政府が国内全ての法律や政令を集めたデータベースを作成、来年度より一般提供も予定 35
ストーリー by hylom
今までなかったのか 部門より
今までなかったのか 部門より
caret 曰く、
政府が約4,000件あるという日本国内のすべての法律や政令を収録した「法制執務業務支援システム(e-LAWS)」を10月より本格運用開始する。来年度より一般への提供も開始される予定(NHK、読売新聞)。
国内の法令データベースとしては電子政府政策の一環として総務省行政管理局が所管する電子政府の総合窓口(e-Gov)の法令データ提供システムのほか、厚生労働省が所管する法令を収録した独自の法令等データベースサービスを運用している。しかし、総務省の法令データ提供システムは改正の反映が遅かったり、毎月数件のペースで訂正が行われるなど、信頼性に問題があったという。またHTML形式での提供となっており、データの二次利用に課題があった。
e-LAWSでは総務省だけでなく、所管する各省庁がチェックや改正時のデータ更新を行うことで、正確なデータ提供に努める。またデータ形式はXMLとなり、改正対象法令のダウンロードと新旧対照表の作成だけで、改め文が自動作成される「改め文作成補助システム」も実装され、法案作成作業の大幅な効率化が期待される(総務省広報誌 平成27年 5月号「MIC NEWS 03 法制執務業務支援システム(e-LAWS)とは?」PDF、「法案等作成業務の合理化について」PDF)。
一般提供は「来年度のできるだけ早い時期」に開始するとのことで、法曹関係者や、民間ビジネス等への活用も期待されている。
あと必要なのは (スコア:2)
告示と条例とローカルルール。
あとできれば、企業・団体が出している規約を納めたDB。
府省令は対象外 (スコア:1)
ベースになっている政府内部のデータベースが政令以上しか対象としていなかったせいだと思いますが、やはりe-govと同様に府省令は対象にしてほしいですね(できれば法規性のある告示も)。
改め文作成補助システムは(仕様次第ですが)政府の中の人の作業量を大幅にコストダウンする可能性があります。Wordで変更履歴付で新しい条文を作ると、そこから自動的に新旧対照表と改め文を作ってくれる、とかだといいですね。
Re:府省令は対象外 (スコア:2)
府省令がないのは不便ですね。
法律を調べる用事があるとするなら、委任先の府省令も調べることになるのが自然なのに。
今の法令データ提供システムにしても、委任先へのリンクやバックリンクがあると便利でいいなあ、と思っていたりします。
大体は施行令・施行規則で検索すればいいんですけど(これも手間だけど)、たまに「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律第二条第一号の通信方式を定める省令 [e-gov.go.jp]」みたいなのがあって、検索に引っかからないという。
Re:府省令は対象外 (スコア:1)
法令データベースの内容はe-govに反映されるようですが、そうすると、法律・政令は新しくて、府省令はちょっと古い、という微妙なことになるのかもしれません。
委任先へのリンクは確かにあるといいですね。どういう府省令に委任されているか知らないとちょっと面倒ですよね。外為法とか金融商品取引法とかなかなかやっかいです。
Re:府省令は対象外 (スコア:2)
Re:府省令は対象外 (スコア:1)
どうやら新旧対照表を作るとそこから改め文を作ってくれる仕組みのようですね。新旧対照表の改正箇所に線を引く作業も手作業のようです。これも自動化してくれるといいのでしょうが…。
Re: (スコア:0)
>できれば法規性のある告示も
「別に大臣が定める」など、具体的な決めを告示に投げている条文が多いので賛成。
あと、改正前の条文を参照するのに、改正法をいちいち遡るのが面倒なので、
改正前の法文の全文を参照できるとうれしいかな。
Re:府省令は対象外 (スコア:1)
確かに。個人的にはフランスでやってる↓こういうのがいいです。改正法へのリンクや過去の特定時点での条文の表示など、いたれりつくせり。
https://www.legifrance.gouv.fr/affichCode.do?dateTexte=20160928&ci... [legifrance.gouv.fr]
Re: (スコア:0)
裁判所の定める規則も。
民事訴訟規則、刑事訴訟規則、人事訴訟規則、…。
法律で細目を下位委任されてるのが司法府の定める規則で、管轄の関係でe-Govには入ってなくてけっこう不便。
おおー (スコア:1)
・HTML形式での提供となっており、データの二次利用に課題があった。
↓
・データ形式はXMLとなり
JAVA脆弱バージョン
↓
ActiveX
の迷走とくらべ素晴らしい近代化です
# ええ現代化はTLS1.2以上でのAPI対応ですので
旧旧対照表は助かる (スコア:0)
法令データ提供システムはよく使うけど、様式や図が掲載されてないので不便なことも多い
マイナー法令だと書籍化もされないし(出版社に問い合わせたら「一冊○万円なら作ります」って言われた)
古い法令を参照する機会は結構多いけと、法令データ提供システムや所管官庁のサイトには最新版しか掲載されてないから、不自由したんだよなあ
Re:旧旧対照表は助かる (スコア:1)
比較的メジャーな法令で○○六法に載ってても様式は略とかありますね。そのへんもなんとかしてほしいです。
ちなみに、旧旧対照表というのは、役人が新旧対照表を作る際のベースとなる、両段に現行規定のみが記載されたものを指し、本当に古い条文が載っているわけではないと思いますよ。
すごいな! (スコア:0)
国会中継とかタブレット議員だらけになりそうだな。
Re:すごいな! (スコア:1)
議員の先生方には関係のない代物ですよ。
先生方には、きちんと、紙に印刷された改め文(法律案)と概要と法律案要綱と新旧対照表と参照条文(場合によっては追加の説明資料も)が配られます。
ついでに (スコア:0)
ついでに、と言っちゃ何だが、そろそろ医薬品の添付文書 [pmda.go.jp]の公開もSGMLからXMLに変えて欲しい・・・
Re: (スコア:0)
SGMLて一行目ごにょごにょしたらまんまXMLじゃね?
出版社の危機 (スコア:0)
六法全書が売れなくなります
Re:出版社の危機 (スコア:1)
六法全書はとっくにe-govに負けてますから、たいして変わらないかと。紙の六法は指を挟みながらあちこち見れるのが便利ですね。
Re: (スコア:0)
出版社は電子辞書に安値で売り込んで数をさばいてなんとか食ってる状態だろ
今後はスマフォアプリにシフトするんじゃないか?
リアルタイムで判例コメント込で更新するようになるだろうな
図書館の法令集は電子化すれば差し替えの手間が省ける
Re:出版社の危機 (スコア:1)
そういうサービスは六法の出版社とは別の会社がとっくにやってて、いまさら規参入は困難です。
期待できない (スコア:0)
これまで政府が公開してきた各種サービスを見る限り、クソ使いづらいものになるのは目に見えている。
e-Gov や eLTAX を使うたびに、UI/UX を設計した担当者の首を絞めたくなるわ。
Re: (スコア:0)
XML形式で提供されるなら利用者側がある程度加工することは可能だから、意図的に腐ったデータ形式にでもしない限りは大丈夫だと思うけど
なにせXMLの設計はUI設計と違って、あまり素人が口出しする分野じゃなかろうから、よほどタコいエンジニアがやらなければ大丈夫じゃね?
# お役所の場合、UI/UXをきちんと設計しようとしても、役人の中途半端な思いつきとかでぶっ壊されることはあるので・・・
Re: (スコア:0)
XMLスキーマがまともなら、政府サイトが駄目でもデータだけ落として民間でサービスすればよいもんね。
ほんと、XMLがまともであることを祈るばかり。
Re:期待できない (スコア:1)
<hourei>
<![CDATA[第一条~~~
]]>
</hourei>
Re: (スコア:0)
EDINET/XBRLなんかまさにそうですね。
Re: (スコア:0)
あれから営業利益を取ろうとして死にかけた
なんで接地してくれないんだよー
Re: (スコア:0)
役人がUIを評価する点は、使いやすさではなく、自分たちに都合が良いかなので仕方がない。
例えば、
・無駄なクリックを減らすより、入念な確認ダイアログを表示を所望する。
・平坦なJIS12水準字表示より、厳格な異字体を画像文字で表示させるたがる。よってコヒペできない。
・やたらと表組み(Tableタグ)を使いたがる。出来た画面は何故かホスト時代とソックリになるww
・異常に完璧な動作を望む。非同期表示での表示欠けや途中表示など論外。
・画面内の用語のチェックは厳密に、一字一句の単語にトコトン拘る。よって無意味に長く、文として意味がわからない。
・官僚
Re: (スコア:0)
確実に口出されるよ。
htmlベタ書きみたいなxmlで済めば良いけどな。。。
何のためにxmlにするか、ではなくxmlとして読めることが主だから。
Re: (スコア:0)
他のツリーに出てくる厚生労働省系のSGMLがホントクソでなぁ…何考えてんのコレ的な。
基本構造は頭いいやつが考えたんだが、無知な人間が理解せず妙な仕様に落としたうえで横車が2段ぐらい入ったのかなーーーって感じよ
それ考えると…
シンプルにまとめてくれればそれでええんやでホント。
鮮度が大事 (スコア:0)
大昔、会計事務所にいたんだが
租税特別措置法とかの毎年改正になる法令は施行日までにきちんとDBを改訂ならびに校正してくれるんでしょうね?
あと国税審判の結果なども但し書きで早急につけてくれないと困る。
Re:鮮度が大事 (スコア:1)
国税審判は条文を変更するものではないので、反映しようがないですよ。
改め文作成補助システム (スコア:0)
実際のところどうなのでしょう。
例えば、
第六条 自立支援給付は、介護給付費、特例介護給付費、訓練等給付費、特例訓練等給付費、特定障害者特別給付費、特例特定障害者特別給付費、地域相談支援給付費、特例地域相談支援給付費、計画相談支援給付費、特例計画相談支援給付費、自立支援医療費、療養介護医療費、基準該当療養介護医療費、補装具費及び高額障害福祉サービス等給付費の支給とする。
を、
第六条 自立支援給付は、介護等給付費、特例介護等給付費、訓練等給付費、特例訓練等給付費、特定障害者特別給付費、特例特定障害者特別給付費、地域相談支援給付費、特例地域相談支援給付費、計画相談支援給付費、特例計画相談支援給付費、自立支援医療費、療養介護医療費、基準該当療養介護医療費、補装具費及び高額障害福祉サービス等給付費の支給とする。
みたいな改正をするとき、
第六条中「介護」を「介護等」に改める。
みたいな改め文ができたら困るわけで、かなり手作業にならざるを得ないのでは。
Re:改め文作成補助システム (スコア:1)
新旧対照表では、改め文による改正対象とする箇所に傍線を引くのですが、今回のシステムでは、傍線を引く作業はなお手作業のようですので、そのへんはまだベテランの役人が腕を振るう必要がありますね。
上記例だと、「介護給付費、特例介護給付費」に傍線をひいて、
第六条中「介護給付費、特例介護給付費」を「介護等給付費、特例介護等給付費」に改める。
のような改め文を生成することになると思います。
Re: (スコア:0)
作文補助システムの導入すれば解決
# by 桜の代紋
Re: (スコア:0)
省庁ごとにモジュール分けして各大臣にcommit権持たせておけばいいだろ