LinuxBIOS、そろそろ普及期か 68
ストーリー by kazekiri
自由の追求 部門より
自由の追求 部門より
mupytach 曰く、
自由なBIOSの開発プロジェクトであるLinuxBIOSの現在の状況と今後についての 記事が掲載されている。 私の認識では、チップベンダーの抵抗であまり進んでいないのかと思っていたが、 記事ではAMDをトップに対応が進んでいるようだ。またOne Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトでの採用がかなり勢いを増す 要因になっているようでもある。
LinuxBIOSのねらいは、チップセット内のプロプライエタリなファームウェアを思想的にフリーなファームウェアに置き換えることにあるとのことだが、 記事ではBIOSに関する知識のリポジトリになりつつあるということも利点にうたっている。このレイヤーでの自由なソフトウェアの実装は少ないので これからも頑張ってほしいものである。
そういえば、ついこの間にGoogle Sponsors the LinuxBIOS projectという記事もあったけか。
チップの情報が完全に表に出てくるのはいいことだ (スコア:3, 興味深い)
動作モードではありませんし、チップセットと緊密に連携して、レガシーな部分の
エミュレーションをしながらさらに機能拡張としてAPMやACPIなんかがファームウェアの中へ
実装されますので、そのへんが実際にどうなっているかを知る教材としても
LinuxBIOSは貴重だと思います。
なんつーか (スコア:1)
#BSDをもっと見直してあげて下さい
Re:なんつーか (スコア:4, 参考になる)
(核爆弾の研究で有名な)アメリカ国立ロスアラモス研究所の先端コンピュータ研究室が既存のPC/ATアーキテクチャ機のBIOSでは不可能な、分散コンピューティングを電源を入れた時点から迅速に行えるようにするにはどうすれば出来るかと検討したのがそもそもの発端のようで、
その中で使用環境やプラットホーム(マザーボードの機能や構成)に応じて色々な(先に冷却ファンを廻してから本格的なブートシーケンスを高速で行うようにしたり色々とあるようです)ヴァリエーションが必要だと考えられて、その為にはLinuxカーネル的な開発手法(やソフトウェア部品流用?)やGPLによる配布にアドヴァンテージがあるという辺りから名前が付いたようですね…後半は斜め読みで書いたのでいい加減かもしれませんが:-)
従って、「名前なんか飾りです。偉い人には(以下略)」って感じなんでは無いですかね、実際の所は。
チョンボ訂正(Re:なんつーか) (スコア:5, 参考になる)
従って、
>従って、「名前なんか飾りです。偉い人には(以下略)」って感じなんでは無いですかね、実際の所は。
は取り消します m(__)m
再度詳しく読んでみましたが、仕様的には既存のBIOSではなく、PPC MacやWSなどで使われていたOpenFirmwareとredhat社のOSSでマルチプラットホームなブートローダである、REDBOOTを足して二で割ってマルチタスクにしたと言う感じのようですね。
# 仮想コンソールつきのカーネルを入れるとなると、今売られているマザーボードで良く使われている
# 4Mbit(512KBytes)のFlash ROMでは厳しそうですね…
Re:チョンボ訂正(Re:なんつーか) (スコア:5, 参考になる)
=^..^=
Enjoy Computing, Skiing, as much as Horse Racing.
Re:チョンボ訂正(Re:なんつーか) (スコア:2, 興味深い)
仮想コンソール付きでEthernetドライバ付き(プロトコルはAmoeba RPCだ)のMinix1.5(98)は,何KBで動いていたっけかねぇ.
256KBでおつりがきていたよ…(とおいめ
// 512KBは結構広大な空間だと主張するID
from もなか
Re:なんつーか (スコア:1, おもしろおかしい)
もういっそ名前変えましょうや。「Linux BSD」に。
いや、ケツ毛ガンダムは負けん!! (スコア:0)
とは思う
けど使えればネーミングなんて多少ずれてても良いとは思う
#正直、おれのコメントうざい。
Re:なんつーか (スコア:0, オフトピック)
書かなくてもいいんじゃないの?宗教みたいだ。
Re:なんつーか (スコア:1, すばらしい洞察)
「(タダとかの意味じゃなくて)自由と言う意味のフリーだよ」と言っているのでは?
Re:なんつーか (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:なんつーか (スコア:0)
Re:なんつーか (スコア:5, おもしろおかしい)
とはいえ、技術の世界にも
・vi教徒とemacs教徒の対立とか
・秀マリストとエクリプサーの対立とか
・ラクダ族とオブジェクト至上主義者(さらに内部で2派に)とPHP派とか
・VC vs Delphi とか
・やっぱ信頼性が必要ならOracleだよね vs MySQLでもなんでもできる vs PostgreSQLでしょ少なくとも日本ではとか
・ニュータイプ vs トレッキーとか
・ヒンヌー教徒 vs おっぱい星人とか
いろいろあるわけで。
Re:なんつーか (スコア:0)
権利でがんじがらめの牢獄で暮らしたいのなら勝手にするがいい。
Re:なんつーか (スコア:1)
Re:なんつーか (スコア:2, すばらしい洞察)
それとも、名前を出すのもはばかられるようなOS?
Re:なんつーか (スコア:2, 参考になる)
Re:なんつーか (スコア:1)
#カーネルにもBSDなコードが入っているみたいだけど。
と、どうでも良いコメントしてみる。
masamic
Re:なんつーか (スコア:1)
おいらには難しくてよく分からないけど
ヽ(・Д . )ノ
Re:なんつーか (スコア:0)
Re:なんつーか (スコア:1)
ヽ(・Д . )ノ
Re:なんつーか (スコア:0)
Re:なんつーか (スコア:0)
Re:なんつーか (スコア:1)
Re:なんつーか (スコア:1, すばらしい洞察)
何でLinuxに嫌気発言はフレームの元で、BSD(正確にはユーザか?)を小馬鹿にする発言はフレームの元にならないんだろ?
Re:なんつーか (スコア:0)
小馬鹿にするひとと関わっても詮無いことだから。
マザーボードの標準で搭載されないと普及しないだろうなあ (スコア:1)
現実には、BIOSはボードごとにカスタマイズされるのが普通なので、やっぱりフリーなBIOSを載せるってのは難しいでしょうねえ。
Re:マザーボードの標準で搭載されないと普及しないだろうなあ (スコア:3, 参考になる)
しかし、それに伴ってBIOSアップデート時のミスが多くなったことにメーカの方も対応しはじめているようで、
ASUS社 [asus.co.jp]などの幾つかのマザーボードメーカでは、書き換え可能なBIOSと、緊急復旧用のBIOSの二つを持っている場合が多くなってきていますよ。
例えば(今私が使っている)ASUS社のマザーボードだと通常使っているBIOSが飛んだと判定された場合、FDDやATAPI CD-ROM,最近だとUSBメモリなどにDOS形式で特定の名前で書き込んだBIOSイメージをもう片方のBIOSが探して読み込んで、通常使っているBIOSの修復を試みるような仕様になっていますし、
他社でも内部のジャンパピンを変更して緊急ブート用のBIOSを立ち上げて修復するとか、メーカによって仕様はさまざまですが、何らかの救済措置は積んであると思いますが…。
# 某M社のマザーボードにはそういう機能が無くて(今は知らない)痛い目に遭って、
# 金輪際買うのを止めましたが(苦笑)
まぁ、どんな状況でも救済できる訳では無い [ascii24.com]ようですけど:-)
Re:マザーボードの標準で搭載されないと普及しないだろうなあ (スコア:1)
BIOS が壊れて通常のブートができなくなってしまった状態でも、
・FDに特定のファイル名(AMIBOOT.ROM)でBIOSイメージをコピーしておく(通常のブートができないデータFDでOK)
・そのFDをFDDにセットして電源を入れる
・すると、画面表示もキー操作もまったく無しに、FD内のBIOSを読み込んでROMに書き込んでくれる
というものです。
Re:マザーボードの標準で搭載されないと普及しないだろうなあ (スコア:2, 参考になる)
Re:マザーボードの標準で搭載されないと普及しないだろうなあ (スコア:1)
「メーカーが出すのはLinuxBIOSへのパッチだけ」という世界になるかもしれませんよ。
Re:マザーボードの標準で搭載されないと普及しないだろうなあ (スコア:0)
素人の妄想 (スコア:1)
ハードウェアアクセスの標準化みたいなものができるようになって、OSがいちいち
個別のドライバを用意することが無くなったりとか、そもそもLinuxBIOS上でVMが
OSを実行するとか、そんなのは夢のまた夢なんでしょうか・・・・
#っていうかそれってIPL
Re:素人の妄想 (スコア:3, 興味深い)
>OSを実行するとか、そんなのは夢のまた夢なんでしょうか・・・・
断片的に聞いた話ですけど、PS3のブートローダはそういうことをやっているようですよ。
複数のOS環境をブートローダ上に構築した仮想マシン上で並列に動かしたりとか色々やってみていたようですので、その中には必然的に「VM間でのデバイスの共有のためにブートローダの層でハードウェアを抽象化する=ブートローダがドライバを持つ」事が必要な訳でして…
因みに、
…例のPS2との下方互換性がよろしくない件はブートローダの抽象化の影響と言うよりもPS2相当のソフトウェアエミュレータと本体側のブートローダの開発を並行してやっていて、
いざプロトタイプに乗せたらうまくエミュレーションできなくて、このままではスケジュールが逼迫すると判断して、泥縄式にハードウェアエミュレーションを行うようにして、そうすると必然的に起こるCellとEEのバス衝突に対する調停や役割分担に関する調整が十分に出来ていない状況で出荷せざるを得なかったから起きているのでないか。と言う感じで断片的な話やメディアに乗ってる情報を総合すると推測できるのですが(;´Д`)
つまりは、ハードウェア(メインボード)を泥縄式に開発したので、折角のブートローダを活かしきれていない状況なののではないかと…(;´Д`)
粛正と浄化と政治と原理主義 (スコア:1, 興味深い)
「政治的に正しい」と言う単語と等しく気味が悪い。
もう少し別な言いようがあるんじゃないのか?
OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:0)
Re:OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:1, 参考になる)
Re:OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:3, おもしろおかしい)
他にも、FreeBIOS [sourceforge.net]やNetBIOS [e-words.jp]なんてのもありますね。
あとは、DragonFlyBIOS を…
Re:OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:4, おもしろおかしい)
littleBIOSを忘れてます!!
…起動画面を見て(((;゚Д゚))ガクガクブルブルしそうだ
Re:OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:0)
そもそもアメリカなんかはアメリゴ=ベスプッチから来てるんだから、西洋人は人名から来た名称を使うことに抵抗が少ないのかもしれないが、私は、Linus氏の多大な業績を全て鑑みた上でも、やはり、Linuxっていう名前はダサいと思う。その点、バークレイは地名だから…。
Re:OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:2, 参考になる)
Bishop Berkeley [wikipedia.org]から名付けられたので、元は人名ですね。
Re:OpenBIOSとかGnuBIOSではなくって、LinuxBIOS。流石!Linuxブランド! (スコア:2, 参考になる)
「思想的にフリーな」とは (スコア:0)
「fat-free」のような意味での「フリー」,つまり「思想がない/特定の思想に縛られない」ということでしょうか?
しかし,「プロプライエタリなファームウェア」は「儲かれば思想なんかどうだってよい」わけで(間違ってる?), 「思想的にフリーな」ことを指向しているLinuxBIOSの方がよほど「思想に縛られている」ように思えます. 「思想なんかどうてもよいファームウェアを『思想に縛られない』という思想に縛られているファームウェアで置き換える」ことの意義とは何でしょうか?
それともこの「思想的にフリーな」という表現は,「理論的に可能な」のような用法(「現実的には不可能な/困難な」ことを含意)で 用いられていて,「思想的にフリーな」とは「実践的には/実業的には/現実的にはフリーでない」ことを意味するのでしょうか?
それとも,もしかして「プロプライエタリなファームウェアをフリーなファームウェアに思想的に置き換える」ってことでしょうか?
Re:「思想的にフリーな」とは (スコア:1, すばらしい洞察)
「プロプライエタリなファームウェアをフリーなファームウェアに置き換える」
という「強い思想」を感じる。
「GNU≠Linux」と解釈するにしても、早く「フリー」のいい日本語訳を見つけないと、
イタい人たち同士による不毛な内部抗争が始まっちゃうんじゃないの?
不毛な論争が続く間は、メーカーや企業は使用を控えてしまい、単にマニアのオモチャ
にしかならない気がする。
Re:「思想的にフリーな」とは (スコア:1, 参考になる)
LinuxBIOS のサイトに
とありますが、このように大文字で "Free Software" と書く場合には "Free" という言葉に FSF の定義する Free [fsf.org] の意味をこめていると解釈できます。
・・・というのは常識の範疇の知識かと。
あなたがその思想に賛同しなくても、言葉の意味くらいは知っていてもいいと思いますよ。
Re:「思想的にフリーな」とは (スコア:2, 参考になる)
GNU/FSFの精神的な歴史=そもそもMIT AI LABに住み着いていたRichard M. Stallmanの経験に基づく思想史的な側面が強いので、紋切調に説明するには非常に難しい部分があると思うのですが、
Free as Freedom!
と言う90年代に入る前後のGNU関連のソフトウェアなどのドキュメントの記述の終わりに良くあった言葉が象徴していると思います。
「自由である自由」--日本語にするとまったくわけわかめになりますが、Freedomと言う言葉が南北戦争や黒人公民権運動のみならず、フランス革命以降の欧米の「自由」「民主主義」を求め・維持する精神を象徴する意味合いが強い英単語ですから、「自由を獲得・維持することの自由」と言う感じの言葉に置き換えれば良いのでしょうか。
つまりは、「自由は受け取っているだけではどこかにいなくなるから、自由を維持するには自分自身が自由であるために必要な努力が必要だよ」と言う非常に精神論的かつ政治的な言葉に繋がります。
だからこそ、逆にFSFやRMSはソフトウェア特許やDRMなどと言う、「(ソフトウェアや電子情報の世界において)自由を縛る=個人の自由権を脅かす存在」に対して非常に神経質であるし、個人的にはそういうあたりが好きで末席を汚して関わってるのでありますが。
Re:「思想的にフリーな」とは (スコア:0)
プロプラの牙城を切り崩したぞー、やったあという宗教戦争の末端に何でもかんでも組み入れて喜んでる視点しか無いのが非常に残念だ。
#ハード屋の下々の者としては使われ方なんて百様あるから別にいいかなとも思う。
Re:「思想的にフリーな」とは (スコア:0)
> それとも,もしかして「プロプライエタリなファームウェアをフリーなファームウェアに思想的に置き換える」ってことでしょうか?
誰かから吹き込まれたんですか?
そういう先鋭的な考え方をもつ方もいますけど
私から見れば手段が目的化してるだけなんで、真に受けないほうがいいです。
Re:「思想的にフリーな」とは (スコア:0)
>誰かから吹き込まれたんですか?
>そういう先鋭的な考え方をもつ方もいますけど
>私から見れば手段が目的化してるだけなんで、真に受けないほうがいいです。
元コメントの主です.3番目の解釈はなんというかジョークみたいなものです.
始めは(((思想的にフリーな)ファームウェアに)置き換える)とパーズして理解に苦しんでいたのですが,
途中でふと((思想的に)(フリーなファームウェアに)置き換える)というパーズも可能であるということに気づいたまでで.
真に受けないでください ;-)
# Time flies like an arrow = 時間バエは矢がお好き