Debian GNU/Linux 3.0 (woody)リリースにむけてフリーズ開始 21
ストーリー by Oliver
testing-testing-testing 部門より
testing-testing-testing 部門より
kubota 曰く,"Debian GNU/Linux の次期バージョン (Version 3.0, Woody) のリリースに向け、フリーズが開始される。予定通りいけば、次期バージョンのリリースは 11 月になるそうだ。Debian Project では、過去何度かのリリースにおいて、大幅な遅れ(フリーズしたのになかなかリリースできない)がメンバーのあいだで問題とされてきた。今回 Debian では、その対策として(リリースされるシステムの品質と新しさを両立させるため)、システムの中核部分から段階的にフリーズするという手法が導入される。オープンソースプロジェクトが、品質を損なうことなく大幅なリリースの遅れを防ぐ効果的な手法はないのだろうか。"
リリース遅れ (スコア:1)
新機能 vs 安定性 (スコア:1)
新バージョンには新しい機能をどんどん取り込みたいけど、でもそうすると安定性に反することになります。それでも安定性を保とうとすると、リリースが遅れることになります。
そのへんの対立というか矛盾というか、それをどう克服するか、ってところをうまく解決できるかどうか、にかかっているような気がします。
しかも、開発者の多くはたぶん、システムの安定性よりも自分の得意分野における新機能の追加のほうに興味があるだろうし。
それに対するひとつの解が「フリーズ」の導入なんだけど(フリーズ期間中は安定性に専念しなさい!)、ぼくらはお金のためじゃなくて自分の自由意志で興味のままに動いているわけだから、安定性に専念しろって言われてもなかなかそうはいかないのがつらいところ。(って、人のことを言えないんですが。。。)
Re:新機能 vs 安定性 (スコア:1)
StableとPortsの最新を追えば安定性を押さえつつ新機能も少しずつ取り込める感じかな。
Debianはお気に入りなんですが、動きの遅さが難点なんですよね。
Re:新機能 vs 安定性 (スコア:1)
確かに FreeBSD を見てると短期間でどんどんリリースされますよね。Debian ユーザとしては、そういう点は羨ましく思います。
# なんて事言ってないで、直接 Debian に貢献できたら良いんでしょうけど、そんなスキル全然ないからなぁ…
Re:新機能 vs 安定性 (スコア:1)
# ゴミ記事でスンマセン m(__)m
Re:新機能 vs 安定性 (スコア:1)
FreeBSDのstableは「保守的な変更のための開発の支流」という安定指向でありながら動きのあるものです。
currentとunstableはほぼ等価かな「動かないことあり」だし。
組織形態? (スコア:1)
> されますよね。Debian ユーザとしては、そういう点は
> 羨ましく思います。
Debian はバザール式なのに対し、FreeBSDは少人数のコアメンバーが cvs commit 権を握っている、という違いは関係しているでしょうか?
メンテナ募集するしか (スコア:1)
メンテナの数が必要になってくるんでないかな
(BSD ってメンテナの数はどれくらいいるのかなぁ)。
個人的には、英語スキルの問題がなければメンテナやりたいね
(それ以外のスキルは十分、ということでなくて、それも勉強が必要だけど)。
Debian-JPの ここ に「メンテナ入門」があるけど…死にリンクだねぇ。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:組織形態? (スコア:1)
Debianに限って言えば, 開発者コミュニティの規模ではFreeBSDと大して変わらないでしょうから, むしろネットワークでの配布システムにCVSupを使っているということが大きいのではないでしょうか?
ある程度のシステムを管理する人や開発者はCVSリポジトリ全体をまるごと持っているのがデフォルトに近いですから, stableに対して機能の追加/変更が有っても, 適当なタイミングのバージョンを使い続けるのが簡単で, よってstableに変更を加える際の垣根が低いということだと思います.
ただ, FreeBSDでも機能追加/変更を嫌うサイトのために, 最近securityブランチを設けましたので, こちらの方がDebianのstableに近いのではないでしょうか
Re:メンテナ募集するしか (スコア:1)
Re:組織形態? (スコア:1)
# っていうか、こういう事は自分みたいなユーザより
# メンテナされてる方のほうが肌で感じられてるのではないかと ;-)
でもバザール式と言っても、プロジェクトリーダやリリースマネージャがいる訳ですし(違ったかな?)、メンテナのレベルにあわせて権限を変えていくという話しも聞いた覚えがあるので、それ程違いがある訳でもないような気がします。(結局わかってないです。ごめんなさい)
なんとなく思うのは Debian って完璧主義なのかな~? ということです。完璧主義が悪いとは思っていません。ただ、リリースするからにはその時点で最高なものを目指すんだと思いますが、100 点目指してリリースが遅れるよりは、80~90点のところでどんどんリリースしてった方がメンテナにとってもユーザにとっても良いような気がしますがどうなんでしょ?
Re:メンテナ募集するしか (スコア:1)
http://www.debian.or.jp/~mhatta/docs/maint-guide-ja/index.ja.html
ここですね。
メンテナになられること期待してます! ;-)
完璧主義? (スコア:1)
Debian のリリースの条件は、「リリースクリティカルバグがないこと」です。って、これだとトートロジーですね。BTS (Bug Tracking System) にバグを登録するときに重要度を指定するのですが、 まあ、重大なバグがないこと、くらいの意味です。
一般のパッケージがリリースクリティカルバグを持ったままだと、リリースバージョンから削除されてしまいます。重要なパッケージ (libc6 とか) だと、修正されるまでリリースが延期になります。
そういう意味では「完璧に」リリースクリティカルバグをなくすという方針を堅持しています。
とはいっても、このリリースクリティカルバグの統計からわかるように、これをなくすのはけっこう大変です。これがリリースの障害になっていることは間違いないので、最近、バグスカッシュパーティーというのが IRC 上で行われたりするようになりました。 たとえばこれ。
BSD では、バグの修正を促進するための手法がなにかありますか?
「メンテナ入門」 (スコア:1)
新機能 = 独占性 (スコア:1, 余計なもの)
There is no spoon.
Re:完璧主義? (スコア:1)
>
> そういう意味では「完璧に」リリースクリティカルバグをなくすという方針を堅持しています。
その辺はわかってるつもりなんですが、重要なパッケージというのは、やはりそれなりの人がメンテされてると思うので、bug fix しないでいるってことはないんじゃないかと思うのです。
で、リリースが遅れてしまうのは一般のパッケージの bug が潰せないのが原因なのかなぁなんて思ってしまうんですが…。
# 想像で言ってるので良くないですね。反省。
でもそうやって考えると BSD がちょくちょくリリースされる秘訣って興味ありますね。
Re:メンテナ募集するしか (スコア:1)
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:組織形態? (スコア:1)
> コアメンバーが cvs commit 権を握っている、という
> 違いは関係しているでしょうか?
「コアメンバーが cvs commit 権を握っている」という
表現で何を言わんとしているのかがよくわからないの
ですが、(それはさておき)
FreeBSD の現在のコアメンバーの数は 9 人で、
cvs commit の権限をもっているコミッターの数は
コアメンバーも含めて、今のところ 274 人です。
また、
> Debian はバザール式なのに対し、FreeBSDは
と言われていますが、"The Cathedral and the Bazaar"
で ESR が "Cathedral" な開発スタイルとして例に挙げて
いたのは、その当時の FSF の開発スタイルです。
ESR のあの論文は、当時、各方面に影響を与えていました
が、そのひとつに、GCC の開発を公開された場所で進めよ
うとして始まった、Cygnus の EGCS プロジェクトがあり
ました。その EGCS プロジェクトが開発の進め方の一つの
モデルとして参考にしたのが FreeBSD の開発スタイルです。
このことは、当時の EGCS プロジェクトの FAQ に書かれ
てました。今の GCC の FAQ にもその文章が残っています。
Re:組織形態? (スコア:1)
Re:組織形態?(commiterは少人数ではありません!!!) (スコア:0)
↑
結構な人数がいます。
Re:FreeBSDのメンテナ(コミッター)の数 (スコア:0)