
プログラミング

Denoが3カ月以内にnpmパッケージへ対応と発表 4

ストーリー by nagazou
対応 部門より
オープンソースのランタイムおよびフレームワーク「Deno」を開発するDeno Landは15日、Denoのnpm(Node Package Manager)パッケージへの対応や高速化などの新たな取り組みを発表した。この発表では、npmへの対応、最速のJavaScriptランタイムを目指す、企業向けサポートという大きな方向性が示されている(Denoの発表Publickey)。

Denoは、Node.jsを開発したライアン・ダール氏らが中心となって開発されたものだが、サーバサイドのJavaScript/TypeScriptを新たに開発する意図からnpmには対応してこなかつた。しかし需要などを鑑みて方針転化を図った模様。今後3カ月以内にnpmパッケージをDenoで動作できるようにしたい考えだという。

あるAnonymous Coward 曰く、

TypeScriptが直で動くしnodeからいろいろ改善されてるDenoいいよな~、でもnpmが使えないのがなぁ~
なんて感じの人は結構多いんじゃないかな?(私はそれ)
実現すればサーバサイドJS界の中でけっこーシェア伸ばしそうな気がする。

15764573 story
ロボット

イーロン・マスク愛用ボット判定ツール開発者曰く、判定はユーザーの匙加減次第 15

ストーリー by headless
加減 部門より
イーロン・マスク氏はボット判定ツール Botometer のデータを根拠に Twitter で活動するアカウントの 33 % が偽アカウントやスパムアカウントだと主張しているが、Botometer を開発したインディアナ大学の楊凱程氏によるとその数字に意味はないのだという (BBC News の記事Ars Technica の記事)。

Botometer は投稿内容や投稿パターンなどからアカウントのボットらしさを 5 点満点で判定する。0 点であればボットの可能性が非常に低く、5 点であれば非常に高いことを示すが、ボットの比率を推定するにはスコアの閾値を決める必要がある。マスク氏は Twitter を反訴した裁判所文書で閾値を示しておらず、ボットの比率はマスク氏の匙加減次第で自由に変更できる。そのため閾値を示さない限り、ボットの比率に意味はないとのことだ。
15764142 story
Android

Windows 11 Insider Preview、日本でAndroidアプリサポートが利用可能に 65

ストーリー by headless
提供 部門より
Microsoft は 18 日、Windows 11 の Android アプリサポートを日本の Windows Insider に拡大した (Windows Insider Blog の記事Neowin の記事The Register の記事On MSFT の記事)。

Windows 11 の Android アプリサポートはこれまで米国のみで提供されており、5 月に日本を含む計 5 か国への拡大計画が発表されていたが、実際に提供が始まったのは日本が初となる。これにより、Windows Subsystem for Android (WSA) のシステム要件を満たす Windows 11 Insider Preview デバイスであれば、日本でも Amazon Appstore で Android アプリを入手・実行できるようになる。

Amazon Appstore は Microsoft Store から入手でき、同時に WSA もインストールされる。Release Preview チャネルでも利用できるが、Windows 11 はバージョン 22H2 (ビルド 22621) 以降が必要だ。また、Microsoft Store はバージョン 22206.1401.6 以降に更新する必要がある。Amazon Appstore で入手可能なアプリは少ないが、Android アプリを容易に実行できるようになる。
15760670 story
Android

Android 13 正式リリース 38

ストーリー by nagazou
リリース 部門より
headless 曰く、

Google は 15 日、Android OS の最新メジャーバージョンとなる Android 13 を正式にリリースした (The Keyword の記事Android Developers Blog の記事Android Police の記事9to5Google の記事)。

Android 13 は対応 Pixel デバイスへのロールアウトが始まっており、システムイメージも入手可能だ。現在ベータプログラムに参加しているデバイスでは今後もベータ版のアップデートが提供され続けることになるため、ベータ版を受け取りたくない場合はベータプログラムサイトでオプトアウトする必要がある。他社のデバイスでも年内に Android 13 の提供が始まるとみられる。

ソースコードは Android オープンソース プロジェクト (AOSP) で公開されている。ブログ記事では GSI イメージや Android Emulator 用のシステムイメージも正式版に更新されたと説明されているが、GSI イメージBeta 4 のままであり、Android Emulator 用のイメージは SDK マネージャーで Android Emulator を更新しても、Android Studio 自体を更新しても Beta 4 のままだった。

なお、Google では Android 「13」をラッキーナンバーとして、以下のように 13 の新機能を取り上げている。

  1. 非 Google 製アプリでの壁紙と配色に合わせたカスタマイズ
  2. アプリごとの言語設定
  3. 再生内容に合わせて変化するメディアプレイヤーの外観
  4. 就寝モードに連動した画面表示オプションの切り替え
  5. 特定の写真や動画に限定したアクセス許可
  6. クリップボードからのセンシティブデータ自動削除
  7. ユーザーが許可したアプリのみ通知を表示可能
  8. ヘッドトラッキング対応ヘッドフォンでより没入的な空間オーディオ再生
  9. メッセージングアプリから Chromebook へのストリーミング
  10. Bluetooth LE Audio 対応
  11. スマートフォンとタブレット間でのコピー&ペースト
  12. 大画面デバイスでのマルチタスクを容易にするタスクバー
  13. タブレットで手の平とスタイラスペンを区別

スラドの皆さんは Android 13 で気になる機能が何かあるだろうか。

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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