パスワードを忘れた? アカウント作成
13736513 submission

CO2排出による経済的な損失が大きい国はアメリカとインド

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
二酸化炭素(CO2)排出による予想される経済的損害の一般的な指標としては、「The social cost of carbon (SCC) 」が使用されている。この指標は、国の政策決定などには適しているが、世界各国での経済的な損害を定量化するには向いていないそうだ。サンディエゴ大学のKatharine Ricke氏らは、最近の気候モデル予測、過去の気候に基づく経済的損害の見積もり、社会経済的予測を用いることでSCCにおける国レベルの貢献度を推定したという。

それによると、二酸化炭素(CO2)排出による予想される世界的な経済的損害は「CO2」1トンあたり177ドルから805ドルの間、中央値は417ドル付近になるという。米国でのCO2による社会的なコストは、1トン当たり約50ドル。これは、米国政府が公表している1トンあたり37ドルよりも大きい。世界で最もコストが高いのはインドの1トンあたり90ドル。米国はこれに続く2位の位置にあるとしている。

また、研究では各国における平均気温と一人当たりGDPの関係についても詳述している。人間の経済生産性にとって最適な温度は13℃付近とされ、カナダやロシアのような平均気温の低い国の経済は、温暖化の恩恵を受けるとしている。しかし、気温の高い赤道付近の国の経済成長は遅くなるとしている(The guardianNature Cimate ChangePHY.ORGSlashdot)。
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

読み込み中...