中国は科学研究で米国を追い越す

あるAnonymous Coward 曰く、

今から30年前の12月にアメリカ・中国の近代学者の交流が始まった。中国の学者たちはそれ以降、物理学、工学、数学の出版物において世界的な貢献を果たしてきた。米国では学術協力を縮小させる動きもあるが、この試みが成功する可能性は低い。

南京大学のQingnan Xie氏とハーバード大学のRichard Freeman氏は、世界的な科学的成果の中国における貢献度を調査した。調査の結果、2000年から2016年において物理学、工学、数学の世界的な出版物における中国のシェアは4倍に増加。さらに2016年までに中国は米国のシェアを上回ったとしている。

研究の質についても中国は向上しつつあるが、現時点では米国の学者のそれを下回っている。しかし、単に論文数だけではなく、引用によっても評価されるようになってきている。これは近い将来、中国の学者がグローバルリーダーになる可能性があることを示唆している（Bloomberg、Slashdot）。