Debian Projectがcdrtoolsをfork 32
ストーリー by kazekiri
今後増えそうな事例 部門より
今後増えそうな事例 部門より
JonMoo曰く、"Slashdot本家にDebian Kicks Jorg Schillingという記事。最初は何のことか分からなかったが、cdrtoolsの一部にCDDL(日本語参考訳)をライセンスに採用したコードが
存在しているようで、GPLとの非互換性が問題になり、
結局cdrkitというcdrtoolsのforkの開発に至ったということのようだ
(Debian Projectのアナウンス)。
FSFの見解では、
CDDLはフリーソフトウェアであるがGNU GPLとは矛盾し、GPLで保護されたモジュールとCDDLで保護されたモジュールは合法的にリンクすることができないということであるわけだが、まさにそれを問題視したということだろう。"
追記(by Oliver):CDDL自体はオープンソースなライセンスであり、CDDL単体にのみ従うプログラムのDebianへの収録は問題ない。しかし、最新のcdrtoolsは作者による一部ファイルのライセンス変更によりお互いに非互換性であるGPLなコードとCDDLなコードが混在する構成になっており、著作権者以外の第三者によるcdrtoolのを再配布が違法となってしまっていた。この事態に対し、作者が、CDDLの作者であるSun関係者およびGPLの作者であるFSFの見解に反し、両ライセンスには互換性があると主張しライセンス変更に応じなかったため、今回のライセンス変更前のバージョンに遡ってのfork()となった。 (当初タイトルに含まれていた「CDDL排除のためにcdrtoolsをfork」という表現を誤解とフレームを招くため変更しました)
Schillingさんかあ (スコア:5, 興味深い)
mkisofsはISOイメージを作るプログラムだから、CD-RがつながっているSCSIは関係無いだろ?と聞いたら、おまえのSCSIボードやドライバが腐っているんだ、なんて返事が来ました。
# ちょっと記憶がリフレッシュされてしまいました。
Re:Schillingさんかあ (スコア:2, 参考になる)
作者にとって何のメリットがあったんだろう (スコア:2, すばらしい洞察)
変更に応じなかったからとのことですが、
作者にとってそれで何のメリットがあったんだろう。
屍体メモ [windy.cx]
Re:Schillingさんかあ (スコア:0)
そんな人じゃなかったですが…
英語が下手すぎて通じなかったってオチですか? いや、失礼 ^^;
氏がCD-Rに焼いた結果がおかしいと文句言われたと勘違いしたかな?
私の経験からすげば、ソフト公開してると色々な人からメールが来ます
返事をするのも嫌になるほどの内容も多々あります
一応返事を書くだけでもいい人ですよw
Re:Schillingさんかあ (スコア:5, 興味深い)
SUSE Linuxとの 一件 [heise.de] でもありましたが、少し性格的に問題がありそうな感じではあります。
私個人がメールでやりとりした限りでもそうでしたが、何か癪にさわるところがあると全てが忌々しく写ってしまうという性格の持ち主のようです。
ちなみに件の事件では cdrecord.c にわざわざ SUSE Linux かどうかをチェックするだけの関数が用意され、SUSE Linuxであれば "SuSE Linux is known to ship bastardized and defective versions of cdrecord. SuSE is unwilling to cooperate with the authors. If you like to have a working version of cdrtools, get the original source from ftp://ftp.berlios.de/pub/cdrecord/ [berlios.de]" (SUSE Linuxはcdrecordの粗悪で欠陥のある版を出荷していることが知られています。SUSEは作者と協力することを望んでいません。もしも動作する版のcdrtoolsをお望みなら、オリジナルのソースを取得してください) と出してエラー終了するように作っていたりしました。今は既に公開されていませんが、2.01a38以降のバージョンでその機能がありました。
Re:Schillingさんかあ (スコア:1)
はあ、左様で。まあ、印象は個々人のものである、と言う事ですね。ま、しかし、人のマシンを指してrottenとは普通言わんでしょうけどね。
> 英語が下手すぎて通じなかったってオチですか?
時期は以前勤めていた会社の米国本社勤務から戻った直後だったと思います。英語を扱う能力は今よりは数段まともだったと思いますね。レポートやメモを英文で書きまくるなんてのは、今ではやっていませんし。読むのは毎日でも、書くのは週に2度、3度です。
Re:Schillingさんかあ (スコア:0)
冗談で書いたつもりだったのですが、いやマジで失礼しました
凄いですね英語が堪能な方は尊敬致します
Re:Schillingさんかあ (スコア:0)
良くも悪くも有名な人なのですね。
# もちろんAC
空騒ぎ? (スコア:3, 興味深い)
同氏が著作権を持つ CDDL 下のモジュールを Debian Project が
リンクして配布したとしても、著作権に関して Schilling 氏以外の
人から訴えられる心配はないよね。
Schilling 氏が CDDL と GPL に関して、コンフリクトしないという
独特の解釈を示したことが今回の fork につながったとされている。
ならばその独特の解釈を利用して、ライセンス混合状態の cdrtools の
バイナリを Debian Project および第三者が再配布すること等について
Schilling 氏から書面による許可を貰っておけば事足りたのではないか?
もともと GPL や CDDL であろうとも、この場合について言えば
「Schilling 氏からの書面による許可」の一種に過ぎないのだから。
Re:空騒ぎ? (スコア:4, すばらしい洞察)
グレーライセンスを嫌った Debian が
Debian たる所以を貫き通したと言う事では?
そうもいっていられない (スコア:3, 興味深い)
そのソフトウェアを配布するのはディストリビュータだけとは限りません。組み込み製品にそのソフトウェアを利用する企業は全部、書面による許可を求めなきゃいけないんでしょうか?
今回の場合には適合しないし、あまりあり得ない仮定ではあるけど、例えば2次配布されることを嫌って「GPLとBSDが矛盾するような解釈」攻撃を著作権者に許すとしたら、いちいち全部の著作権者に配布前に解釈の是非を確認しなくちゃいけなくなります。それが出来ればいいし、やったほうがいいのは分かるけど、著作権者全員に連絡をつけられるかすら分からない状況なので、そのソフトウェアを組み込んだ製品発売までに本当に確認が取れるかどうかは分かりません。
組み込みでOSSを使う立場からいえば、ライセンス文書を書いた人と大きく違う解釈をするくらいなら、ライセンス文書全部自分で書くとか、「CDDLとGPLは矛盾しないと著作権者は認めます」とかの追記事項をライセンス文書に入れてくださいと思います。
# ひょっとしてやっている?ごめんなさい。調べてません。_ _;;
vyama 「バグ取れワンワン」
Re:そうもいっていられない (スコア:1)
書いたので、そういう細部はまだ限定していません。
そりゃ tar ファイルにライセンス文書を含んでいる形式が便利でしょう。
いつまでこのやり方が通用するのか分かりませんけどね。
Re:そうもいっていられない (スコア:0)
基本的には当然、しなきゃいけないんでしょう?
それをしなくていいことを明確に謳う
GPL他のライセンスが特殊なだけで。
そこから少しでもはずれりゃ、しかもその内容に何らかの
矛盾があったり、個々には矛盾がなくとも
互いに矛盾を含む複数ライセンスの組合せでもあれば
そりゃGPL(もしくは同等の他ライセンス)ではありませんから
一般の著作物とかわらん対応が必要でしょ。
"固有"の規約を解釈しても自由な使用が許されてればいいですが、
そう読み取れなきゃ(もしくはそれを許可するロジックの成立
を阻む矛盾や誤りがあれば)、
結局は著作者の許可を得る羽目になるのが当たり前では?
# しなきゃいかんというより、リスク回避として
# 業務利用なら自主的にするぐらいで当然だと思うんですが。
# 飯の種でそんな横着してどうするんですか?
Re:そうもいっていられない (スコア:1)
GPLだって、何が派生物なのかというのは色々な解釈があります。現時点で使ったGPLソフトウェアの著作権者の解釈の合意を取るなんて無理です。(著作権者を追跡できるかすら定かではないし。)
リスクに関して言えば、矛盾しないと読み取っても、著作権者は「矛盾する」と解釈して2次配布をさせない意図があるのかもしれない。そう考えると矛盾してようがいまいが全部の著作権者に確認を取らないといけません。「著者に確認を取れば使える」なら「何のための自由なライセンスなんだろう」と思います。恣意的な著作権者の解釈によって使えたり使えなかったりするじゃないですか。
それだったら、矛盾を指摘された複合ライセンスを「矛盾しない」と言い張ってライセンスを変えなかったり、矛盾してないように見えるけど、実は著作権者は矛盾していると感じているなら、独自のライセンスにしていただけませんか、というのが私の主張です。
もちろん、それはOSSの理想論であって、リスク回避のため可能な限り確認を取るべきだというのは合意します。
私もそう思います。ただ、私は社内では、自分自身がライセンスを守るんじゃなくて、他部署がライセンスを守ってくれるようにお願いする弱い立場(大苦笑)なので、果たして全著作権者に担当者が確認を取るだけの作業をしてくれるのだろうかという心配をしてしまいます。
#私の会社、本社のガバナンス機能が弱すぎ。(笑
vyama 「バグ取れワンワン」
Re:空騒ぎ? (スコア:3, すばらしい洞察)
だれか別の人がGPL、CDDLいずれかのモジュールに対して著作権が生じる規模の
パッチを書いた場合にはそれを取り込めなくなるね。
Re:空騒ぎ? (スコア:2, すばらしい洞察)
>リンクして配布したとしても、著作権に関して Schilling 氏以外の
>人から訴えられる心配はないよね。
将来的に氏が死去した後に遺族から訴えられる可能性はあるかも。
Re:空騒ぎ? (スコア:2, 参考になる)
もとづく許可も反故に出来ない。(とりわけ書面があれば。)
著作権が売却されたときも同じ。
Re:空騒ぎ? (スコア:1)
でも、GPLでは~だから~できないというのはただの理屈で、
実際のところ、GPLを無視してGPLなコードをプロプラエタリなコードと
混ぜて(あるいは丸ごとパクって)騒ぎになることはありますよね。
裁判に勝てるかどうかはともかく、裁判を起こすこと自体はできるし。
Re:空騒ぎ? (スコア:1, すばらしい洞察)
俺が ソース非公開 と GPL に関して、コンフリクトしないという独特の解釈を示すから、その解釈を利用して、ライセンス混合状態の 俺が作ったツール のバイナリを Debian Project および第三者が再配布すること等について俺が書面で許可を出しとくよ。
Re:空騒ぎ? (スコア:1)
同氏が著作権を持つ CDDL 下のモジュールを Debian Project が
リンクして配布したとしても、著作権に関して Schilling 氏以外の
人から訴えられる心配はないよね。
>俺が著作権を持つ GPL 下のモジュールと、俺が著作権を持つ ソース非公開のモジュールを Debian Project がリンクして配布したとしても、著作権に関して俺以外の人が訴える心配はないよな?
Debian Projectにリンクされている、他のGPL下のモジュールの作者から訴えられる可能性は無いの?
Re:空騒ぎ? (スコア:0)
用語の意味がよくわからないのですが。
解説いや、エスパー求む。
Re:空騒ぎ? (スコア:1)
正しい用語はなんて言うのかは知りません。
Re:空騒ぎ? (スコア:0)
/Debian Project
というディレクトリが、ハードリンクされている様子が見えます!
これが何を意味しているかはわかりません。
# 透視のみです
Re:空騒ぎ? (スコア:0)
だから、vnの主張が間違っているということを暗に示しているだけだと思いますが。
どっちにしろ、vnは自分の間違いを認めるなんてことはしないですけど。
Re:空騒ぎ? (スコア:1)
その暗に示されている「間違い」ってのは、私が書いた事でよかったのでしょうか?
私は自分の意見に自信がなかったので、質問という形にしたのですが…
Re:空騒ぎ? (スコア:0)
混乱しやすいことは確かです。ちょっと思いつくだけでも
ライブラリを結合すること。
Windows でいう「ショートカット」に似たもの。
などがあります。(説明はほんの間に合わせです。)
今回出てきたのは 1. の意味のリンクです。
Linux システムは多数のコマンドからできているので、全てがお互いに
リ
オフトピ (スコア:2, 参考になる)
今回の件とは関係ないけど、CCライセンス [creativecommons.jp]をDFSG [debian.org]互換性にする作業も進行中ですね。
DWN [debian.org]より。