親が理想とするエンジニアはスティーブ・ジョブズ、松下幸之助、ビル・ゲイツ 204
Apple立ち上げ前のジョブズについてもっと啓蒙すべき 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
ソースコード内でのインデントに水平タブを使うべきか、それともホワイトスペースを使うべきかは古くからある議論だが、GitHubの公開リポジトリ内にあるソースコードを調査した結果、多くの言語でスペースを使っているケースが多いという結果になったそうだ(@Hoffa氏による記事)。
興味深いのが、全体的にはタブよりもスペースを使う傾向があるが、Cではタブのほうがやや多い点。またRubyではタブを使うケースはほとんどなく、逆にGoでは標準のコード整形ツールがタブを使っているからか、スペースはほとんど使われていない。
IBMがJavaの年次イベント「JavaOne 2016」で、オープンソースのJava仮想マシン「OpenJ9」を発表した(Publickey、openj9.mybluemix.net)。
OpenJ9は同社が先にオープンソース化を進めていたランタイムライブラリ構築ライブラリ「OMR」をベースとしている。OMRはIBMが開発していたJava仮想マシン「J9」のコンポーネントをベースにしており(InfoQ)、OpenJ9はJ9をオープンソース化したものとも言える。今後IBMはOpenJ9をベースに独自機能を追加したものをJ9として提供する方針で、Java 9のリリースと同時に正式リリースを行うことを目指すようだ。
なお、OMRはJavaに限定せず、さまざまな仮想マシン/ランタイムライブラリを構築できるようになっており、昨年12月にはORMをベースとしたRuby向けランタイムを公開している(OSDN Magazine)。
従来3万8,000円で販売されていた「Delphi 10.1 Berlin Starter Edition」および「C++Builder 10.1 Berlin Starter Edition」が無償化された(窓の杜)。
ともに「個人または5人以下の企業/組織でかつ開発したアプリケーションに関連する収益が1,000 USドルを越えない」場合という制約付きではあるが、これによって導入のハードルが大幅に下がったのではないだろうか。ただし、Starter Editionは上位EditionがサポートするiOS/AndroidアプリやMac OS X向けアプリ開発には対応せず、また32ビット版Windowsアプリの開発しかできない点は微妙なところだ。
政府が約4,000件あるという日本国内のすべての法律や政令を収録した「法制執務業務支援システム(e-LAWS)」を10月より本格運用開始する。来年度より一般への提供も開始される予定(NHK、読売新聞)。
国内の法令データベースとしては電子政府政策の一環として総務省行政管理局が所管する電子政府の総合窓口(e-Gov)の法令データ提供システムのほか、厚生労働省が所管する法令を収録した独自の法令等データベースサービスを運用している。しかし、総務省の法令データ提供システムは改正の反映が遅かったり、毎月数件のペースで訂正が行われるなど、信頼性に問題があったという。またHTML形式での提供となっており、データの二次利用に課題があった。
e-LAWSでは総務省だけでなく、所管する各省庁がチェックや改正時のデータ更新を行うことで、正確なデータ提供に努める。またデータ形式はXMLとなり、改正対象法令のダウンロードと新旧対照表の作成だけで、改め文が自動作成される「改め文作成補助システム」も実装され、法案作成作業の大幅な効率化が期待される(総務省広報誌 平成27年 5月号「MIC NEWS 03 法制執務業務支援システム(e-LAWS)とは?」PDF、「法案等作成業務の合理化について」PDF)。
一般提供は「来年度のできるだけ早い時期」に開始するとのことで、法曹関係者や、民間ビジネス等への活用も期待されている。
世界最古となるコンピューターミュージックの録音がニュージーランド・カンタベリー大学の研究者によって復元された(British Library — Sound and vision blog、カンタベリー大学のニュース記事、Guardian、SoundCloud — First ever recording of computer music)。
復元されたコンピューターミュージックは英国・マンチェスター大学のComputing Science Laboratoryで、アラン・チューリングのアイディアにより開発された巨大コンピューターが1951年に演奏したもの。BBCのロケチームがダイレクトカッティングによりアセテートディスクに録音されているが、ピッチが間違っており、2008年に発見された際にはコンピューターがこんな音を出していたということがわかる程度のものだったという。
マンチェスター大学のコンピューターはラウドスピーカーにパルスを送るインストラクションを備えていた。パルスはクリック音として再生されるが、チューリングはインストラクションをコンピューターの内部クロックの数クロックごとに繰り返し実行すると楽音として聞こえることに気付く。たとえば、4クロックに1回でC6(ミドルCの2オクターブ上)、8クロックに1回でC5といった感じだ。しかし、チューリングは音楽を演奏することにはあまり興味を示さず、音程を変えてコンピューター内部の状況通知用に使用していたとのこと。
その後、チューリングが書いた世界初のプログラミングマニュアル「Programmer's Handbook for Manchester Electronic Computer Mark II」を当時学校教師だったクリストファー・ストレイチーが入手。ピアニストとしても才能があったストレイチーは、音楽を演奏させるためにコンピューターを使わせてほしいとチューリングを訪ねる。チューリングからコンピューターの使い方について説明を受けた後、ストレイチーは一晩かけて「God Save the King」をプログラムしたそうだ。翌朝演奏を聴いたチューリングは「素晴らしいショーだ」との感想を述べたという。
研究者は録音時の回転数を計算して再生ピッチを補正し、ノイズを除去したほか、ピッチの揺れを補正するソフトウェアを使用して当時の音声を再現したとのこと。復元された録音では「God Save the King」のほか、「Baa Baa Black Sheep」とグレン・ミラーの「In The Mood」の一節を聴くことができる。
皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー