Linux財団のトップが「2017年はLinuxデスクトップの年だ」という発表をMacで行い炎上
タレコミ by Anonymous Coward
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Piriformは18日、旧バージョンの32ビットWindows版CCleanerおよびCCleaner Cloudがマルウェアに感染していたことを明らかにした(Piriformのアナウンス、 Talos Intelligence Group Blogの記事、 Ars Technicaの記事、 BetaNewsの記事)。
マルウェアに感染していたのは8月15日に公開された32ビット版CCleaner v5.33.6162と、8月24日に公開された32ビット版CCleaner Cloud v.1.07.3191。CCleanerは9月12日、CCleaner Cloudは9月15日に感染コードを含まないバージョンが公開されている。
マルウェア感染バージョンでは米国に置かれたサードパーティーのサーバーにコンピューター名やIPアドレス、アプリケーション一覧などを送信することが確認されており、このサーバーは米捜査当局との協力により9月15日にシャットダウンされたという。
Piriformを7月に買収した親会社のAvastは、これらのソフトウェアがマルウェアに感染していると9月12日に結論付け、9月12~15日に非感染バージョンを公開するほか、ダウンロードサイトから感染バージョンを削除するなどの対応も行っている。感染バージョンを使用したユーザーは227万人と推計されており、32ビット版CCleanerのユーザーに対してはv5.34へのアップデートを呼び掛けている。CCleaner Cloudは自動更新でv1.07.3214に更新されているとのこと。
マルウェア感染についてAvastでは、洗練された方法が用いられたと述べている。CiscoのTalosチームでは感染バージョンがPiriformの有効なデジタル証明書で署名されていたことなどから、開発/ビルド環境の一部が感染していた可能性のほか、内部の犯行である可能性も指摘している。
中国内からPixivへのアクセスができなくなったという話が出ている(Twitterへの投稿1、投稿2)。HOSTSファイルでIPアドレスを指定することでアクセスできるという話もあるようだが、真偽は不明(投稿3、投稿4)。
Pixivが運営するMastodon(Twitter風マイクロブログサービス)サーバーに中国ユーザーが増えていることが報じられていたが(ITmedia)、この影響でPixivが中国内から遮断されるようになったのではという説も出ている。
東京法務局の事務官が、提出された申請書に貼られていた収入印紙を剥がして換金していたことが発覚した。この事務官は2006年1月からこの行為を行っており、昨年12月に発覚、懲戒免職処分を受けたという。この間の被害総額は4億7200万円あまりだそうだ。
東京法務局はこの元事務官について業務上横領の疑いで告発しているとのこと。業務時間内にちまちま印紙を剥がしていたと思うとなんともセコい感じだが、金額はセコくない。
最近、主にTwitterで人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)の画像をコピーして改変した画像が多く投稿されている事態となっている。当然ながらこの行為は著作権侵害に当たるが、水戸芸術館の公式アカウントがこれに便乗して同様の画像を投稿、後に謝罪する事態となっている(朝日新聞)。
こち亀の出版元である集英社は、現時点ではこれら著作権侵害画像については特に対応を行っていないものの、無断改変を許可しているわけではなく、著作権侵害として告発される可能性もある。賢明な皆様はこういった著作権侵害行為に手を出してはいないと思うが、まさか公益財団法人の職員がこんなことをしてしまうとは意外であるとともに、一般での著作権意識の低さが感じられる事件である。
JavaScriptを拡張したプログラミング言語であるCoffeeScript 2がリリースされた。
CoffeeScriptは「JavaScriptにコンパイルして使える言語」としては比較的古参であり、数年前にはCoffeeScriptを使っているnpmモジュールもそこそこみられたが、最近ではMicrosoftのTypeScriptに推され気味で存在感が薄い感じになっている。そもそもECMAScriptの仕様強化でこうしたトランスパイル系言語は微妙なポジションになりつつあるのだが、と思ったらなにげにJSXサポートなんかも入っていてまだまだやる気はありそうだ。
Amazon Web Services(AWS)のEC2およびEBSで、秒単位で課金されるインスタンスが導入されるとのこと(AWS Blog、Developers.IO)。
従来は時間単位での課金だったので、より利用時間に即した支払いができるようになる。実験・開発目的でより気軽にインスタンスを使えるようになったのは嬉しい。
ファルコン9による再使用の実現以後、関心を集めているロケットの垂直離着陸だが、中国の宇宙ベンチャーLink Space社もファルコン9と同様の構成の小型ロケットの開発を進めていることが明らかになった(Spaceflight Insider, reddit.com)。
このロケットは「New Line 1」(新幹線1)と呼ばれており、太陽同期軌道に200kgのペイロードで1回の打ち上げ費用が450万ドルという、いわゆる小型ロケットである。第1段はケロシンを燃料とするロケットエンジン4基のクラスタで構成されており、将来的に1段目を垂直着陸する計画と相まって、まさにミニファルコン9といった様相となっている。
開発費は4500万ドルで、試験飛行を行うなど既に開発の途上にあり、2020年にも初飛行を行うとしている。再使用が実現すれば打ち上げ価格は半額まで下がるということで、小型ロケット市場の風雲児となるかもしれない。
プラスチックを食べるガの幼虫が発見され、環境問題への対策となるかもしれないというニュースが以前にあったが、これに疑問を投げ掛ける発表があった。この発表をしたドイツのヨハネス・グーテンベルク大学チーム曰く、「ポリエチレンが生物分解されたことの十分な証拠」を示していないと主張している。
先の発見はハチノスツヅリガの幼虫が消化器官内で酵素によってプラスチックを分解しているのか、それともメカニカルミリング(機械的粉砕)によってプラスチックを分解しているのかが明らかにされていないという。
実験室で押しつぶしたハチノスツヅリガの幼虫をプラスチックに塗ったところ、プラスチックがエチレングリコールに分解されたと報告した。しかしドイツチームは、ベルトッチーニ氏のチームの実験結果には「エチレングリコールに不可欠なシグナル」が抜け落ちていると主張している。
未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー