Bruce Perens氏、OSI理事になるために署名活動を展開中 41
ストーリー by morihide
4つで十分ですよ。わかってくださいよ 部門より
4つで十分ですよ。わかってくださいよ 部門より
元DebianプロジェクトリーダーでありOSI(Open Source Initiative)設立者の1人でもあるBruce Perens氏が、このたびOSI理事に立候補し支持を求めて署名活動を行っています(Open Tech Press記事「Bruce Perens氏、『オープンソースを保護する』とOSI理事立候補のための署名活動」)。Perens氏は立候補した理由として、1) OSIが企業主導で運営されようとしており(企業と関わりを持たない)開発者の権利が薄くなってしまう可能性があること、2) オープンソースライセンスの種類が減っていない(増えすぎている)こと、の2点を挙げているそうです。
後者に関して氏は「OSSライセンスの種類は4つで十分」と主張しているようですが、ライセンスの選択肢を狭めるのはそれこそ「開発者の権利」を減じることにもなりかねないと思います。/.の皆さんはどう思いますか。
自分でも読めないライセンス? (スコア:2, 興味深い)
全員がそうとは限らないとは思いますが、自分が付けているライセンスが自分でちゃんと読めていない人とか多いかもしれません。
そうでなくても借り物のライセンスをちゃんと理解しないで付けている人もいますし。(GPLとかわりとありますよね)
一方和文が正本のライセンスの場合って、海外でどう扱われるのかも気になりますね。
さすがに和文読めないから無効、なんてことはないでしょうが。
Re:自分でも読めないライセンス? (スコア:2, 参考になる)
ライセンスが読めないのとライセンスが不明なのとは大して変わらないので、敬遠され易くなるだけです。なので、公開してできるだけ多くの人に使ってもらうのが目的、というのであれば、損をしていると言えるでしょう。
あと、アメリカ人がアメリカで作ったものでライセンスが英語だからといって、「自分が付けているライセンスが自分で読めている」かというと、全くそんなことはありません。開発者の中にはライセンスの事がわかっていない人はたくさんいます。これはどこの国でも同じです。
Re: (スコア:0)
条項を丸々一つすっ飛ばしていたり、その条項が「平和利用以外禁ず」みたいな、日本語のライセンスとしても微妙なやつだったり。
Re: (スコア:0)
それは「オープンソースとしては微妙」ということですね。
微妙というか、不可。
(OSIの)オープンソース定義ではそういうのを許していませんから。
一方で、ライセンス一般論としては、
そういう縛りを入れるかどうかの自由は
あくまで著作権者に有る。
ライセンスとしては可。
それが翻訳時に外されたということは、
日本語版と英語版とでは「別物」なライセンスだということになります。
かたや非オープンソース。
かたやオープンソース(かも知れない)。
#わたし個人は価値基準がOSDと異なっていて、OSD互換であることよりも平和条項のほうが好きだ。もちろん国家(軍隊や警察を持つ)にも使用認めませんとも。
Re: (スコア:0)
日本語版が正本であるというのは、細かい条文解釈においては日本語の法律用語にのっとってなされるということを求めるものであって、大枠では同じでないとならない。
しかし丸々抜けている条項があったりしたら法廷闘争になった際にはどう転ぶのか分かりません。
悪くすれば、ライセンサーが意図的に誤認させようとしたと認定されるのではないかと恐れます。
ですから、僕はFOSSとして配布する意図があるのであれば、GPL、BSD、CCなどの広く普及したライセンスの中で、解説などに頼ってよく理解しながら開発者が賛同できるものを選ぶという方法が無難なのではないかと考えています。
Re: (スコア:0)
いやいや、違います。平和条項って昔ちょっとした論争になったんですけど、ご存じないですかね。「ライセンスとして微妙」なんです。オープンソースかどうかは関係ありません。たとえば、完全にソース非公開のライブラリとかでもいいんですよ。
「平和条項」という時、ライセンスの中に「平和とは…」という風な但し書きがありません。つまり、「平和」は「平和」として常識で解釈しろってことなんです。だから、二次利用者が「これは平和利用である」と確信している場合でも、ライセンス元の意向によっ
Bruce Perens ですよ。 (スコア:1)
Re:Bruce Perens ですよ。 (スコア:1)
OSSライセンスの種類は4つ! (スコア:1)
まさかの時のOSSライセンス!
「OSSライセンスは3つで十分だ! GPL2、GPL3、BSDとMPL、いや4つだ!」
#ペレンスが上4つを指して言っているのかどうかは知らない
企業主導がトレンドなのか? (スコア:1, 興味深い)
今のJLA理事も純粋にオプソな人って少ないですよね。
こういう組織とオプソな人の噛み合わせって悪いような気がするので
OSIにしてもJLAにしても企業人が増えるのは必然なのかも。
その代償として存在価値は疑われるような気がします。
JLAはJLUGの継承団体の面もあったはずですが
現在Webmastersの作業以外でそれを見つけるのは難しい気がします。
分かり易いライセンスが必要 (スコア:1)
まあ、Creative Commonsのプログラムソース版が出たら全部それで統一するけどね。
Re:分かり易いライセンスが必要 (スコア:1)
ライセンスの種類 (スコア:0)
どのライセンスを適用するかは作者が考えることで、OSIが考えることじゃない。
OSIがOpen Sourceとして認めていないライセンスについて「Open Sourceで公開」と
作者が宣言しても(商標あたりで引っかからなきゃ)全然問題ないわけだし。
まあ好きにすれば? としか思えない俺
Re:ライセンスの種類 (スコア:2, 興味深い)
他のコードと混ぜる場合極めて重要です。
オレオレオープンソースだとその辺をいちいち条文を読まないとならず、
さらに解釈に困る部分があると結局そのコードを使えなくなってしまいます。
OSI がその辺を整理してくれればいいんですが、そこまではしてくれないので。
# OSI 認定ならいいかというとそうでもないという話
Re: (スコア:0)
>他のコードと混ぜる場合極めて重要です。
>オレオレオープンソースだとその辺をいちいち条文を読まないとならず、
ライセンスの条文を読むなんてことは当たり前のことでは?
>さらに解釈に困る部分があると結局そのコードを使えなくなってしまいます。
面倒臭がらずに作者に問い合わせればいいと思いますが?
Re:ライセンスの種類 (スコア:3, すばらしい洞察)
BSDLやGPLのように有名なライセンスはそのあたりの解釈は済んでいます。もちろん実際に判例が出ないことにはどうなるかはわかりませんが、独自のライセンスなんかよりはずっとその危険性が低いです。独自ライセンスが嫌がられる理由です。まあ「嫌がられる」というと語弊があると思います。でも「せっかくオープンソースっぽい自由度を許そうという志があるのなら変な使いづらいライセンスではなくて風通しのいいのにしようよ」と思うのは不自然ではないと思います。
Re: (スコア:0)
そして、実際に裁判所という処理系を通った回数が少な過ぎて、処理系の振る舞いが掴めないと。
Re: (スコア:0)
何がどうアクセス可能なのか
絵で書いてくんないかなぁ
もしくはライセンス言語みたいなのはどうかな
Re:ライセンスの種類 (スコア:1, 興味深い)
Re: (スコア:0)
書いてあるとおり、についても一通りにしか解釈できないわけじゃないのが厄介な元じゃないですか。例えば、あるライセンスが日本国内において一定部分が無効であったとして、その無効部分だけを無視して自分でいいように解釈することができるでしょうか? 実際には全体で1つのライセンスを形成している場合(GPLを含む、ほぼ全てのライセンスがこれに該当すると思いますが)、1つが無効であれば、使用許可の部分も無効にあると解すべきでしょう。
であるなら、やはり意味不明部分があれば作者に真意を確認せざるを得ないんじゃないでしょうか。
実際には日本では親告罪ですから、訴えられて有罪が確定するまでは無罪ですが、そういうことではなくて一般論としていかがでしょうか?
Re: (スコア:0)
作者に問い合わせるのは有力な手掛かりになると言っています。「こういうつもりだったんだ」というのは解釈が曖昧な場合通る可能性は高いです。が、ライセンスは契約でありまずは書かれたものが有効です。問い合わせをせずに書かれたものだけを根拠に解釈しても一向に構いません (そのためにライセンスが存在しています)。
これは使う側だけでなく作者も縛るものです。争いになったときに作者が「こう解釈した」という主張と使う側が「こう解釈した」という主張はどちらも尊重される
Re: (スコア:0)
>面倒臭がらずに作者に問い合わせればいいと思いますが?
「俺がこのソフト使ってやるからライセンスを俺の指示したものから選べ」と
主張するような人たちがわざわざ問い合わせなんてすると思いますか?
Re: (スコア:0)
読むところまでは当然としても,法的解釈までは素人じゃ無理でしょう.
>面倒臭がらずに作者に問い合わせればいいと思いますが?
オレオレライセンスの意味するところを厳密に回答できる作者ばかりではないと思いますし,その場合には作者の回答だって,単なる素人解釈だったり,ライセンスに定義されていない主張だったりするかもしれません.
作者の意図を確認し,それを尊重するのはいいことだと思いますが,それはもはやライセンスの議論ではありません.
また,他ライセンスとの互換性については,個々のライセンスの持ち主の知るところではないという話もあります.
Re: (スコア:0)
ベースにできるような選択肢は3つくらい?
・GPL
・BSD
・CC
あと、補足で
・MPL
・ASL
・LGPL
・GPLv2,v3のバージョン違い
・CPL
・MIT
ただ個人的には、CPL,MPL,ASL,MITあたりは実際的な違いが分からない。
# というかね。ライセンスの中身見て覚えて、その相関チェックとか
# する手間が大変なので、いくつかにしぼられるのは歓迎ですよ。
# それは作者がどういうライセンスを使えるかには影響ないですし。
GPLとLGPL、ふたつで十分ですよ (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:GPLとLGPL、ふたつで十分ですよ (スコア:1)
2つで十分だというなら GPL と 修正BSD では?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>どのライセンスを適用するかは作者が考えることで、OSIが考えることじゃない。
じゃあその程度の見識ならライセンスが多すぎるとか言わない方がいいと思いますが。
選挙運動? (スコア:0)
逆効果 (スコア:1)
そこかしこでばっちりネガティブキャンペーン張られて
落選間違いないでしょう。
# もしくは鼻で笑われておしまいか。
Re:逆効果 (スコア:1)
Re:逆効果 (スコア:1, すばらしい洞察)
ただし、ここは「/.J」なのさ。
# ユニセフと一緒だよ。(マテ
Re:逆効果(スコア:-9, 脊髄反射) (スコア:1)
ユニセフには影響力があるかもしれない。
しかし、日本ユニセフ協会には……。
猛烈に影響力ありそうですが???
Re: (スコア:0)
法的に有効な文書 (スコア:0)
とはいえこれは言うは安く行なうは難しで、国会で制定されるような法律でも後で矛盾が指摘されたりします。まして、在野の普通の人が簡単に創り出せるようなものではないでしょう。それは、GPLv3の議論の難しさでも明らかです。
法令知識がさほど十分でない人のとるべき道は、やはり定評のある既存のライセンスを使うのが無難でしょう。さすれば、あまりに細分化したライセンスは徐々に淘汰されていく、また、そうあるべきだと思います。
Re:法的に有効な文書 (スコア:1)
あと、頭記文の次の記述について一言。
>ライセンスの選択肢を狭めるのはそれこそ
>「開発者の権利」を減じることにもなりかねない
「開発者の権利」はライセンスの豊富さに支えられているのではなく、
オープンソースとして公開されているソフトウェアの豊富さに
支えられているものだと思います。
些少な差異によって区分される多数のライセンスが乱立した状態は、
弊害の方が大きいのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
OSI? (スコア:0)
と思った私は古い人なのでしょうか。。
Re:OSI? (スコア:1)