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プロコン最優秀賞を3回受賞した開発者の回顧録 57

ストーリー by yoosee
まさにJustForFun 部門より

Anonymous Coward 曰く、

全国高等専門学校プログラミングコンテスト(プロコン)にて2002年から4年間の参加のうち、3回の 最優秀賞を受賞した津山高専の学生だった方が書いた、 プロコンへの4年間の挑戦の回顧録記事がITproに載っています。 ソフトウェアのチーム開発に必要なものを毎年得ていく姿には微笑ましいものがありますが、 初年度のネットワーク型のタイピング練習ソフトから最終年のコミュニケーションツールのようなWebブラウザまで、毎年開発されるソフトウェアの発想と行動力、開発力には驚かされます。
この記事の著者は 未踏ソフトウェア創造事業でスーパークリエータ認定までいったようですが、 こういった人々が多くでてくる世界にしたいものです。

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  • 世界へ羽ばたけ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年07月03日 12時42分 (#1183719)
    こういったクリエイティビティを生かす場が日本にあるんだろうか。
    数年後には受託や派遣といった下請けとして
    いつもいつも似たようなプログラムを作る日々になってそうな気が。

    英語でも覚えて世界に飛び出していけ、と言いたい気持ちになります。

  • by At.N. (1718) <kkazhiroNO@SPAMtls.org> on 2007年07月03日 22時40分 (#1184116)
    津山高専か...

    自分自身が通ったわけではないのですが。
    その昔通ってたゲーセンの常連にあそこの現役の学生さんが何人かいて、それぞれに印象的な連中だったのをちょっと懐かしく思い出してみたりはしました。
    ロボコンの話とか聞かせてもらったりした覚えもあったりとか。

    立地が思いっきり山の上というか山の中なので。
    良くも悪くも何かに専念できそうな環境だという印象はあります。
  • by Anonymous Coward on 2007年07月03日 8時51分 (#1183600)
    写真2●津山高専シス研における夏合宿の様子。倒れるまでプログラミングするのが恒例

    高専からデスマかYo!、と同時にこんな事できるの高校生の若さだからなんだよな~と遠い目でみる。
    #でもなぁ、体壊すんで倒れるまでやっちゃダメだって知るのは倒れてからなんだよね。
    • 「倒れる」の意味が世代で違うから…。

      ティーンの「倒れる」は、主に睡眠不足。
      年寄りの場合は、ストレスからくる胃潰瘍とか高血圧とか…。
      --
      マラソンで二位を抜いたら何位?
      親コメント
      • 倒れるまでの期間 (スコア:2, すばらしい洞察)

        by vyama (6377) on 2007年07月06日 0時11分 (#1185263) ホームページ 日記

        記事を読むと、倒れるまでっていっても、眠くて寝てしまうって意味みたいですね。参加メンバーも若くて回復力もある。で、デスマーチ期間はせいぜい数週間。最初なんて1週間?で、全員倒れてエントリーさえできなくても、「いい経験したよね」で終わる気楽さがある。周囲の機体は裏切ったかも知れないけど、期待を実現するような投資をしてないから、周りだって「できればラッキー」程度にしか思ってない。

        実戦だと、倒れた時にはデスマーチ期間が数ヶ月。プロジェクトが完遂出来なかったら、投資した資本に対して責任が発生して、最悪解雇という状況になるプレッシャーもある。それと単純比較するのは変だと思います。

        ただ、本人にとっては結構現実的に感じるプレッシャーの中でチームを組織して、プロジェクトをまとめられたというのは評価していいんじゃないかな。

        なお、「結構現実的」という言葉を使ったのは、きっとここを読んでいる方々の中には「結構非現実的スケジュール」というプレッシャーの中でチームを組織しているんじゃないかなと思ったからです。(笑 そういう人が彼を見てどう思うかぜひ聞いてみたいな。

        --
        vyama 「バグ取れワンワン」
        親コメント
      • by Carol (2812) on 2007年07月03日 12時07分 (#1183690)
        そうそう若い内は寝不足で倒れるだけだけど、&H20あたり超えてくると病気で倒れるのよねぇ

        私は幸いまだ病気では倒れたことないですけど。
        親コメント
    • Re:写真のキャプション (スコア:4, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年07月03日 9時36分 (#1183622)
      >専からデスマかYo!

       いやハッピーマーチだろ。
       オレもその年台はプログラミングが楽しくてしょうがなかったよ。
      それを職業にした今、幻を見ていたと気づいた。
      親コメント
    • Re:写真のキャプション (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年07月03日 9時07分 (#1183607)
      > 高専からデスマかYo!

      先生!いやいややらされて倒れるのと、倒れるまで好きなことやるのは全然違うと思います。
      親コメント
      • >いやいややらされて倒れる

        これ、実は間違い。

        会社は、金払って嫌なものにやらせようと思ってないのです。
        第一にそんな非効率をしなくても、たいてい替えはいくらでもいるわけ。
        嫌だけどやっているのは、すべて個人の選択なんですよ。
        嫌だけど、それをやらないと飯が食えない自分の事情を棚に上げて、
        会社ばかりが悪のように言うのはフェアではありません。
        仕事を選べない自分がそうさせているのであって、会社だけがしむけているのでない。
        どこかで「過労死は自己責任」といってバッシングを受けた人がいましたが、
        ある意味で間違った自己犠牲で会社に尽くしてしまう人がいるのは真実。
        そこで働かなければ死んでしまう、選択肢など無い人の足元を見て働かせる、
        というのは確かに肉体労働中心にあるわけですが、IT関係においては、
        視野を狭めて自分で自分の首を絞めている人のほうが多く感じますね。

        #自分も嫌な業務をこなしている最中ですが、やらされていると思ったら負けと思ってます。
        • Re:写真のキャプション (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年07月03日 12時56分 (#1183732)
          嫌な業務なら、やらなきゃいいじゃん。
          なんでやってるの?あなたがやらなくても代わりはたくさん居るんだから辞めれば?
          親コメント
          • 公私をわけられない人間の増えたことよ・・・
          • >嫌な業務なら、やらなきゃいいじゃん。
            >なんでやってるの?あなたがやらなくても代わりはたくさん居るんだから辞めれば?

            そのとおり、まさにそういう主張をしただけなんですよ。
            「やらされている」と被害者妄想に堕ちる前に手をうとうという事。
            心を病んでるのに、そこから抜け出せなくなる悪循環に陥ってしまう、
            それで会社を恨んで死ぬのもバカらしいじゃない。

            自分は、嫌でも飯にありつくのに割がいいからやっている。
            死ぬほど辛くないし、死ぬような苦労する必要が無いから。
            自分が嫌というのは退屈なだけで、貴方の想定する嫌とは異なる状態なのかな。

            死ぬほど苦労しなければ、この業界で飯が食えない状況になるかもしれない
            という不安は無いわけじゃないが、死んでもしがみつくとか思いつめたら
            危険信号だと思ってるんだよね。
        • すでにストックホルム症候群じゃないの?
          あなたの精神は倒れてしまってると思うよ。
          いやな業務をこなしているってのは、会社に無理やりやらされてるんだよ。客観的には。
          • 業務量のコントロールも仕事のうちなんですがね。
            最近は何でも他人のせいにするのが流行りなようで。
          • >いやな業務をこなしているってのは、会社に無理やりやらされてるんだよ。客観的には。

            主観的に思いつめる話をしていて、客観的に見てどうこうって話をしていないよね。
            雇用される側の立場につきまとう絶対的関係の理不尽さに折り合いをつける事まで、
            ストックホルム症候群と言い出したら、雇用主かニートになるしかないのでは?
            結局どちらにせよ、客観的に解決を計るなら「やめればいい」となりますよね。

            そういう「嫌ならやめればいい」って心の余裕を確保出来ない状態で働きつづけて不満を抱えて死ぬことと、
            ストックホルム症候群と他人に言われようが自分が幸福を実感できればいいと考えて、
            自分の生命を優先する事とどっちが良いでしょうか。
            まあ、人それぞれでしょうが、ここでは生存する事を重点に話をしました。
            私は、ストックホルム症候群と他人に言われる位なら死んだほうがマシとか思えないので。

            SEに喜びを感じない奴は屑、天命のために命を惜しむなというならゴメンなさい。
            単に飯のタネ以上の思い入れはありません。
            • >これ、実は間違い。
              という書き出しからは客観的真実を述べているという印象しか受け取れませんが。
              • その後の、会社はいやいや働く事を望んでいる訳じゃない事が客観的真実でしょ。
                むしろ積極的に働いて残業ゼロで片付けて欲しい訳だ。
                そこで、積極的にするにはどうするかを考えないで残業だけカットしようというんで、
                最後の拠り所だけ切ってどうするんだと反発をうけたのが労働裁量制だった。
        • 結局会社の責任は変わらないんでしょ。
          • >結局会社の責任は変わらないんでしょ。

            そう。だからこそ、嫌々効率悪く残業代だけ持ってかれるのは損と考える。
            (ホワイトカラーエグゼンプションが導入されてれば違うかもしれないが)
            死なれた方が責任問題が大きいので、意図的にそういう状態に仕向けたがる事はない。
            いわゆる窓際のように、まったく仕事をやらせないという方法もあるにはだろうが、
            不況のおかげで公務員でもなければ解雇にしたほうが効率的と考えられている。
            (そういう意味では、死ぬまで仕事をすると言うのは、最後に迷惑をひっかぶせる、ある種の抗議行動かもしれない)

            Googleのように楽しく働かせる工夫をす
      • 高専は変人の巣窟と思ってるから倒れるまでやるって話は当たり前と思ってしまうかな。
        #そんな私も高専卒なのでAC
    • 残念ながら、高専生は高校生の
      若さを持ち合わせていません。

      #中の人だったのでAC
  • by Anonymous Coward on 2007年07月03日 12時33分 (#1183711)
    気づくまで、表紙だけしか見えず不思議でした。
    JavaScriptをonにする気はないのでソースみて回避しますが。
  • 凄い開発者・技術者の英才教育の話かと思ったら
    なんかそうでも無い感じ。

    回顧録の最後の方は、プレゼン云々の話になってきて
    顔も売れてきたし、次はお金集めのスキルでも身につけようか(邪推)という勢い。

    プログラミング(技術の世界)からは遠ざかって行くのがありありと見えて
    残念な感じ。
    • プログラミングだけしかできないのは、それはそれで使いではあるにしても
      これからの開発者としては二流……とまでは言わないにしても、
      プレゼン技術や顔を売ることができる人とそうでない人で差がつくのは
      当たり前。

      しかしまだ若いうちにそれに気づくことができる人は少ない。
      親コメント
      • > プログラミングだけしかできないのは
        いや別にプログラミングをやれとは言ってませんよ。

        > プレゼン技術や顔を売ることができる
        技術者ならいいんですが、どうも中身が空っぽのIT 長者的な方向に
        行ってしまうのではないかと危惧している訳です。安易ですから。

        プロコンと銘打った以上、育成するのは、やっぱり技術者でしょう。
        ビジネス・コンテストとか、アイデア・コンテストじゃないんですから。
        親コメント
        • >> プレゼン技術や顔を売ることができる
          >技術者ならいいんですが、どうも中身が空っぽのIT 長者的な方向に
          >行ってしまうのではないかと危惧している訳です。安易ですから。

          今の日本のSIerの実状に合わせたのでは。

          彼らが求めるのは技術力よりも、プレゼン力やコミュニケーション力。
          顧客を騙して金を提供させるためのね。
          親コメント
        • しかし純粋な技術者になればなるほど報われませんからねえ。
          ビジネスとかそっちの方に「も」行きたくもなるでしょう。
        • プロコン本選の審査基準は「審査の観点は、独創性・システム開発の技術
          力・有用性・操作性・マニュアル作成能力・発表能力(ドキュメンテーショ ン
          能力、プレゼンテーション能力)などです。」となっていますよ。
          会場に行ってみるとわかりますが、"ビジネス的に"面白いかどうかも評価の
          対象になっています。
          参考までに。
          • そのあたりのバランス感覚は非常に重要なので、良いコンテストですね。
            気付くのが早ければ早いほどいいと思いますので。

            ただ、いち技術者としては物足りない面もありますが。
        • >> プレゼン技術や顔を売ることができる
          >技術者ならいいんですが、どうも中身が空っぽのIT 長者的な方向に

          それよりかは、academic postに何とか潜り込んでくれるといいかな、とか思ってみたり。
    • 多人数でのプロジェクトを成し遂げるような人間は、
      人に向かって発信する手段も上手い(または上手くなきゃいけない)ってだけじゃない?

      一人でしかできないのは職人らしくてそれはそれで良いとは思うし、
      作り上げることができる人は尊敬できる人でもあるわけですが。
      --
      「なんとかインチキできんのか?」
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年07月03日 22時26分 (#1184103)
    素晴らしい情熱と才能だと思う。
    けれど、彼は報われる日が来るのだろうか?

    彼の発想、実行力を活かす場があれば、きっと万人に喜ばれる
    ソフト(あるいは ソリューション)を生み出してくれると思うし、期待はしたい。
    だが、その時、彼はいくらの報酬を手にできるだろうか・・・

    野球の才能や、サッカーの才能にも それなりの価値はあるだろう。
    そして、彼のソフトウェアへの才能はそれに勝るとも、劣らない。
    だが、彼が いずこかの企業に莫大な契約金で迎えられる日は来ていない。

    国内のどの企業も 彼を招くために契約金を積んだりはしまい。
    知財立国だ、技術立国だといっても、そうした買い叩きを繰返していれば
    次の世代は枯渇する。

    若く有望な才能が、海外に流出するか、組織に使い捨てられるか、
    あるいは起業して自らの価値に見合う報酬を得ることができるか、
    どう転がるのか 生温かく見守りたい。

  • by Anonymous Coward on 2007年07月03日 8時32分 (#1183594)
    逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!
    って感じた齢31歳のPGです。
  • by Anonymous Coward on 2007年07月03日 16時57分 (#1183886)
    読んでみたら日経ソフトウェアに載せていた記事をそのまま使っているのね。
  • by Anonymous Coward on 2007年07月03日 23時30分 (#1184151)
    今回の記事ではあまり出てこなかったですが、プロコンには競技部門というのものもあります。この部門では、与えられた問題を解くプログラムを自分達で作り、その問題を解く速さと正確さを競います。

    与えられた問題をプログラムに入力する UI の使いやすさ、そして実際にどうやってプログラム問題を解かせるか...という部分が勝負になってきます。プログラミング版のロボコンみたいな感じかな?
    (プレゼンはなかったけど、アイデア賞はあったはず)

    なんにせよ、自分達が作ったものを大勢の前で発表し、
    紹介できるというのは貴重な体験ですね。
    • by metta (20740) on 2007年07月04日 9時15分 (#1184295) 日記
      > プロコンには競技部門というのものもあります。
      記事中の説明によると

      > プロコンには,競技・課題・自由という三つの部門があります。競技部門はアルゴリズムを題材にした対戦ゲームで,
      > トーナメント式に全国高専の代表がプログラミングの腕を競う部門です。
      > 課題部門は2年おきに更新されるテーマに沿ったソフトやシステムを企画し,その開発実装能力を競う部門です。
      > そして筆者が参加していた自由部門では,テーマ不問でとにかく独創的なソフトを企画して,開発実装能力を競います。
      > 課題部門と自由部門は,それぞれ20チームまでの出場枠があり,書類審査による予選を通過したチームだけが本戦へ出場
      > することができます。
      親コメント
typodupeerror

目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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