欧州議会と EU 加盟各国、電子機器の充電端子を USB Type-C に統一する案に合意
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headless 曰く、
欧州議会と EU 加盟各国が 7 日、欧州委員会が提案していた電子機器の充電端子共通化の義務付けについて合意に達した (欧州委員会のプレスリリース、 欧州議会のニュース記事、 The Verge の記事、 Neowin の記事)。
欧州委員会が提案していたのは USB Type-C 端子を各種電子機器に共通の充電端子とするもので、電子ごみ削減と消費者の利便性向上が目的だ。
これにより、2024 年から新しい携帯電話やタブレット、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、ヘッドフォン、ヘッドセット、ポータブルスピーカー、電子書籍リーダー、キーボード、マウス、ポータブルナビゲーションシステム、イヤフォンは USB Type-C の充電端子搭載が義務付けられる。ノート PC のみ、2026 年以降の義務付けとなる。
EU では充電端子共通化の議論が繰り返されており、2009 年には携帯電話の充電端子を Micro USB に統一すべく欧州委員会が各社と了解覚書 (MoU) を交わしたものの、Apple が 2012 年に Lightning 端子を採用。2014 年には Micro USB に統一するよう求める指令が出されたが、Apple は Lightning 端子を使用し続けた。
今回の議論は 2020 年 1 月に欧州議会が始め、翌 2 月には共通充電器の導入義務付けを欧州委員会に求める決議を可決している。これを受けて欧州委員会が携帯電話以外の電子機器も含めた充電端子の USB Type-C 統一を 2021 年 9 月に提案していた。
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