南米アマゾンの先住民族は不協和音を聞いても不快に思わない
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
西洋文化への親しみがない南米アマゾンに住む先住民は、不協和音を聞いても不快に思わないという調査結果が発表された(Nature掲載論文、共同通信)。
この研究では、南米アマゾンの原住民であり、西洋文化への親しみが少ないTsimane族と、同じく南米のボリビアに住む人、そして米国人を対象に、音の「心地よさ」を評価して貰ったという。西洋の音楽理論では、特定の音の組み合わせについては心地よく、また別の特定の組み合わせでは不快に感じるとされており、心地よい組み合わせを協和音、不快な音の組み合わせは不協和音と言われている。
しかし調査の結果、Tsimane族の人々は協和音も不協和音も、そしてボーカルのハーモニーも等しく心地よく感じたという。協和音・不協和音の違いは数学的に説明されているが、この結果から実はどのような和音を心地よく感じるかは文化的背景に影響されるのでは無いか、と考えられるようだ。
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