FreeBSDにZFSが移植される

elfbin 曰く、

マイコミジャーナルによれば、FreeBSDへのZFSの移植が完了したことが発表された。FreeBSD 7-currentで利用可能となっており、次期メジャーリリースのFreeBSD 7.0-RELEASEで実験的な機能として搭載される見通しとのこと。ただし、現在の実装では、iSCSIを経由した共有ZVOLs機能が実現されていないほか、ACLには未対応であり、またZFSのブートパーティション化もできない。

ご利用は計画的に

[KENN (3839)]

カーネルメモリを大量に消費するという問題もある模様です(参考記事 [ninth-nine.com])。それでも使ってみたいという人は、先駆者の苦労の記録 [ninth-nine.com](タイトルにZFSが含まれている記事がそう)を参考にさせていただきましょう。

何故かMYCOMの記事にはリンクがありませんが、公式なアナウンスはfreebsd-current MLへのこの投稿 [freebsd.org]になります。

ちなみにZFSをブートパーティションにできないのは、Solarisでも同様のようです。

Re:ご利用は計画的に

[coffeine (14743)]

> ちなみにZFSをブートパーティションにできないのは、Solarisでも同様のようです。

現在のスケジュールではBuild 62で(x86のみですが)対応予定となっています。

ONNV Flag Days, Heads-Ups and Project Integration History [opensolaris.org]

Re:ご利用は計画的に

[yuno (5162)]

>ちなみにZFSをブートパーティションにできないのは、Solarisでも同様のようです。
SolarisExpress のつぎのつぎくらいで、できるんじゃなかったっけ。

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-- yuno

AsiaBSDConで発表されてますね

[shojin (28072)]

作者のpjd氏は先日あったAsiaBSDCon 2007で移植作業について発表されていますね。

Pawel Jakub Dawidek: Porting the ZFS File System to the FreeBSD Operating System, In Proc. of AsiaBSDCon 2007, March 2007.
http://asiabsdcon.org/papers/index.html [asiabsdcon.org]のP16。
内容はZFSを使う利点、仮想記憶を模したというZFSの発想、ZFSの移植方法など多岐にわたるようです。
また、将来的にはjailと共に用いることでファイルシステムを仮想環境にくっつけて外から見えなくしているSolarisのzoneのようなものを実現するという案もあるようです。

これでOpenSolaris使わなくとも

[Anonymous Coward]

使い慣れた環境 + いろいろすごい(らしい)ファイルシステム = priceless

これやっちゃうとOpenSolaris選ぶ理由がなくなってしまわないかしら

Re:これでOpenSolaris使わなくとも

[Anonymous Coward]

＞これやっちゃうとOpenSolaris選ぶ理由がなくなってしまわないかしら

OpenSolarisはまだまだこれからだし、
SunのサポートがあるSolarisという選択肢は
なくならないだろうし、使い慣れた環境という事もある。

何より、ZFSに関してはこれからの改良を考えると
ポーティング作業が完了したといっても
新機能は、OpenSolarisの方が先に入ってくるから
ZFSという点に絞ればOpenSolarisという選択肢もあり。