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オープンソースにおける「コモンズの悲劇」を避けるためというライセンス変更 53

ストーリー by headless
変更 部門より
Lightbend は 7 日、同時実行・分散アプリケーション開発向けツールキット Akka のライセンスを Business Source License(BSL)1.1 に変更すると発表した (Lightbend のブログ記事ライセンス FAQThe Register の記事)。

MariaDB が策定した BSL は時限付きオープンソースライセンスで、設定した期間内はソースコードを提供しつつ商用利用を制限し、その後はオープンソースライセンスに移行する。Akka の場合はリリースから 3 年間は自由に非プロダクション利用を認める一方で限定的にプロダクション利用を認め、4 年目以降は Apache License Version 2.0 で利用可能になる。

Lightbend ではライセンス変更の理由として、多数がオープンソースに貢献することなく利用するオープンソースにおける「コモンズの悲劇」を避け、Akka を持続可能なオープンソースにすることを挙げている。Akka を最初に開発したときに選んだ Apache 2.0 ライセンスは小規模なプロジェクトに適しているが、大規模で世界的なプロジェクトに成長した現在はそぐわないものになっているという。

今後は Akka をプロダクション利用する場合に商用ライセンスが必要となるが、年間売上高 2,500 万ドル未満の企業には無料で商用ライセンスを提供する。スタートアップでの Akka 導入を容易にすることで、引き続きイノベーションを促進できると考えているとのことだ。
  • by Anonymous Coward on 2022年09月10日 18時16分 (#4323669)

    Productionにはa commercial licenseがいると言っているように見える。
    これが商用利用の制限となるのはどうして?
    a commercial licenseってのはなんだろう? そっちに書いてあるんだと思うんだが。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      どうしても何も、BSLを適用したソフトの商用利用に別のライセンスがいるというのは、BSL単体では商用利用を許可しない、制限しているってことでしょ。

      • by Anonymous Coward

        Productionは商用利用という意味だということですね。

        • by Anonymous Coward on 2022年09月10日 19時43分 (#4323730)

          「BSLなソフトを組み込んだものを誰かに製品(Product)として提供する場合は、商用ライセンスが必要」でしょ。
          自分で利用するか、他者に提供するのかで許諾条件が違う。

          • by Anonymous Coward

            他者に提供するのを商用利用といってるわけですね。

            • by Anonymous Coward

              違うと思う。prototypingやevaluationでないものはproductionだろ。いわゆる”本番環境”で使うならお金ちょーだいということ。

              • by Anonymous Coward

                本音はそうかもしれないけど、作ったとこが自分で使用する場合は「どういうものが本番なのか」の定義が難しいので「外部へ提供する場合」をProducttionとしていると思う。

    • by Anonymous Coward

      そこの "a commercial license" は「商用利用の許諾」の意味。
      商用利用を制限するのではなくて、商用利用するなら契約してお金払ってね、ということ。

      • by Anonymous Coward

        別途商用利用の許諾を得たら利用できるのはわざわざパブリックライセンス内に明記しなくても当然だけどね

    • by Anonymous Coward

      書いてあると思うなら読めば

  • by Anonymous Coward on 2022年09月10日 20時34分 (#4323768)

    「企業によるパトロンあり」とか「自社エコシステムを広めるための無償公開」みたいな、マネタイズが計算されたオープンソース以外、成り立たなくなってきたのを、いい加減、オープンソース推進者は認めるべき。

    フリーソフトウェアなんてのは理想ではあっても現実的ではなくなりつつある。

    それはそれとして、

    リリースから 3 年間は自由に非プロダクション利用を認める一方で限定的にプロダクション利用を認め、4 年目以降は Apache License Version 2.0 で利用可能になる。

    3年前のバージョンを使うユーザーが増えた挙句、脆弱性が見つかって右往左往する事態になりそうw

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2022年09月10日 22時07分 (#4323819)

      長年の根っからのオープンソース推進者です。

      マネタイズが計算されたOSSプロジェクトでなければ継続しないのは今に始まったことじゃないです。それでも、そういうOSSプロジェクトは多くなったし、プロジェクトが継続しなかったとしてもソースコードは残って後からいつでも使えるので、ソフトウェア開発者視点ではかなり理想的な世界が広まったと思います。

      以前はどんな些細なツールでも、有償だと、マネージャー・事務・財務の手続きと承認が必要でした。でも、今は大抵のものはオープンソース実装が手に入るので、とりあえずオープンソースのもの使うことで、そういう事務的な煩わしさから解放されただけでなく、日々起こる課題に対して素早く成果を上げることができるようになり、生産性が向上したと思います。

      あと、オープンソースが広まったことで、開発コストがすでに回収されている or 回収される見込みの自社開発のソフトウェアについては、オープンソース化がしやすくなりました。将来的にマネタイズする気も見込みもないソフトウェアについては、そうするのが社会全体のためになると信じています。

      • by Anonymous Coward

        で、深刻な脆弱性がみつかったものの誰もメンテしてくれず右往左往する人々が生まれる、と。

        • Re:単純に (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2022年09月11日 0時46分 (#4323874)

          オープンソースかどうかに関係なく、メンテされなかったり開発が止まるソフトウェアなんていっぱいあるけどな。

        • by Anonymous Coward

          あとは作者が破壊 [gigazine.net]してそれに気づかなかったらダメージ食らうと。
          オープンソースは作者の好意の上に立っているというのを忘れてはいけない。クレクレ厨は滅ぶべき。

        • by Anonymous Coward

          で、深刻な脆弱性がみつかったものの誰もメンテしてくれず右往左往する人々が生まれる、と。

          オープンソースにするだけでそんな人々を相手にしなくてすむんだから万々歳だよね。

          • by Anonymous Coward
            • by Anonymous Coward

              いやそれ相手せずに済んでるじゃん。

            • by Anonymous Coward

              ちなみに(作者の)Stenberg氏はすぐさま「サポート契約を結んでいただければ、喜んですべて速やかにお答えしますよ」と返したそうです。

              これで終わりじゃないの?

              • by Anonymous Coward

                まあ、cURLみたいに明らか無理筋なのはアレだけど、
                大抵その後「そんなことは問いてない、タダでやれボケ」に続くまでが様式美。

                少なくとも日本の場合、契約によって損害賠償請求権を完全に制限(回避)することができないので、
                そこら辺は考えて動く必要はありそうやね。

              • by Anonymous Coward

                そんなモノ受け取って返答するという余計な事やらされてる時点でマイナスです

              • by Anonymous Coward

                終わりじゃないと思うよ。その手のメールがバンバンくる。

              • by Anonymous Coward

                少なくとも日本の場合、契約によって損害賠償請求権を完全に制限(回避)することができないので、
                そこら辺は考えて動く必要はありそうやね。

                それは OSS であろうがなかろうが同じなのでは。

              • by Anonymous Coward

                「永代供養の契約を結ばれていないから」
                と、放っておかられるお墓。
                一般なら、対応せずで仕方ないかも。

              • by Anonymous Coward

                続いても無視すればいいだけじゃないかな。
                無保証という条件を了承して使ってたけど保証しろって話でしょ。

              • by Anonymous Coward

                そんなモノ受け取って返答するという余計な事やらされてる時点でマイナスです

                そのときの気分で返答してもいいし返答しなくてもいいんだけど
                Stenberg さんは相手を小馬鹿にするために返答してるだけで別に余計な事をやらされてるわけじゃないよ。

              • by Anonymous Coward

                メールボックスのスパムメール処分したりスパムフィルタ作る手間もばかにならないけど。

              • by Anonymous Coward

                メールボックスのスパムメール処分したりスパムフィルタ作る手間もばかにならないけど。

                それは OSS に限った話じゃないよね。
                というか非 OSS だと自分で直せと返せないのでむしろ手間かかるんだけど。

            • by Anonymous Coward

              ソース非公開でやろうとウダウダメールくるのは前提でそれを自分で直せやって突っぱねられるかどうかって話じゃないの?
              一生サポート出来ないならハナから公開するな、誰にも使わせるなって事?

      • by Anonymous Coward

        これを読むとOSSも宗教なんだなと言うのが良く分かる。
        無宗教な人々には全く響かないが、彼の中ではとても大切なことなのでしょう。

      • by Anonymous Coward

        企業側が個人のモノを一方的に搾取して利益享受するだけにしか見えませんね。
        まあ実際現状はそうなってますし。

        商用利用は有償としてたフリーソフトの方式が良くも悪くも無難だったと改めて強く思いました。

    • by Anonymous Coward

      そんなこと伽藍とバザールで言われていたこと。

      本来、OSSは運用コストを抑えるのが目的で、
      それを使ったビジネスの質で負けるなら、どうしようもない

    • by Anonymous Coward

      何を「認めるべき」だと言うのだろう。
      「認めた」ら、何がどう変わるのだろう。
      無保証であることはどのOSSも認めているはずだし。

    • 昨今問題になってるのは金も開発者も十分にある大企業のOSSへのタダ乗り。
      「コモンズの悲劇」でわかるでしょ。

      • by Anonymous Coward

        まぁ少なくともコモンズの悲劇は、最初からただで配ってたのに後出しなんじゃないかと思うけどね
        それだったら最初から無償のGPLと有償での商用ライセンスの選択性にしとけばよかったじゃん

        もし「大企業」が自社にとって一銭の儲けにもならないのに、寄付してくれるかバグ取りに貢献してくれるに違いないと思ってたんなら、企業だって儲けを出すのに必死なわけで、勉強になりましたね、としか。

        • by Anonymous Coward

          バグレポートくらいは期待してもいいんじゃないかな。

        • by Anonymous Coward

          最初からただでくばっていたのは間違いだった。間違いを正した。それだけのこと。

      • by Anonymous Coward

        水や植物ならともかく、大企業がOSS利用したからって資源は枯渇しないけどなぁ。
        コモンズの悲劇じゃなくて、最初っから無償で働く奇特な人は少ないというだけでは。

        • by Anonymous Coward

          「俺はこんなに時間もお金もないのに大企業の奴らタダ乗りしやがって…!」
          と考えると開発者のやる気という名の希少資源が枯渇するんだよ。持論だけど。

          • 別にプロプライエタリソフトとし開発する自由もあると思うんだけど。
            そこまでしないまでもOSIのオープンソースの定義のうち
            「No discrimination against persons or groups」だけを削除して
            「金払うか貢献するかしない奴は使うな」というライセンス(当然ながら
            オープンソースと名乗れない可能性はある)をもってくる自由もある。

            どういう目的でどういうソフトを開発するのは個人の自由。
            ライセンス範囲内で他の人がそのソフトを利用するのも自由。

            • by Anonymous Coward

              で、その自由を行使したってのがストーリーの内容ですね
              ただし替わりに他の自由が犠牲になってることに留意すべき

          • by Anonymous Coward

            OSSで活躍すると、なんか凄い企業からビッグなオファーが来るんじゃ無いの?
            日本でOSS大事にしてそうな企業のお給料は微妙な感じにも思えるけど。
            アピリッツの平均年齢31.8歳で445万ってのが多いか少ないかは触れない。

        • by Anonymous Coward

          開発に関わる人材よりタダ乗りが多いなら資源は枯渇するよ

          • by Anonymous Coward

            開発に関わる人材よりタダ乗りが多いなら資源は枯渇するよ

            成果を共有することによって別の開発に人材を回せるようになるわけで
            人材は枯渇どころか余剰が発生するような。

        • by Anonymous Coward

          サーバの維持もただではないのですが

  • by Anonymous Coward on 2022年09月11日 10時08分 (#4323970)

    Video Killed The Radio Star♪

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      20世紀末だったか、21世紀入りたての頃だったか忘れたが
      自分は「Internet killed the Video star」というflash作品が印象に残ってる

      • by Anonymous Coward

        インターネット時代のスターは今のところインターネット時代のスターに殺されることが多いな。ブロッチェーンもNFTもインターネット時代のものだし。

        • by Anonymous Coward

          それ誰も殺されてないじゃん
          ネズミ講の最後の買い手になって自爆してる

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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