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10933 story

Mercurial 開発者に BitKeeper が圧力 44

ストーリー by yoosee
商用ソフトを使うことのリスクのひとつ 部門より

tamo 曰く、 "Python で書かれた分散型 SCM である Mercurial の開発者 Bryan O'Sullivan は、Mercurial の開発に関わるのを(少なくともしばらくの期間)やめることにした。 メーリングリストへの投稿 によると、彼の職場で BitKeeper を使っていることから、BitMover の CEO である Larry McVoy が「BitKeeper の技術が Mercurial に転用されているのではないか」との懸念を表明したのだという。

このように客に言いがかりを付ける会社ってどうよ、という話でもあるのだが、 これは Mercurial の性能 が実際に BitKeeper をおびやかすほどの ものであることの証明ともいえるかも知れない。"

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  • あれ以外の何か (スコア:1, 余計なもの)

    by ruto (17678) on 2005年10月02日 23時16分 (#807607) 日記
    あれ以外の何かを連想する。
  • 情報不足 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2005年10月03日 0時12分 (#807646)
    表面的事実だけ負うと無茶な圧力をかけたようにも見えるけれども、
    法的根拠なしに圧力をかけたともおもえないし、
    法的根拠のない圧力ならこうも易々と開発者から降りるとは思えない。

    法人単位で契約する場合だと、一部のソースコードを見る権限が
    含まれている場合があったり、いろいろな可能性があるので、
    BitKeeperをどういう契約で使っているのかが分からないことには、
    議論のしようがないと思う。

    無論、そういったもののない無法な圧力だが、自分の雇用にも害が及び
    兼ねない圧力だったから屈したのかもしれない。

    なんにせよ、あのメールだけでは判断のしようがない。
  • by Anonymous Coward on 2005年10月03日 2時06分 (#807701)
    独占的なソフトウェアを使えばこういう問題が起こりうるというのは容易に想像がつくわけですが、特にBitKeeperの場合は度が過ぎてる気がしますね。というかBKのような制限(他のSCMの開発に関与している者はBKを使用してはならない)はVisualSourceSafeとかClearCaseとかPerforceなど、他のプロプラなSCMツールにはありましたっけ?
    • > 彼の職場で BitKeeper を使っていることから、BitMover の CEO である Larry McVoy が「BitKeeper の技術が Mercurial に転用されているのではないか」との懸念を表明したのだという。

      って、無理ありすぎ。どうやってもBitKeeperを使った「経験」をMercurialの(スクラッチからの)開発にフィードバックするのが限界で、これを「技術の転用」なんていうのは笑うところですか?と問い詰めたい。

      あとわからないのは、BitKeeper のライセンスを結んでい
      • by vn (10720) on 2005年10月03日 9時20分 (#807752) 日記
        それ以前に、BitKeeper 有償版の EULA にも競合製品開発への関与禁止という
        条項があるんでしょうか?
        もしそうだとすれば、その次は、ライセンス契約の主体は会社なので、
        従業員の私生活が束縛されるか否かは雇用契約を見て判断することになります。
        でも、恐らくライセンスベースではない話だと思います。
        親コメント
        • EULA (スコア:2, 参考になる)

          by deleted user (19654) on 2005年10月03日 13時06分 (#807880) ホームページ 日記
          EULA は http://www.bitmover.com/cgi-bin/license.cgi で見ることができますが、
          斜め読みした範囲では他製品の開発者を排除する条項はないようです。
          (私の英語理解力では斜めにしか読めない……。)

          「4. Restrictions」の

          「You may not yourself and may not permit or enable anyone to: ...
          (iv) modify or create derivative works based on the Software;
          (v) merge the Software with another product...」

          とか、

          「10. Confidentiality」を

          (a)「Confidential Information of BitMover also includes its business and
          marketing strategies, competitive information, products (whether or not
          commercially released) and technical specifications, research and development
          activities, source code and algorithms, features, methods of work, user
          interfaces, information provided as part of the support services, and
          any of BitMover's and/or its licensors' intellectual property of any sort.」

          のように定義して

          (c)「Each party shall use at least the same degree of care in safeguarding
          the Confidential Information as it uses in safeguarding its own confidential
          information, but in no event shall it use less than reasonable care.」

          と縛っているあたりが関係しそうです。
          親コメント
      • > どうやってもBitKeeperを使った「経験」をMercurialの(スクラッチからの)開発にフィードバックするのが限界

        (#807646) [srad.jp]曰く "法人単位で契約する場合だと、一部のソースコードを見る権限が含まれている場合があったり、いろいろな可能性がある"
        だそうだが、それは有り得ないと?何故?
        • > 法人単位で契約する場合だと、一部のソースコードを見る権限が含まれている場合があったり、いろいろな可能性がある

          件の開発者がソースを見れる環境にあるとするなら
          GPL 違反を指摘されたのと同じ感じですかね
typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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