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Chrome

Chrome 76ではWebサイトによるシークレットモード検出が困難に 8

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検出 部門より
7月30日にリリース予定のGoogle Chrome 76では、Webサイトによるシークレットモード検出に使われないようFileSystem APIの動作が変更される(The Keywordの記事Neowinの記事BetaNewsの記事SlashGearの記事)。

現行のGoogle Chromeではシークレットモード時にFileSystem APIが無効化されるため、WebサイトはAPIが有効かどうかを調べることでシークレットモードを検出できる。このような「抜け穴」を使用しているのは、一定数の記事を無料で閲覧できるメーター制課金システムを採用しているパブリッシャーだ。記事の閲覧数はCookieに保存されるため、制限を超えて閲覧する方法の一つとしてシークレットモードが使われることもあるという。Googleでは制限の迂回を避けたいパブリッシャーに理解を示しつつも、シークレットモードを検出してユーザーに対応を求めるような手法はシークレットモードを台無しにするものだと述べている。

なお、今回のブログ記事に具体的な変更内容は書かれていないが、Chromium Gerritによればシークレットモードではメモリー上に作成した仮想ファイルシステムを使用するというものだ。FileSystem APIは実質的にシークレットモードの検出にしか使われていないことから、いずれは削除も視野に入れているとも報じられていた。この機能自体は実装済みであり、Chrome 75でもchrome://flags/#enable-filesystem-in-incognitoを「Enabled」にすれば利用可能だ。
13960687 story
ビジネス

7pay問題を扱った記事に対し「それはウォーターフォール・モデルではない」との指摘 78

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どんな手法も使い方による 部門より

サービス開始後に不正利用報告が相次いだセブン&アイ・ホールディングス系の決済アプリ「7pay」に対しては開発体制の不備も指摘されていたが、元マイクロソフトの中島聡 氏がこれに関連して次のように述べている

日本のコードを書かない上流のエンジニアが設計し、コーディングは下請けに任せる、という開発手法(ウォーターフォール)そのものに大きな問題があると考えています。

今回の7payアプリの開発がこういった手法で行われているかどうかは不明で、氏は一般論として日本のIT企業がこういった開発体制を取っていると批判しているのだが、これに対して「上流のエンジニアが設計し、コーディングは下請けに任せる」というのがウォーターフォール・モデルというわけではない、またウォーターフォール方式の開発が悪いわけではない、といった指摘が出ている

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プログラミング

訃報: 計算機科学者のフェルナンド・コルバト氏 54

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訃報 部門より
世界初のタイムシェアリングオペレーティングシステムの一つ、Compatible Time Sharing System (CTSS)の開発を率いた計算機科学者のフェルナンド「Corby」コルバト氏が12日、93歳で死去した。死因は糖尿病による合併症と伝えられている(MIT CSAILのニュース記事The Next Webの記事The New York Timesの記事)。

コルバト氏は1926年7月1日生まれ。17歳でテクニシャンとして海軍に入隊すると、レーダーやソナーのバグ除去で活躍する。除隊後はカリフォルニア工科大学で学士号、MITで博士号を取得。MITで開発されたCTSSは世界で初めてユーザーアカウントにパスワードを使用したシステムであることから、コルバト氏はパスワードの発明者として認識されている。CTSSに続いてコルバト氏が開発を率いたMulticsは、のちのUNIX系OSに大きな影響を与えた。1990年にはチューリング賞を受賞。あるプログラマーが一定時間内に書くことのできるコードの行数はプログラミング言語にかかわらず同じだとする「コルバトの法則」でも知られる。
13957879 story
Android

Android Qのジェスチャーナビゲーション、サードパーティー製ホームアプリで発生する問題への対策は一般リリース後に 9

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問題 部門より
Googleは10日、Android Q Beta 5の提供を開始した(Android Developers Blogの記事リリースノートAndroid Policeの記事SlashGearの記事)。

Beta 5はAndroid Q初のリリース候補ビルドで、今後Beta 6を経てファイナルリリースとなる。Android Qではジェスチャーによるナビゲーションの導入によりサードパーティー製のアプリケーションランチャー(ホームアプリ)が正常に動作しない問題が発生しているが、この問題の修正はファイナルリリースの一般提供開始後にアップデートとして提供する計画だという。そのため、Beta 6ではユーザーがサードパーティー製ホームアプリを規定にすると3ボタンナビゲーションに切り替えるとのこと。

なお、ベータプログラムに参加したユーザーのデバイスへのOTA配信も同日開始されたが、アップデートのインストールに関する問題が発生したとしていったん配信を停止、翌11日に配信が再開された。Android QではBeta 4でもOTA配信を一時停止し修正ビルドが提供されるまでに5日間を要したが、今回は同じビルド番号(QPP5.190530.014)のまま配信が再開されたようだ。Pixelデバイス向けのシステムイメージはOTA配信停止中もそのまま提供されていた。
13957544 story
インターネットエクスプローラ

Microsoft Edge Devビルド、Windows 10上でIEモードが利用可能に 34

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表示 部門より
ChromiumベースのMicrosoft Edgeでは、最近のWindows 10向けDevビルドでIEモードが利用可能になっている(Neowinの記事)。

IEモードはMicrosoft EdgeのタブにInternet ExplorerでWebページを表示する機能だ。edge://flags#edge-internet-explorer-integrationを「IE Mode」に設定することでメニューの「その他のツール」に「このページをInternet Explorerで表示する」というオプションが追加され、現在表示中のページを新規タブにIEモードで表示できる。IEモードのタブはアドレスバー左側のIEアイコンで識別できるようになっており、IEは「インターネットオプション」の設定に従って動作するようだ。検索プロバイダーや「Bingで翻訳」等のアクセラレータも利用可能だ。

一方、Windows版のCanaryビルドでは6月下旬から「このページをInternet Explorerで表示する」を選択すると、空白のタブとエラーメッセージに加えてIEの新規ウィンドウで表示中のWebページが開くようになっていた。しかし、最近のビルドではフラグをセットしてもメニュー項目が追加されなくなっており、IEモードの動作は確認できなかった。なお、Windows 7上のDevビルドではIEの新規ウィンドウでWebページが開き、Edge側は空白のタブとエラーメッセージが表示された。
13956847 story
Ubuntu

CanonicalのGitHubアカウントが不正アクセスを受ける 4

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Gentooに続いては 部門より

headless曰く、

CanonicalのGitHub organization(組織アカウント)が6日に不正アクセスを受け、空のリポジトリを作成されるなどの被害にあったそうだ(The Next WebiTNewsUbuntu Securityのツイート)。

Internet Archiveのスナップショットによると、作成されたリポジトリは「CAN_GOT_HAXXD」および「CAN_GOT_HAXXD_1」~「CAN_GOT_HAXXD_10」という名前の計11個。Canonicalは不正アクセスに使われたユーザーのアカウントを削除し、調査を進めているが、ソースコードや個人を特定可能な情報が影響を受けた形跡はないと説明している。また、Ubuntuディストリビューションのビルドと維持に使用するLaunchpadインフラストラクチャーはGitHubから切り離されており、こちらも影響を受けた形跡はないとのことだ。

13951979 story
統計

SteamのOSシェア、Windows 10が70%を超える 40

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七三 部門より
Steamのハードウェア&ソフトウェア調査6月分のデータによると、Windows 10のシェアが初めて70%を超えている。

Windows 10 64 bitは前月から3.08ポイント増の70.92%。32ビット版のWindows 10は0.03ポイント減の0.18%となっており、Windows 10全体では3.05ポイント増の71.10%となる。Windows 7 64 bitは2.09ポイント減の21.34%、32ビット版を含めたWindows 7全体では2.23ポイント減の22.34%となった。このほか、Windows全体では0.59ポイント増の96.49%で、OSXは2.75%(0.51ポイント減)、Linuxが0.76%(0.08ポイント減)となっている。
13951508 story
アナウンス

並列Fortranに関するシンポジウム開催 19

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ふるってご参加ください 部門より

高性能Fortran推進協議会が、並列Fortranに関するシンポジウムを開催する(開催案内)。開催日は8月2日で、会場は東京大学情報基盤センター(東京都文京区)。

ISO/IEC Fortran Committee WG5の前議長John Reid氏と現議長のSteve Lionel氏がそれぞれ講演を行うほか、フリーディスカッションも開催される。また、フリーディスカッションで取り上げて欲しいFortran規格やCoarrayに関する意見・要望・質問も募集されている。

13951348 story
Java

米酪農乳業界、「ラテ」人気にあやかって高校のコーヒーバー設置補助金を出すことで牛乳消費増を狙う 22

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ラテはほぼ牛乳なのか 部門より

headless曰く、

牛乳の消費が大幅に減少する中、米国各地の酪農乳業界では少量のコーヒーを牛乳に加えた「ラテ」飲料の人気に注目し、高校のコーヒーバー設置に補助金を出すなどして牛乳消費増を狙っているそうだ(APArs Technica)。

ノースダコタのある高校は5,000ドルの補助金を受けてエスプレッソマシンを導入し、ラテに使用する分だけで年2,000リットル以上の牛乳を購入しているという。フロリダの酪農乳業界団体はコーヒーバー設置に必要な備品を提供する「Moo-Lah For Schools」プログラムを実施している。プログラムでは利点としてカフェテリアの売り上げ増加や、コーヒー飲料と組み合わせて食事を購入する生徒の増加、普段は学校の食事で牛乳を選ばない生徒が牛乳を消費するようになるという点を挙げている。学校のカフェテリアで提供する食事には栄養価基準があり、脂質制限のために提供される脱脂乳は水っぽい味が嫌われているが、コーヒーや各種シロップを加えれば飲みやすくなる。

一方、米小児科学会では学校でカフェイン入り飲料を提供することに反対しているが、ラテは基本的に牛乳であり、コーヒーが少し入っているだけだなどとする業界団体からの反論も出ている。なお、米酪農乳業界は乳代用食品に「milk」という単語の使用禁止を求めているが、40セント追加で牛乳の代わりにアーモンドミルクを使うといったカスタマイズを提供する学校も出てきているとのことだ。

13949319 story
Windows

Windows 10 Insider Preview、初の19H2ビルドが登場 25

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おとなしいアップデートはそれはそれで良いのでは 部門より

headless曰く、

Microsoftは1日、Windows 10 Insider Preview初の19H2ビルドとなるビルド18362.10000をスローリングへ提供開始した(Windows Experience Blogの記事1記事2)。

メジャービルド「18362」はWindows 10 May 2019 Update(バージョン1903)から変わっておらず、本ビルドはバージョン1903の累積更新プログラムという形での提供となっている。評価版を示すデスクトップ上のウォーターマークも表示されなかった。Microsoftによれば、19H2は今後もスローリングのユーザーを対象に、フルビルドではなく累積更新プログラムとして提供が続けられるそうだ。19H2ビルドは新機能に加え、バージョン1903の一般向け累積更新プログラムと同じ修正や改善を含むという。

新機能については状況を見つつ順次提供対象を拡大するControlled Feature Rollout(CFR)という手法を用い、デフォルトでは新機能を無効化した状態で配信してあとで有効化するという形をとる。そのため、新機能によるトラブルが全ユーザーに波及することを避けることができる一方、一部のユーザーは新機能をすぐに確認できないことになる。なお、本ビルドでの新機能はOEM向けのもののみで、ユーザー側から見える新機能は搭載されていないとのこと。

19H2はバージョン1903のサービスパックに毛が生えた程度のものになると報じられていたが、実際にそうなるようだ。

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Firefox

Mozilla、GeckoViewを使用したAndroid版Firefoxのプレビュー版をリリース 10

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新型 部門より
Mozillaは27日、GeckoViewを使用する新Firefox for Androidのプレビュー版「Firefox Preview」をGoogle Playで提供開始した(Future Releasesの記事VentureBeatの記事Neowinの記事The Registerの記事)。

GeckoViewはMozillaのGeckoブラウザエンジンをAndroidライブラリにパッケージ化したもので、既にFirefox FocusやFirefox Realityで使われている。Android標準のWebViewとは異なり、利用可能なWeb APIに制限がかけられておらず、スタンドアロンのライブラリとしてアプリにバンドル可能な点が特徴だ。

Mozillaではプライバシーとセキュリティを重視した軽量WebブラウザのFirefox Focusを2年半前に公開しているが、ユーザーがプライバシーとセキュリティに加えてフル機能のモバイルブラウジングを要望していることがわかり、フルバージョンのFirefoxにFocusの特徴を取り入れていくことにしたという。Firefox Previewは従来のFirefox for Androidの最大2倍高速化し、操作の迅速化や作業の整理の効率化を可能にしつつ、デフォルトでユーザー追跡保護が有効になるなどプライバシーを重視したブラウザになっているとのことだ。
13944434 story
Ubuntu

Ubuntuの32ビットi386サポート打切り計画、反発を受けて一部パッケージを残すことに 34

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まだ早かったか 部門より

headless曰く、

Canonicalは18日、Ubuntu 19.10以降で32ビットi386のサポートを打切ると宣言したが、強い反発を受けて32ビットi386パッケージの一部をUbuntu 19.10/20.04 LTS用にビルドするという方向修正を24日に発表した(Ubuntuのブログ記事)。

Canonicalでは32ビットサポートを打切った後もSnapなどのアプリケーションパッケージを利用してパッケージングした32ビットアプリは引き続き使用できると説明していたが、ValveやCodeWeaversなどが強く反発。Valveの開発者Pierre-Loup Griffais氏はSteamでUbuntu 19.10以降を公式にはサポートしないと宣言していた。

32ビットi386のサポート打切りについては何年も前から議論を重ねており、昨年4月のUbuntu 18.04 LTSリリース後には長いスレッドで十分なコンセンサスを得たとCanonicalは考えていたとのことで、今回の反発は予想外だったようだ。なお、32ビットi386パッケージはほとんど使われていないため、目玉の数が少ない分だけバグは多いと考えられるとのことだ。

13943720 story
Intel

Intel、C++ベースの新プログラミング言語「Data Parallel C++」を開発中 69

ストーリー by hylom
また新言語か 部門より

Intelが新たなプログラミング言語「Data Parallel C++(DPC++)」を開発しているという(マイナビニュースFOSSBYTES)。

この言語は、CPUやGPU、FPGAといったアーキテクチャの異なるハードウェア間で統一されたプログラミングモデルを提供することを目指すOneAPIという活動の下で開発されており、C++をベースとしているという(Intelの発表)。詳細についてはまだ分かっていないが、OneAPIは2019年第4四半期にベータ段階になると見られており、その辺りで詳細が発表される可能性がある。

13942800 story
Windows

Windows Terminalプレビュー版、Microsoft Storeで提供開始 52

ストーリー by hylom
Windows 10のキラーアプリとなるか 部門より

headless曰く、

Microsoftがプレビュー版のWindows TerminalをMicrosoft Storeで提供開始した(Windows Command Line Tools For DevelopersPhoronixThe VergeBetaNews)。

Windows Terminalはタブ機能を搭載し、Unicode/UTF-8に対応するオープンソースのターミナルアプリケーションで、デフォルトではWindows PowerShellが起動する。他のプログラムを起動するには、タブバー右の「˅」をクリックすると表示されるメニューから選択すればいい。メニューではPowerShellやcmd.exeのほか、Windows Subsystems for LinuxのLinuxディストリビューションも選択できるが、Windows Terminalのインストール後に追加されたLinuxディストリビューションはメニューに自動で追加されず、手動で設定を編集する必要がある。Windows Terminalの設定をリセットすることもできるが、この方法では他の設定もデフォルトに戻ってしまう。

Windows Terminalの設定を変更するには、設定ファイル「profiles.json」をテキスト/JSONエディターで編集する。表示名・フォント・配色・背景画像・開始ディレクトリ・コマンドラインオプションといったプログラムごとの設定のほか、ショートカットキーの割り当て変更が可能だ。設定ファイルはメニューの「Settings」から開くことができるが、しばらく試していたら開かなくなってしまった。また、設定ファイルが消えてしまう現象もみられた。現在のバージョンはごく初期のプレビューバージョンということで、不安定な部分があるのかもしれない。このほか、Microsoftではユーザー補助機能の改善を目指しているが、現在のバージョンには未搭載とのこと。

システム要件はWindows 10ビルド18362.0(バージョン1903)以降。GitHubリポジトリからデフォルトのビルド設定でビルドしたバージョンはMicrosoft Storeバージョンと共存可能とのことだ。

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プログラミング

Microsoft、高速なmallocを公開 82

ストーリー by hylom
普及するか 部門より

Microsoftが、汎用な高速メモリアロケータという「mimalloc」をオープンソースで公開した(GitHubのmimallocページマイナビニュース)。ライセンスはMITライセンス。

特徴として、コード行数が少なく、セキュアであること、高速であることなどが挙げられている。アーキテクチャ的にはメモリを小さいリストで管理したり、不要になったメモリをすぐに解放するといった方針でデザインされているそうだ。

対応OSはWindowsおよびmacOS、Linux、BSD等となっている。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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