中国、石炭発電104カ所の計画を停止

あるAnonymous Coward 曰く、

世界最大のエネルギー市場に大きな変化が表れた。中国のエネルギー規制当局は、建設予定の石炭発電所104カ所の計画を停止すると発表した。1月14日に発行された文書で確認された。石炭発電は毎年、乾季である冬に深刻化する大気汚染やスモッグの要因の一つとされている。これらの石炭発電所は推計120ギガワットの電力を生み出し、約4300億元の価値があるという。中国の7割以上のエネルギー消費は石炭発電に頼っている（Reuters、大紀元、slashdot）。

ウッドマッケンジーのFrank Yu氏は、中国では2020年までにフランスの総発電量に匹敵する約130GWの発電容量を持つ再生可能エネルギーへの切り替えが進むと見ている。ただ、大紀元によれば、単に環境保護のために石炭発電所の建設計画を取りやめたわけではない。もはや「斜陽工業地帯」である北西部の石炭施設の過剰設備に悩まされていことから判断されただけであるとしている。