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18392 story
プログラミング

OpenCOBOL Ver. 1.0 リリース 14

ストーリー by mhatta
不撓不屈 部門より

skobamoss 曰く、

レガシーテクノロジーの代名詞のように扱われながらしぶとく21世紀まで生き延びているCOBOLのオープンソース実装の一つ、OpenCOBOLのバージョン1.0が、2007年12月27日にリリースされていた。西田圭介氏がTinyCOBOLよりforkして2001年から開発を開始して以来、すべてオリジナルのコードに書き換え、COBOL85規格のほとんどを実装した上で2年7ヶ月ぶりの新バージョンリリースにこぎつけた。
数多くの資産を有効利用し、将来への橋渡しをしていくという意味でOpenCOBOLには今後も期待したい。

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  • by vn (10720) on 2008年01月21日 6時26分 (#1283745) 日記
    OpenCOBOL は COBOL → C のトランスレータであるとのこと。
    ついでに、www.opencobol.org から Google 広告を通じてリンクされていた
    www.softwaremining.com というサイトを調べると、COBOL から Java や C# への
    トランスレータを売っている会社もあるらしい。

    従って、少なくとも C, C#, Java のプログラマーにとっては、COBOL から
    自動変換されたコードの保守拡張をアサインされるという、なにやら悪夢のような
    可能性を考えておく必要があるということでもある。
    • COBOL.NET (スコア:2, 興味深い)

      by Livingdead (18685) on 2008年01月21日 9時09分 (#1283775) ホームページ 日記
      メインフレームCOBOLを.NETに [nikkeibp.co.jp]

      COBOL処理系にはマイクロフォーカスの「Micro Focus(MF)COBOL」を採用した。同社の .NET環境向けCOBOLプログラム開発ツール「Net Express with .NET」を使った。

      こんな事例もあるようです.
      --
      屍体メモ [windy.cx]
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年01月21日 8時11分 (#1283759)
      日本の汎用機のCOBOLは大概のメーカーで
      ・日本語の扱いに付いての拡張
      ・オンライン操作への拡張
      が存在するので、国内で有れば多分覚悟は不要でしょう、
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年01月21日 14時29分 (#1283932)
      > 自動変換されたコードの保守拡張
      確かに、OpenCOBOL は COBOL から C のトランスレータですが、
      変換された C コードを利用することはあまり無いでしょう。

      どちらかと言うと変換処理はプリプロセッサやプリコンパイラにイメージは近いかも知れません。
      COBOL で完結すれば変換された C コードは中間ファイル並に見ることはありません。

      少なからず、OpenCOBOL で変換された C コードを C プログラマが
      保守するという状況は無いはずです。COBOL ソースが消失しない限り…
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年01月21日 15時35分 (#1283969)
        >>少なからず、OpenCOBOL で変換された C コードを C プログラマが
        >>保守するという状況は無いはずです。COBOL ソースが消失しない限り…

        Fortran77が読めない時にはf2cで変換したcのソースを読んでました.
        頭痛で死にそうになったのでFortran勉強しましたが.

        COBOLできないならこのCのコード読んで直してって言われたらどうする?
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          そんな仕事をしないか、COBOLを学ぶかすればOK。
        • by Anonymous Coward
          > Fortran77が読めない時にはf2cで変換したcのソースを読んでました.
          > 頭痛で死にそうになったのでFortran勉強しましたが.
          余程のマゾか C で完結したい人はそれでも良いけれど、流石に遠回りです。
          Fortran のコードがあるならば、そのコードを読んだ方が良いし、
          仕様が無いにしろ、(Fortran やそのシステムを) 知っている人に聞いた方が早い。

          ちなみに、OpenCOBOL はデフォルトオプションでは
          C のソースコードはファイルに出力されることは無いです。
      • 昔COBOLコンパイラをメンテした経験から言うと、COBOLコンパイラの出すコードはCで書かれたBCD演算や文字列処理のルーチンを呼び出すCALLステートメントの羅列でした。デバッガ用にシンボルを埋め込んであればCトランスレータで性能・機能的には十分でしょう。
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      > OpenCOBOL は COBOL → C のトランスレータであるとのこと。

      昔C++コンパイラなるものが実はC++ -> Cトランスレータだと
      気づいた人も同じようなこといってたなぁ。
      • by Anonymous Coward
        ソースコード参照して追えるデバッガがあれば、トランスレータだろうがどうでもいい。
        gdb 使えるのかな?

  • by Anonymous Coward on 2008年01月21日 17時51分 (#1284068)
    COBOL85規格のほとんどを実装したのには敬服しますが、既存資産を引き継げるレベルには遠く及びません。

    現実とのギャップその1:
    COBOL85 で廃止された旧規格にはサポートされていないものがある。悪名高い ALTER がその典型である。ALTER を駆使した古代の COBOL プログラムがいまだに現役である例は多い。

    現実とのギャップその2:

    実際の業務で使用されている COBOL で記述された処理内容のうち、少なくない部分は、データベースへのアクセスであったり、オンライン端末との通信であったりする。

    それらの処理は、COBOL の言語で記述できるものではなく、メーカー独自の COBOL 言語拡張が行なわれたり、メーカー提供の CALL インターフェイスを使用したりする。そのような部分が利用できるようになっていなければ、COBOL85規格に合った COBOL 言語だけでは、役に立たない。
    • by vn (10720) on 2008年01月21日 20時58分 (#1284207) 日記

      悪名高い ALTER
      COBOL を知らない私のような人で、ALTER についてさらっと知りたい場合は これ [swbell.net]。
      さらに、同じサイトの別の記事 [swbell.net]によれば、リライトしたいプログラムに ALTER が出現するのは「災難」とのこと。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        昔 COBOL の教育で ALTER の使い方を習ったときは、

        ALTER は鉄道の転轍機のようなもの、分岐点に来たときどちらに進むべきかを 考えなくても、あらかじめ進路が決定しているので止まらずに進める

        と教わりました。そういうものだと思って、常套句の中で使う分にはそれなりに 便利なものでした。

        慣れると濫用が始まってわけがわからなくなりました。
    • by Anonymous Coward
      なんか衝撃のファーストブリットとかって叫んでるのかと思った。
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