香港の会社名に平仮名「の」が使用可能? 25
ストーリー by nagazou
ほほう 部門より
ほほう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
たまたま見つけたのだが、1979年12月18日に設立された味の素の香港法人の社名は「味の素(香港)有限公司」で、43年もの間、中国語圏にも関わらず社名に日本語の平仮名「の」を使用しているらしい(OpenCorporate(登録番号:0076482))。
会社の中国語のサイトを見ると、「味之素」の表記が見えるが、連絡先のページでは「味の素(香港)有限公司」となっている。
OpenCorporateでは「の」1文字検索は無効らしいので「の 有限公司」で検索してみると、「味の素(香港)有限公司」と「華の家大飯店有限公司(登録番号:0010825)(1964年設立1969年閉鎖の日本食料理店?)」の2社のみがヒットする。
もしかしたら歴史的なもので2023年の今、登記や改名したら使えないかも知れないが、味の素は使い続けていて有効だそうだ。
ちなみに、この法人とは別に、日本の味の素が1955年4月5日に外国会社として登記されているものが存在する(登録番号:F0000446)が、こちらは英語名のみで中国語名は載っていない。
味の素グループの100年史 第5章第2節「生産と輸出の再開」によれば「輸出の拡大と並行して、この時期、味の素社の海外事務所の整備も積極的に進められた。(略)1954年11月にブラジル・サンパウロに事務所が開設され、販売活動が開始された。同じ月に、アジアではバンコク、シンガポール、香港で、ヨーロッパではパリで事務所が開設された。」と記載されており、外国会社のことを指していると思われる。
今でも「味の素(香港)有限公司」 (スコア:2)
ICRIS [eregistry.gov.hk](香港の会社登録情報の公式サイト)で検索すればわかる通り、今でも「味の素(香港)有限公司」です。検索機能が貧弱(前方一致と完全一致しか使えない上、「の」の入力は無視される)なので、ほかにもあるかはわかりません。
なお香港における現行の会社法人名称ガイドライン [cr.gov.hk](リンク先は英語)では中国語名で使用できる漢字を「『康熙字典』か『辞海』に含まれ、かつISO 10646にも含まれる繁体字」と規定しています。
香港で人気な観光地は(中国語圏以外では)日本が堂々の1位であり、香港に出店しているスシローやすき屋なんかは毎日行列ができるぐらいです。日本語のできない住民も「の=之」ぐらいはわかります。ただし、このように日本の文化が一部ながら根付いている理由はよくわかりません。
Re:今でも「味の素(香港)有限公司」 (スコア:1)
優の良品は話題にしてもらえないのか
もう無いのかな
Re:今でも「味の素(香港)有限公司」 (スコア:2)
日本企業ではなく、法人名も「優之良品有限公司」ですから…
ちなみに去年6月に閉店したそうです(会社はまだ存続していますが)。
Re: (スコア:0)
でも香港の店舗の看板はどこも「優の良品」だったね
Re: (スコア:0)
Googleマップで「味の素有限公司」」検索しても香港にも台湾にも存在しないみたいですよ。
Re: (スコア:0)
Googleマップで上環に移動して「味の素(香港)有限公司」で検索すると、同じバンコク銀行ビルに入ってる香港環海船運有限公司という会社のページに飛ばされる。現地サイトに載っている住所と同じ。階数は知らん。
>21st Floor, Bangkok Bank Building, 14-20 Bonham Strand West, Sheung Wan, Hong Kong
多分Googleマップに登録されていたが、ローケーションページの名前が変わったか別名になっているか統合されてしまっているので表示できてない状態。なので存在しないわけじゃない。ここに住所を置いてるだけかもしれないけど。
#台湾はどこから出てきた。
中国でも「の」の字はよく見た (スコア:1)
簡単だし皆意味分かってるようだね。
形がカワイイと中国人が思ってると読んだ記憶がある。
日本では、斗の字とか中国の簡体字を左翼学生が好きだったな。
他にもあった気がするが忘れた。
Re:中国でも「の」の字はよく見た (スコア:1)
簡体字ってわけじゃないけど、广に「マ」はありましたね。
#あと、广に「K」、广に「O」
Re: (スコア:0)
あと、これはゲバ字かもしれませんが、「寮」の下が「R」、かれらのアジトは大学の寮だったりするので、アジビラでよく見た気がします
そういえば、「療」の中身が「R」というのもあったような
Re: (スコア:0)
「の」の字がタイトルに入るとヒットする、というジブリの法則にあやかっているのかもしれない
風「の」谷「の」ナウシカ
天空「の」城ラピュタ
となり「の」トトロ
火垂る「の」墓
ハウル「の」動く城
も「の」「の」け姫
でも最初に思い出したのはデジキャラットに登場したパヤパヤというパヤオをモデルにした変態虫が
ゲーマーズをゲのマのズにした場面だったりする
Re:中国でも「の」の字はよく見た (スコア:1)
> ヒットする、というジブリの法則
〜となり「の」山田くん: はいってるんだけどなぁ
Re: (スコア:0)
だから原作は「の」「の」ちゃんに改題したんだな
Re: (スコア:0)
全学連漢字
https://glyphwiki.org/wiki/Group:%E5%85%A8%E5%AD%A6%E9%80%A3%E6%BC%A2%... [glyphwiki.org]
ゲバ文字
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%90%E5%AD%97 [wikipedia.org]
https://gebamoji.org/~moyu/archive/economist.htm [gebamoji.org]
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/review/504966.htm [impress.co.jp]
台湾の状況 (スコア:0)
前に見た、国際交流基金による台湾の「の」の状況。
台湾で誰もが知っているひらがなとは……?
https://asiawa.jpf.go.jp/partners/voice/blog/2023_03_19/ [jpf.go.jp]
中国語の「的」の代わりにひらがなの「の」をよく使うらしい。
台湾では店名や商品名に普通に使われるようになっているので、香港や中国でも浸透してきているんだと思う。
Re: (スコア:0)
「@」のかわりに「の」を使うとかも聞いたような気が。
意味的にも見た目的にも似てなくもないような感じだし。
Re: (スコア:0)
中国本土では商品名に日本語を入れると高級感を演出できるらしくハイブランド品でも「~の~」って名前を良くつけるらしい。
Re:中国でも「の」の字はよく見た (スコア:1)
日本をイメージした名前に高品質を感じさせる時代が長く続いたが、最近自国ブランドの信頼への回帰に向かっていると聞いたな。
Re: (スコア:0)
精密機器関連は中国製品もハイブランド化が進んでるけど、食品や医薬品(化粧品)関連の信頼度はまだまだ圧倒的に日本の方が高い。
技術的なことよりも公衆衛生観念がまるで追い付いていないという点は中国人も自覚しているし、そこが追い付くにはまだまだ時間がかかる。
HKSCS (スコア:0)
どういうわけか、Big5の香港拡張には仮名が入ってるよね。
手書き文書の時代にそのまま受け付けられて、標準的な文字コードで表現できたので生き残ったのではないかと推理。
Re: (スコア:0)
GB 2312にもKS X 1001にもひらがな・カタカナは入っている(しかもJIS X 0208と同じ区点位置で)。おかげでレガシーエンコーディングの自動検出がやりやすかった(ひらがな・カタカナの区点位置が使われているならJISと強く推測できる)
Re: (スコア:0)
台湾のBig5も2003年の改訂で仮名が追加された。ベンダー独自拡張で事実上の標準になっていたものを追認しただけなんだけどね
Re: (スコア:0)
どういうわけもなにもJISを元に作っただけ。
JIS策定時にASCIIを元にしたのと同じようなもの。
Re: (スコア:0)
入れるにあたってJISの並び順を参考にしたのはそうだろうけど、
そもそも入れるという判断は全く当然ではないでしょう。
近くの国の文字だから、という判断はあるかもしれないけど。
Re: (スコア:0)
自分は当然という感性。わざわざ無くす判断のほうが面倒。
瞳の倶楽部 (スコア:0)
1998年に「瞳の倶楽部」があったのでそれなりに使われているのではないでしょうか。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/980606/taipei98.html [impress.co.jp]
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