
訃報:加古里子博士が逝去 33
ストーリー by hylom
昨年まで新作を出されていたとは 部門より
昨年まで新作を出されていたとは 部門より
st1100曰く、
加古里子(かこさとし・本名 中島哲)博士が、2018年5月2日に92歳で逝去した(かこさとし公式サイト)。「からすのパンやさん」や「だるまちゃん」シリーズの絵本作家として、世間一般には認知されているが、それらに頻出する「モノ尽くし」の作風や、「かわ」、「海」をはじめとした科学絵本を愛読し、科学や技術の道に進んだスラド諸氏も多いのではないだろうか。
氏の絵は下手だと思うが、それを補ってなお余りある事物への執着や愛着、観察の眼差しは、大変に心惹かれる。92歳でなお現役であった。これからも創作を続けてほしかったが、悔やまれる。
>氏の絵は下手だと思うが (スコア:4, すばらしい洞察)
Re:>氏の絵は下手だと思うが (スコア:2)
<氏の絵は下手だと思うが>> 写実的な描写が必要なジャンルの絵本作家に対し、なにをもってそのような事を発言されているのか。 荒れるので好きだった絵本をコメントしましょう。 私はベタですがからすのパンやさん。どれも美味しそうだった。
失礼しました、写実的な描写が不必要なジャンル、の誤りです。頭冷やします。
Re:>氏の絵は下手だと思うが (スコア:1)
ストーリーに挙げられている「かわ」、「海」のほかにも、ダムとか宇宙とか、写実的な描写が必要な科学絵本もいろいろ出していますよ。
Re:>氏の絵は下手だと思うが (スコア:2)
写実的な描写の科学絵本、
色が(多分想定外に)混じっちゃったり、手が震えちゃったり・・・
「海」に出てくる「ふりっぷ」とか諸々の描写
その辺が下手だと「思う」ポイント。
しかし、
言いたいのは、
それを補ってなお余りある事物への執着や愛着、観察の眼差し
絵としての技巧ではなく、科学絵本としての説明への熱意。また、その裏に隠れた猛烈な勉強。
専門外の分野であっても、専門家並みに勉強して調べて描いている。
上手な人がさらっと綺麗な絵を描くよりも、姿勢の凄みと事物への愛着がとても素晴らしい。
加古里子ファンの下手な作文による追悼の賛辞でした。