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2020年のハリケーン名称リスト、枯渇目前に

タレコミ by headless
headless 曰く、

2020年の大西洋では例年よりも速いペースでハリケーンが発生しており、21個の名称で構成される世界気象機関(WMO)のハリケーン名称リストのうち残りは「Wilfred」のみとなっている(WMOのニュース記事Mashableの記事)。

WMOのハリケーン名称リストはアルファベット26文字のうち、21文字を頭文字に持つ人名のリストで、男性名と女性名が交互に出現するよう構成されている。リストは6セット用意されており、各セットを6年ごとに繰り返し使用するが、甚大な被害をもたらしたハリケーンの名称は次回から外され(引退)、新しい名称が追加される。そのため、適当な人名を将来にわたって6個揃えることが難しいQ/U/X/U/Zは除外されているとのこと。

2020年にハリケーンの名称がV(Vicky)に到達したのは9月14日。過去の記録で最も速くVに到達したのは2005年10月9日のVinceだという。21個の名称をすべて使い切った後はギリシャ文字(Alpha・Beta・Gamma……)を割り当てていくが、これまでにギリシャ文字が割り当てられたのは2005年のみ。2005年は甚大な被害をもたらしたハリケーンが過去最も多く発生した年でもあり、KatrinaやRita、Wilmaを含む5個の名称が引退している。

ギリシャ文字の名称がつけられたハリケーンが甚大な被害をもたらした場合、そのギリシャ文字を引退させるかどうかについては2006年にWMOのハリケーン委員会で議論されているが、ギリシャ文字を使用する頻度は低いとして引退させないことを決めている。ただし、ギリシャ文字のハリケーンが甚大な被害をもたらした場合は引退した名称のリストには含めるが、そのギリシャ文字は将来的にも使い続けるとのことだ。

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