プログラミング言語を一つ学んだら別の言語も簡単に習得できるという考えは正しいのか? 165
日本語覚えても英語は話せない 部門より
LISPやMICRO-PLANNERのように、基本的な概念が全く異なる第二言語の学習は、第一言語の学習と同等かそれ以上に難しい可能性が高い。学生がデータサイエンティストになりたいのであれば、C言語を学ぶよりもRやPythonを学ぶ方が合理的だ。こうしたことから、Mark Guzdial氏は、「なぜ最初に学ぶプログラミング言語は重要ではない」という考え方が定着しているのか考えるようになったそうだ。 同氏の考えとしては、1960年代後半にCSカリキュラムが定義されたとき、プログラミングの数学的基盤に重点が置かれていた。このため、現在教育者になってるような人は、現代の学生と比較すると数学的に強い基盤を持っている。このため、言語の違いは表記法の違いに過ぎないと考えているのではないかとしている。