開発者として食っていくならフリーと正社員どっちが良い ? 121
ストーリー by reo
情熱プログラマーでも読みましょう 部門より
情熱プログラマーでも読みましょう 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
japan.internet.com にて、「あの開発者は雇うな」という興味深いコラムが掲載されている (Datamation の原文) 。
フリーの開発者が大手 IT 企業に正社員として転職した開発者に対し「フリーで仕事を請けるほうが良い、社員になるのは間違っている」と主張する、という内容だ。最後にはフリーの開発者が「自分は君と同じようなスキルを持っているが 2 倍以上稼いでいる」といって (2 人分の飲み屋の勘定を払って) 立ち去り、結局どちらが良いかは結論は出ていないまま記事は終わるのだが、実際のところフリー/正社員のメリット/デメリットはどんなもんなんだろうか ? 最後に勝つのはどっち ?
フリーランスの賞味期限 (スコア:5, 興味深い)
今30代後半なわけですが、数年くらい前から、自分が仕事を始めたころにお世話
になった年配のフリーランスの人(現在40後半くらい)が結構廃業しています。
いろいろと話すと年齢の問題にいき付きます。
新しい技術に対応できない、という側面はややありますが、もっと根が深くて、
自分の部下などの若い世代の人が、年配の人に仕事を振りたがらないのです。
仕事を発注する側ですから、相手がベテランであっても、ある程度主導権を得たい。
しかし、下手をすれば自分の父親と同じくらいの人間に、そこまでの要求がしずらい
とか。
若い世代の人の多くは、たとえ年配のフリーランスの人間に能力があっても、
多少能力が劣る同世代やちょっと年上くらいのフリーの人に仕事を振ってしま
います。
Re:フリーランスの賞味期限 (スコア:3, 興味深い)
当然、仕事をもらう相手はひと世代以上若い人ですが、
仕事なんで、主導権とかそういうのはないです。
なにしろ、彼らに出来るのは会議と外注発注書切ることだけですから。
廃業する人は、もともとそれだけの能力しかなかった
と言うしかありません。
歳は関係ありません。
Re:フリーランスの賞味期限 (スコア:1)
例えば実家の親が介護を必要とするようになって、その実家のあたりでは
介護サービスをあまり満足に受けられないので云々みたいな家庭の事情とか。
特に40~50台だとそういうことも結構あるんじゃないですかね。
ていうか、年金受給者が年金があるからって安く仕事を値切っていく分、
同じ安い金額では生活できない若い人が圧迫されるなどという意見を
(別の業界でですが)見たことがありますがどうなんでしょうね。
Re:フリーランスの賞味期限 (スコア:2)
リアルにそういう人を1人知ってますけど
まったく別の業界の非正規社員をやってますよ。
コの業界に戻る気はまったくない、と言ってます。
clausemitz
愛嬌があれば生きていけます? (スコア:5, 興味深い)
以前知人から聞いた含蓄ある言葉。
「世間的には、出世競争で上司にごまするために正社員は技術より愛嬌で、
フリーは腕一本で生きていくため技術が何より大事、というがこれは全く逆だ。
技術のある正社員は上司に嫌われて多少の不遇はあれど同僚に愛されるからそれなりに過ごせる。
フリーはどれだけ技術があっても愛嬌がないと、必要なときだけ重宝されても、
何かあったら切り捨てられ、二度と声は掛からない。」
結局、人脈やコネが大事という意味ではフリーランスは経営者と同じなんでしょうね。
良いエージェントと組めれば話は変わってくるのでしょうが、日本だとエージェントってあまり聞かないよね。
Re:愛嬌があれば生きていけます? (スコア:1)
表題の、お前の二倍稼いでいるなんて言って、全員の勘定払って先に帰る奴は愛嬌も糞も無いでありますよね……
#勘定を払ってくれる人は全ていい人だが彼の将来が心配過ぎる
Re:愛嬌があれば生きていけます? (スコア:2)
>というか、彼の場合個人事業主なんでしょうから、飲食代は経費で落として相手に恩を売っただけでしょう。
>なんにせよ、利益の出ている個人事業主や法人には、キャッシュより領収書をもらったほうが節税価値は高い
非自営業の人は平気でこういうこと言いますが、
それで相殺する税額は50%もありません。法人だったとしても最大43%です。
割り勘で支払って領収書をせしめたときに初めて節約になるのです。
フリーでやってます (スコア:4, 参考になる)
経費でゴチャゴチャやって、課税対象額としては450万ぐらい。
メリットは、「今が」気楽な事ぐらいですか。
次の15年や老後の蓄え&年金の事考えると、軽くブルーになります。
歳食ってからフリーになる事はできても、フリーから社員になるのは大変です。
それに年々頭の回転が悪くなってるのにも、驚きました。
(若い頃聞かされてた以上に、回らなくなるんですねぇ)
正しい道は法人化して人を雇って、規模を大きくする事なんでしょうけど
私には人を育てる才能が無いので無理そうです。
Re:フリーでやってます (スコア:3, 参考になる)
社員として働いてもフリー時代の幅広い視野があるのでいろいろいいよ。
普通の正社員の開発者は利益やなんかまでなかなか考えられない。
正社員からフリーになるのはいろいろ覚えることややることが多いので
大変だけど、正社員になるのは、フリー時代の人脈も多くあるので、
比較的楽だと思います。いろいろな取引先と信頼関係があるはずですよね。
それから、個人事業主から法人化させてみると、また視点が変わって
勉強になりますよ。社員は自分だけでも出来るので。
Re:フリーでやってます (スコア:3, 参考になる)
私も同じような道を歩んで今正社員から木っ端企業の平役員やらされてますが、
「会社に貢献したければ最低限給料の倍は稼げ」というのが実感出来る(本当は
倍どころではないんだけど)経験を積めたのは貴重でしたね。
#そして中小企業の平役員というのが一番割に合わない仕事だというのもつくづく実感……(泣)
>いろいろな取引先と信頼関係があるはず
ある程度の企業だと大体その辺の繋がりは営業に持って行かれてるので、面倒でも一度フリーで
信頼関係築いておくのは重要ですよね。
#自分の場合フリーになったのが勤務先倒産の憂き目にあったのが原因でしたので、個人でも引き継ぎ可能な
取引先を確保出来たのが幸運でした。今の勤務先でもそのうちの数社とはおつきあいさせて頂いてます。
>個人事業主から法人化
有限/株式の資本金規制撤廃されてから楽になりましたねえ……。とはいえ本当に資本金1円で会社立ち上げちゃうと
「その程度の資金集めも出来ないのか?」と勘ぐられてしまうので、それなりに頑張って資金集めは
しておく必要はあると思いますが。
Re:フリーでやってます (スコア:1)
その通りですね。
あと、ITにしろ何にしろ、「何かを販売する(利益を生む)以上企業は法人としてリスクを負う」というのもなかなか見逃せない点じゃないですかね。
実際自分がフリー時代に関わったシステムにトラブルがあってフォローに追われた挙げ句、過労でダウン寸前になったことが
ありますが、もし現実にダウンした場合そのシステムトラブルの責任を個人で取る、というのはなかなか厳しいものがあるな、と思います。
その辺のリスクからある程度保護されるというのも企業に所属することのメリットですし、労働者の不測の事態に備えてリスク管理する
為には会社側もそれなりのコストが掛かりますからね。
Re:フリーでやってます (スコア:3, 興味深い)
自営業全般に言えることですが、10年~15年くらいで一つの壁が来るような気がしますね。
どんなに優秀な人でも老化しますし、また仕事仲間・お客さんの仲間も老けてきます。
若者が中年に。中年が老人に。最初の頃のパワーを維持し続けるのは難しい。
築きあげてきたビジネスモデルが老化するのも困り物。
ビジネスとしてはまだまだ行けるのに、古臭いことをやっていると
従業員が付いてこなかったり。
かと言って、新しいことをやる。人を育てると言っても
> 私には人を育てる才能が無いので無理そうです。
才能というのもあるけど、中小では余裕も求心力もない。
GIGAZINEの社長 [srad.jp]みたいに発狂したくなるのも分かる気がします。
また根本的な問題として、自営業は創業者である自分が主役でないと困る。
優秀な人は欲しいけど、自分より高い給料を払うのは難しいですし
自分の事業を乗っ取られるのも困ります。
> 規模を大きくする事なんでしょうけど
大きくすると倒産リスクが高まりますし。実はあまり正しい道ではないような。
かと言って、一人親方ではあまり大きな商売はできませんし。難しいですねぇ。
Re:フリーでやってます (スコア:1)
>私には人を育てる才能が無いので無理そうです。
起業当初は他の企業が育てた人材を雇って運営し
新卒を雇えるくらいでかくなったら育てられる人材を雇えばいい。
最初は自分の人脈を使って、仲間と一緒に仕事をするというつもりでいれば大丈夫じゃない?
フリーだと周りとの調整は上手いんじゃないかと思うし。
Re:フリーでやってます (スコア:1)
甘いんじゃないですか?
会社を買うってことの意味わかってます?
クズみたいな会社買っても買うほうが損するだけですから。
そんな甘い意識じゃ、乗っ取りをかけられるような価値のある会社にまずなれないでしょうね。
Re:フリーでやってます (スコア:1)
スカリーのような野心家を引き抜くことも
その野心家に会社を追い出されるという目にも会えないということですね。
##その上、返り咲いたのだから、やはりジョブスは並々ならぬ才覚の持ち主だということでしょうね。
何のための仕事? (スコア:3, 興味深い)
フリーで一人親方やっていますが、「何のための仕事」かを考えると非常に楽です。もちろん稼いで食わなくてはいけないので「自分のため」。法人格持っているので「会社のため」。納品し満足してもらう「お客のため」。1人親方は、これら3つがイコールになります。
正社員は、特に「自分のため」と「会社のため」がイコールにならないのではないでしょうか?「スキルアップのための転職」と言うのは、そのいい例だと考えています。
別の方が書いていますが、その変わり仕事は選べません・選びません。ドキュメント書きから、客先でのインストラクション、提案書・企画書・セミナーにコーディングから、OSのインストール。「開発だけやりたい開発者」であるなら、役割分担された組織に属した方がいいかもしれません。
友達も多くないので、お客さんと「打ち合わせ」と称して飲むのが楽しみです。仕事以外でも顔をあわせたくなるお客さんと長続きするのが、最大の財産かな?と考えています。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:何のための仕事? (スコア:2, すばらしい洞察)
自営業として食っているのはもちろん当たり前ですが(だって開発者として食っているのと、自営業として食っているのは排他事象じゃないもの)。
ポイントは 開発者とは何をする人か? という問いに対する答が広いか狭いか、じゃないですかね。
gontaさんは広いんですよ。文章を書くのも「開発」(ドキュメント開発)の内だし、インストラクションやOSのインストールも「開発」(たぶんシステム開発)、コーディングはソフトウェア開発なんでしょう。
fjの教祖様
そういえばSOHOって聞かなくなりましたね。 (スコア:3, すばらしい洞察)
そもそもIT開発業って既に頭打ちで社畜もフリーもどっこいどっこいだと思います。
最後に勝つのはどっち (スコア:2)
本当に優秀な奴なら、独立しようが、就職しようが、芽が出るし、やっていけます。
正社員だからとか、フリーだからとか、言い訳するのは無能の戯言です。
第三の道として、両方選択というのもあります。
就職して正社員になって、
土日、休日など空き時間を、フリー開発者で稼ぐという選択もあります。
Re:最後に勝つのはどっち (スコア:3, すばらしい洞察)
その「能力」が何か、が問題でしょ。
雇われ人には雇われ人の、フリーにはフリーの固有の課題があって、それに対処できるかが適性になるから、要するに人それぞれじゃない?
Re:最後に勝つのはどっち (スコア:1)
愛ですか…おや、どなt
そんなに要るかな? (スコア:3, 興味深い)
そんなに高い能力要らないんじゃないかと思う、技術的な面では。
私も一時期フリーでやってたけど、それほど高い能力があるわけじゃない。
納期を無茶苦茶早くするような、魔法のような能力があれば別だけど、
下請けに回ってくるのは定型的でやり方もスケジュールも上のほうで決まってるものばかり。
相当なアホでもなければ、出来ないようなものでもない。
営業力・コネというものを能力に含めるなら、そりゃ能力のあるほうが勝ちに決まってますけどね。
Re:最後に勝つのはどっち (スコア:2, 興味深い)
いいえ、勝者は生き残った方です。 (スコア:2)
Re:いいえ、勝者は生き残った方です。 (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:最後に勝つのはどっち (スコア:1, すばらしい洞察)
不景気なときは、能力があっても顧客の社員のサンクコストに勝てないことが多いです。
最近のジレンマ (スコア:2, 参考になる)
とは言っても、メンバーとしてプロジェクトに参加する 派遣社員のような状態ですが。
で最近のジレンマ。
ソフトウェアのノウハウって、結局書いたコードに残るもんだと 思うのですが、プロジェクト終了時に守秘の関係からみんな取り 上げられちゃうんですよね。
記憶には残るが、これはいずれ消えてなくなる。
手元にソフトウェア資産が全く残らないので、次のプロジェクトで 有用でも「経験があります」としかならず、一から書き始める ことになる。このループでは いつまでたっても自分の資産にならない…。
ああ!
Re:最近のジレンマ (スコア:1)
Re:最近のジレンマ (スコア:1)
でもうまくやると「つんく♂」のようにものすごい儲け方もできるわけで…
fjの教祖様
Re:最近のジレンマ (スコア:1)
>ソフトウェアのノウハウって、結局書いたコードに残るもんだと思うのですが、プロジェクト終了時に守秘の関係からみんな取り上げられちゃうんですよね。
半ば同意できるが、日本においては、それはフリーに限らん。
プロジェクトが代わる度に、なにもかも全部一から作り直しを要求される。
だからSIビジネスは糞が付くほど非効率なんだよな。
Re:最近のジレンマ (スコア:1, 興味深い)
思い切り劣化させたバージョンは作ったりはしますが。
またドキュメントもノウハウなどは書かず、業務と直接結びついていて他では役に立たないものだけを書くようにしています。
どの位サービスするかは職場によりますが、今のとこは「1〜2年経って必要なくなれば追い出す」と言われてるんで
遠慮なく手を抜くことができます。
Re:最近のジレンマ (スコア:1)
わざわざ手を抜かなくても、どうせ作り直す気であるならば、
作りなおせば作り直すほど設計が良くなるような気がしないでもない。
#それが不動点に行きつくほど何度も作り直す機会もそれはそれでそうそうはない気がするし。
タイトル (スコア:2, おもしろおかしい)
「開発者として食っていくならフリーと正社員どっちが良い ?」
と書くより、
「開発者として食っていくならフリーと正社員どっちがマシ?」
の方が、より正確なのではないかな。
日本で開発者をやっていて、良いことなんか何もない。
んなことは無い (スコア:1)
>日本で開発者をやっていて、良いことなんか何もない。
単純に「面白い」。
だから、開発者の立場に留まりたいって人も多いんだよ。
経済的な利益からすれば、他の考え方も有るだろうからと、こういう問いが出て来ると。
富と幸せのレベル (スコア:1)
「貧困レベルを脱すると、『富のレベル』は『幸せのレベル』にそれほど大きな影響を与えない(特に先進国では)。」
(「お金が人を幸福にしない理由:心理学実験から [wiredvision.jp]」の記事の前フリ部分より。
その記事自身がそこで参照しているのはこちら"From wealth to well-being? Money matters, but less than people think [informaworld.com]")
って話もあるんだそうで。
なので収入と満足度は線型ではなく、貧困に近い時は収入が上がることが幸福度に反映しやすいが、
そのラインの収入を超えてさえいれば精神的な満足度(仕事自身の面白さや達成感)の比重が大きくなるということになるのかなと。
#個人的実感はグチっぽくなることを避けがたいのでコチラ [srad.jp]へ記事を分けました。
「稼げば稼ぐほどハッピーになれるのは年収650万円まで」 (スコア:2)
この実験って
「山のように積んだユーロ紙幣の画像を見せた後、彼らの「楽しむ能力」を測る一連の質問を行なった。」
ということだから、その結論は怪しいのでは?
#「美味しいご飯の臭いをかいだだけで人は満足にはならない」のは当たり前。
#人が美味しいご飯で幸せになるとすれば、それは美味しいご飯を食べた時。
一方こういうネタも。
「稼げば稼ぐほどハッピーになれるのは年収650万円まで、それ以上だと幸福感は収入に比例しない」
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100907_money_buys_happiness/ [gigazine.net]
日本における開発者の大多数は年収650万円以下なので、稼いだ金と幸福感との相関は大きいのでしょう。
Re:富と幸せのレベル (スコア:1)
…と、このコメントについてのコメント [srad.jp]を日記に書いた「実感編」の方に頂いてしまいました。
被雇用者か雇用者か (スコア:2, すばらしい洞察)
正社員ならば、段階を経て上を目指せ。
部下をたくさんもつようになたり、会社幹部になれれば年をとっても安心。
フリーランスならば、人を雇って使え。
一人じゃ無理な仕事でも、人をたくさん使えるようになれば受けられる。
そうすれば収入の上限は上がっていく。
もちろん、うまくいくかいかないかは、その人の能力次第。
一番ダメなのは向上心が無い正社員や、いつまでも一人で地道にやってる
フリーランス。
向上心無くダラダラやってる正社員は、いつか会社から弾かれるし、
ずーっと一人のフリーでやってる人は、いつまでも少ない金額の仕事だけで
身体を壊したり、能力が落ちて付いていけなくなったら仕事が減って終わり。
でも、フリーは、とにかく健康が心配なんだよね。
よっぽど貯め込んでないと、重病にでもなったら人生は終わり。
厚生年金と違って国民年金は扶養家族(専業主婦の妻とか)の年金も払わないと
いけないし、支給額も微々たるものだから楽しい年金生活なんてあり得ない。
老後は蓄えで食べていくか、死ぬまで働き続けないといけない。
国民健康保険料も収入が上がると高くなる(上限はあるけれど)から馬鹿に
ならないし、団体共済のように長期休養に対する支援も薄い。
年金も健康保険も、正社員(というのか?)並みに手厚いものを求めるなら、
もっとオプションで契約していっぱい払わないといけない。
日本は自営業という存在は損するように制度化されてるんだよね。
Re:被雇用者か雇用者か (スコア:1)
そうなのよな(厚生年金は倍なので年金については同意できんが)。
この記事のフリーランスな人の場合、会社で言うと必要な引当を積んでなくて実際(長期的)には赤字でも黒字に見えちゃうのとかと同じに思える。
「二倍」の半分は仕事の維持と成長のためにあるんであって、全部が収入ってわけじゃないのだよね。
# 税制的にはフリーランスなんてしないで法人化して可能な(損金になる)限り会社に負担させるのがセオリーだろうな。
Re:被雇用者か雇用者か (スコア:1)
それ、本筋とは全然関係ないし、日本でもアメリカでも同じ。
フリーランスの収入には教育や再投資して事業を成長させるための費用が含まれてる。
だから、収入の比較はそれらのための引当積んでからでないと意味がないって話だよ。
更に言えば、それらを積めないような報酬であれば「安請け合い」って奴に該当する。
向こうの実態は知らんが、日本の事情で言えば税務会計しかやってない人が多いらしい(うちの実家もそうだしな)。
税務会計は税金のための科目しかないから最低でも財務会計はやらないと将来の事は見えないんだが。
# さらに、従業員のトレーニングみたいのや社内事情も表現するには管理会計が要る。
当然ですがフリーだと開発以外のこともやらないと (スコア:1, 参考になる)
完全に独立したフリーなら経理といった事務処理から自分の日程の管理、営業・・・。
当然、グループプロジェクトのような案件には噛めなくなりやすい。
開発に没頭したいタイプのあなたなら正社員のほうが良いですよね。
いつまで開発者として生きていくのかの選択だよ (スコア:1, すばらしい洞察)
いつかは「潮時」が来る。
ある日、限界や潮時を感じたとき、過去の実績だけでキミを厚遇で迎えてくれる組織はあるだろうか。
それとも、50歳、60歳、70歳まで、一開発者として生涯を全うする自信はあるだろうか。
ならばフリーでも良いだろう。
正社員として着々と進んだ人生も永遠に保証されるわけではない。
組織を信じて職務に邁進してきたある日、倒産やリストラの憂き目にあったとき、キミはフリーで生きていけるだろうか。
あるいは今以上の厚遇で迎え入れてもらえる場所は常に用意してあるだろうか。
ならば正社員でも良いだろう。
でもさ、
組織の中であれば管理職や役職者、フリーであればコンサルタントだのアナリストだのと、いろいろ呼び名はあるけれど、どうせいつかは開発現場を退いて別の道に向かうのだろう?
ならば、組織人として生きたいのか、組織にとらわれない自由を生きたいのかの選択だ。
つまりはライフスタイル。
開発者として食っていくなら・・・・なんていうちっぽけな視点じゃ、どの道でも食いっぱぐれるよ。
Re:いつまで開発者として生きていくのかの選択だよ (スコア:4, おもしろおかしい)
> 開発者として食っていくなら・・・・なんていうちっぽけな視点じゃ、
> どの道でも食いっぱぐれるよ。
広い視点に立ったら・・・IT業界なんて辞めておけと
言う結論になりそうな予感。
Re:いつまで開発者として生きていくのかの選択だよ (スコア:3, おもしろおかしい)
いや、
「IT業界なんてやめておけ」
という本を書くんじゃないかという気がする。
fjの教祖様
赤い (スコア:1)
つまり、フリーの技術者は、人の給料の二倍もらっているから勘定も二倍になってしまうが、人の二倍働けて最高!という、社会主義の犬である事を意味していたんだ!!!
働いたら負けと言う事ですね
わかります
自分の性格次第だと思う (スコア:1)
Re:貴方は経営が出来ますか?営業は? (スコア:1)
良い悪いは別なんだけど、よほど自動で処理可能なような職場(設備とか含む)じゃないかぎりは、業務サーバへの入力他が発生したりします。
紙に書いてるとは限らないしね。
IT化しても、人間がアナログデバイスなのでA/D変換に手間がかかるのです。
# 早くjack-inできるようになりたいなぁ
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:突っ込み (スコア:1)
って、そもそも「あの開発者は雇うな」(2/2) [internet.com]最後のオチの
私は帰りがてら、最後に笑うのは自分だ、と思いながら一人ほくそ笑んだ。何しろ、私は会社から休日のパーティに招待されたが、Sam の方は自宅に残って、大量の請負金を数えていたのだから。しかしまた、結局最後に笑うのは Sam のほうかもしれない。
「私は帰りがてら~数えていたのだから」まではそういう「余計な仕事も抱え込んでいる」の意味(営業でも開発でもない会計仕事だけど)じゃないの?と思う。
とはいえ、最後の最後にもう一回「しかしまた」以降でそう単純でもないかもと再逆転の可能性を暗示してから終わっているけども。
Re:突っ込み (スコア:2, すばらしい洞察)
まあ、大企業には年金とかそういうのもありますから、
今もらっている額が倍以上だからって、単純に比較はできませんよね。
Re:突っ込み (スコア:1)