
頓挫したプロジェクトのコードはどこにいく? 43
ストーリー by hylom
ゴミ箱行き、 部門より
ゴミ箱行き、 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
本家/.で、「失敗したプロジェクトのコードはどうなってしまうのか?」という話題が上っている(「What Happens To Code From Failed Projects?」)。
「/dev/nullっていう、お空にある天国にいくんだよ」なんていうことは無いかもしれませんが、実際にはどのような扱いになることが多いのでしょうか?MMORPGのTabula Rasaが2009年2月末をもってサービスを中止するというニュースを聞いて、サーバ/クライアントコードはその後どうなるのか気になった。他プロジェクトで参考にされたりするのだろうか? 破棄されるのだろうか? それとも、どこかのハードディスクに保存されっぱなしになるのだろうか?Tabula Rasaだけでなく、その他の多くの頓挫してしまったプロジェクトのコードはどうなったのだろうか?
その企業内でコードを再使用することも多いだろうし、コードを公開して脆弱性が見つかったりすればその企業の他製品にも影響する恐れもあるし、中止となったプロジェクトのソースコードがフリーに配布される可能性は皆無に等しいと思う。とはいえ、もしそのようなリソースが提供されれば他プロジェクトの開発にも有益な気がするのだが、どうだろうか?
頓挫しても、しなくても (スコア:5, おもしろおかしい)
もしも消えてなくならなければ、
手許にある複数のコードのうち、どれが正式コードなのか、判別がつかなくなっています。
もしもバージョン管理ツールを使えば、
複数のリポリトジのうち、どれが正式コードなのか、判別がつかなくなっています。
もしもリポリトジが一つしか残っていなければ、
どのバージョン管理ツールのリポリトジが正式コードなのか、判別がつかなくなっています。
Re:頓挫しても、しなくても (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
問題は (スコア:4, 参考になる)
(1) 権利関係がすべて身内で完結
これならば、部品取りとして参考に使え、特別な処置は必要なく
参考として使えないほど古くなったら適切に消去処分。
(2) 大きなシステムの一部として嫁に出す予定が破談
元請やこちらで受けるときの契約によりますが、経験値アップとして
次に活かせるぐらいしか残らないかな。他で使えそうだからって使いまわすと
以外とぼろが出そう。
(3) 元締めやって外注にいろいろ部品作らせていたけど破綻
これが一番厄介かもしれない。まあ、コードの処置より消火作業が大変でしょうが。
Re: (スコア:0)
外注会社 [ikegami.co.jp]も健在だから。
# ここのカメラがかぐやに載ってるみたい
だいぶ昔の話ですが (スコア:3, 参考になる)
LifeStormというMMORPG(?)は、運営元がサービス終了する時にユーザーが交渉して、その後暫くはボランティアで運営されたらしいですね。ソースまで公開されたのかどうかは知りませんが……。
神社でC#.NET
Re:だいぶ昔の話ですが (スコア:1)
ボランティアで継続したMMORPGというと、女神幻想ダイナスティア [itmedia.co.jp]ですか。
マラソンで二位を抜いたら何位?
再利用しようと思えるくらいなら (スコア:3, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
Re:再利用しようと思えるくらいなら (スコア:1)
実際に見てきた利用方法 (スコア:3, 興味深い)
# 自分が頓挫の原因ではないかと心配になってきたのでAC
コードは会社の資産 (スコア:2, 参考になる)
公開なんてとんでもない。
Re:コードは会社の資産 (スコア:5, すばらしい洞察)
スクリプトには全く興味がありませんでした。
おそらく後生に引き継がれて行くのはコード自体ではなく、
そのプロジェクトに関わった人々の経験値なのだと思います。
Re: (スコア:0)
Re:コードは会社の資産 (スコア:2, 興味深い)
除却された以上そこには「存在しないもの」なので、再利用や参考にももできません。
除却したはずのものを使ってしまうと脱税になってしまいます。
(もちろん除却しなければ再利用は可能)
手を合わせてからrm -rf しましょう。
たまに終了したプロジェクトに対して「ソース公開しろよ!」とわめく人がいますが、それって税務上どういう扱いになるのかなぁ。
Re: (スコア:0)
Re:コードは会社の資産 (スコア:5, 参考になる)
Yodacpa ソフトウェアにおける税務上の取り扱い [yodacpa.co.jp]では、
・ソフトウェアは無形固定資産であり、償却対象
・ただし、固定資産税は発生しない
※なので、#1470162で「脱税」と書いたのは間違いかな
そもそも資産価値がなくなる(=償却し切った)場合は除却処理は不要じゃないですかね?
「利用価値がなくなったから除却する」というならわかりますが。
また、
ソフトウエアの除却とそのタイミング [falawfirm.com]では、
で、
・業務が廃止されてそのソフトウェアを利用しない場合
・他のソフトウェアを利用することにした場合
(パッケージ販売用ソフトウェアの件は割愛)
と書いてありました。
ただし
と書いてあるので、「もしかしたらそこにあるかもしれないけど、利用したりコードを転用してはいけない」んじゃないかと思います。
Re: (スコア:0)
Re:コードは会社の資産 (スコア:1)
-------- tear straight across --------
ソースの公開 (スコア:2, 興味深い)
サンが Solaris のソースを公開するときに、ソース中の不適切なコメントを
修正するのがたいへんだったとかなかったとか。
(技術的にまずいコメントじゃなくて、会社的にまずいコメントという意味で)
Re:ソースの公開 (スコア:3, 興味深い)
外部で作ってマージしたコードとか、ちゃんと法務のチェックを受けてからだから
かなり大変っていってた。
自社に公開する権利が無いコードは、それが無くてもビルドできるように置き換えのコードも書いてたよね。
Re: (スコア:0)
>修正するのがたいへんだったとかなかったとか。
>(技術的にまずいコメントじゃなくて、会社的にまずいコメントという意味で)
そんなことよりなによりも (スコア:2, すばらしい洞察)
調査検討して然るべき対策を打つことが先決なのです(ウチは)。
我々に振り返っている余裕など無いのです!!
ということで、「頓挫した案件の資材なんて放置」に1票。
スラッシュ国民投票 (スコア:2, 興味深い)
・お持ち帰り
・お蔵入り
・オープンソース化
・削除
・勉強のネタ
・酒の肴
・スラドに寄付
・・みたいな
#ACは価値ある発言してください
Re: (スコア:0)
ってのが抜けてる。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ソースコードは生き物 (スコア:1, おもしろおかしい)
# 思い出したくもないのでAC
復活のチャンスを待つ。 (スコア:1)
TMOは…あんな終わり方では、復活はありえんな。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:復活のチャンスを待つ。 (スコア:1)
…3が空気なのはどうしたもんでしょうか。
マラソンで二位を抜いたら何位?
Re:復活のチャンスを待つ。 (スコア:1)
#絶対に許さない、絶対にだ
#と今でも思ってるXBOXerもいるのだろうなぁ
無から生まれたものは (スコア:1)
Re: (スコア:0)
# 辛党が作ったら、飲み尽くされます
それは・・・ (スコア:1)
「うへぇ・・・なんでこんなクソコード書いてるんだ俺は・・・」などと、自分の思い出や成長を伺えるアルバムのようになるんじゃないでしょうか・・・。
自分が学生時代に書いたコードや、入社したての頃のコードなんてまさにそんな感じです。
頓挫したprojectと限定はされていませんが・・・
# "/dev/nullという天国"を読んで、職場で噴いてしまった・・・
Re:それは・・・ (スコア:5, おもしろおかしい)
「分からん!おまえのコードは分からん!」
Re:それは・・・ (スコア:3, おもしろおかしい)
古いソースを見てたら素晴らしいものがあった
よく見たら若い頃の自分のだった
歳はとりたくないと思った…
これから頓挫するプロジェクトで利用されます (スコア:1)
また、同じ様に頓挫するプロジェクトで使われるのです。
そのプロジェクトのメンバーとともに。
こうして、一生成果物を作らないほうが、クレームも来ないし、
余り非難されることも無いので、平穏に暮らして行けるのです。
これが、凡才プログラマーの処世術です。
Blender (スコア:1, 興味深い)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Blender
> もともとはオランダのCGスタジオ、NEOGEO社に在籍していたトン・ローセン
> ダール(Ton Roosendaal)が、 1989年にインハウス・レイトレーサーとして使用されて
> いた"Traces"の後継として開発を行う為にNot a Number Technologies (NaN) 社を
> 設立したのが始まりである。当初は有料版と無料版の二種展開であった。
>
> しかし、NaN社は2002年に倒産。
>
> その後、Blenderのソースコードは債権者の手に渡ってしまう。しかし、開発途上にあった
> Blenderを手放すことができなかったトン・ローセンダールは Blender Foundationを設立、
> "ソースコード解放"を合言葉に大々的な募金キャンペーンを行い、瞬く間に10万ユーロを
> 世界中から集結、ソースコードを再びその手に取り戻した。そして現在Blenderは、GPLの元に
> オープンソースウェアとして開発・無償配布されている。
失敗したプロジェクトのコードを (スコア:1)
心構えなら知っている。
「それは最後の一匹ではない。
いずれ第2、第3のバグが
あらわれるに違いない」
# だからバグを管理するプログラムの名前として
# Bugzilla が採用されたんだね。きっと。
火事場に放置かも (スコア:0)
/dev/nullが天国ならば地獄はどこ?[T/O] (スコア:0)