米巨大IT5社の決算出そろう。コロナ禍によるIT需要でGAFAM全社が過去最高益を更新
Google、Apple、Facebook、Amazon、MicrosoftのいわゆるGAFAMと呼ばれる大手IT5社の2020年10~12月期決算が出そろった。結果から言えば、コロナ禍の影響でIT関連の需要が増加、全社が四半期としては過去最高益を更新したという(東京新聞、SankeiBiz)。
Googleの持ち株会社であるAlphabetは、2020年第4四半期の決算を発表した。売上高は568億9800万ドルと過去最高。主力の広告が22%増となったほか、巣ごもり需要でクラウドサービスやYouTubeも好成績をあげたとしている(ITmedia)。
Appleも同じだ。1月27日に発表した決算では、純利益は前年同期比で約30%増となる287億5500万ドル。iPhone 12シリーズが買い替えを促進したほか、iPadやMacBookも好調だったとしている(東京新聞、CNET)。
Appleとの対立が目立つFacebookに関しても1月27日に発表された決算は好調。売上高、純利益ともに過去最高。売上高は前年同期比33%増の280億7200万ドル、純利益は53%増の112億1900万ドルだった(ITmedia)。
べゾス氏の退任が報じられたAmazonの最終利益は約2.2倍の72億2200万ドル。売上高は44%増の1255億5500万ドルと初めて1000億ドルを超えた。リアル店舗こそ8%減となったものの、オンラインストアは46%増、サブスクリプションサービスは35%、AWSは28%、広告を含むその他が66%となっておりほとんどが増収という結果となった(ITmedia)。
Microsoft第2四半期の売上高は431億ドル、純利益は155億ドルで、こちらもアナリストの予想を上回る好決算となった。とくに在宅勤務等の増加により、クラウド需要が高まりAzureの売上高は前年同期比50%増と大幅に伸びているという。同様に商用版のOffice 365の売上高は21%増に、巣ごもり需要でゲーム事業も好成績だったとしている(ZDNet、ITmedia)。