Perl 6開発の補助金が底を尽きる 62
ストーリー by yourCat
ラクダのこぶが小さくなった 部門より
ラクダのこぶが小さくなった 部門より
edmeister曰く、"本家の記事でも紹介されましたが、Perl6 / parrotの開発者たち、Larry Wall、Damian Conway、Dan Sugalskiをサポートする補助金のPerl Foundatation Grantがいよいよなくなりそうだということです。
DamianとLarryの分の予算は6月末ですでになくなっていて、Danの分も7月末にはなくなるそうですが、その場合、parrot開発の指揮は他人に任せて職探しという可能性もあるという話です。
寄付金のリストを見ていても、日本人と思われる人はほとんどいない情況。いままでperlのお世話になってきた人も、企業も多いはず。未来のperlへの投資と思って、これを機に寄付をしてみるのはいかがでしょう?"
情報のまとめ+感想 (スコア:3, 参考になる)
まず2001年12月にYAS(Yet Another Society)の一部として発足したPerl FoundationというPerlのための非営利団体があります。 そこが今年2002年、Larry Wall、Damian Conway 、Dan SugalskiがPerl6やParrotの開発に専念してもらったほうがよいでしょ、というわけで集めた寄付で補助金(一人当たり報酬:$60,000+旅行費用:$20,000)を上げようと計画していたのだそうです。
で、今回のタレコミの元になった話は、補助金を受けているDanが「補助金の元になってる寄付がなくなりそう。仕事探さないといけないかもね」といった記事 [perl.org]をuse Perlに書いたことがきっかけになっているようです。
Danは事情を知ってはいるでしょうけれが、もらうほうの立場ですし、 寄付金の集まり方次第で変わるのようなこと書いてあります。 またPerl Foundationのほうから正式なアナウンスが そのうちあるでしょうということのようです。
なお Perl Foundationとその補助金について [nifty.ne.jp]と元になったPerl Foundationの補助金の状況 [nifty.ne.jp]について日本語でまとめてみました。ご参考までに、どうぞ。
ここからは感想というか愚痴なんですが、なんで先にPerlコミュニティに話がこないのよんですねぇ。
寄付が足りなきゃ、Perl Mongersに呼びかけぐらいしなさいよってと。寄付している個人、企業の数が、まだ500いっていってませんが、CPAN-Authorsだけでも2000を超えてるんだし。到底全員が知っているとは思えないぞぉ。
いきなり「ない」って言われてもビックリするやんか!
まずはPerl Mongers Tシャツ、キャップの復活から始めろぉー!仕方ないからSlashdotのTシャツ注文しちゃったじゃねかぁ...って、そりゃ関係ないか
日本語のページも欲しいね (スコア:2, 参考になる)
特に俺は英語読めないんだから駄目だよこれじゃ(笑)。
# 読めても金はないが。(お
(´д`;)
Re:日本語のページも欲しいね (スコア:2, すばらしい洞察)
受け入れられるかどうかは、わからないですが。
Re:日本語のページも欲しいね (スコア:1)
それとも、そういう寄付だけは受け付けたくないのか?
そこまでして、自分たちだけで作りあげたいのだろうか…って、気がしますが
私はperl自体(使いづらくて)使いたくない人なので、状況を眺めてるだけにさせてもらいます。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
開発労働力 (スコア:1)
とりあえず日本語訳してみました (スコア:2, 参考になる)
寄付の使われ方とか、今どうなってんネンというのは気になるけど、まだ状況がつかめてません。
素晴らしい (スコア:1)
内容がわかるようになりました。
# でも金はありません。(お
(´д`;)
とりあえず、 (スコア:1)
Perl 6って (スコア:1, 興味深い)
Perl 5で満足してる人から見ればPerl 6でよっぽどのメリットが無い限り金なんて出したくないよね。
例えばWin 2000からWin XPを作るから金くれって言われても(普通は)金出したくない。
基本的にはPerl 5から恩恵を受けてるからと言って企業がPerl 6に対して寄付を行う義務はない。
重要なのは、Perl 6になると企業が恩恵を受けることができる点をアピールして寄付を募るのが常識なのでは?
Re:Perl 6って (スコア:2, 興味深い)
>重要なのは、Perl 6になると企業が恩恵を受けることができる点をアピールして寄付を募るのが常識なのでは?
おおむね同意
Perlの開発コミュニティのことはあんまり知らないんですが、
プロジェクトを継続させたいなら、FSFがやってたように(GCCって一部ペンタゴンからの受注で作ってませんでしたっけ?うろ覚え、、)企業まわって実現可能な機能追加を条件に注文とってくるとか、CD売るとか、安定収入を得る方法を考えるほうが堅実な気がします。
で、行き詰まったら「一旦開発終了」っていうのもありじゃないかと、需要が無いってことですからね。
次のバージョンがどうしてもほしいなら発注してくれれば良いし、
バグ修正とか細かいところは、問題かかえた企業がそのつどエンジニア雇って修正させるか、保険として一人雇っておくと。
寄付で運営っていうのは景気とかにも左右されるしつらいと思ふ。
Re:Perl 6って (スコア:1)
私は恩恵を受けてきたので、先ほど$100寄付してきました。
リストには既に何人かの日本人が寄付しているみたいですね。
Re:Perl 6って (スコア:2, すばらしい洞察)
寄付を募るタレコミならPerl6の素晴らしさを前面に押し出すべきでは?
Perl6の開発のための金が底をつきつつある
↓
日本人の寄付者は少ない
↓
日本でも恩恵受けてるやつもいるだろうから寄付しようや
と言う論理は技術者には通じにくいのかも。
僕はこれ読んでPerl6を作って欲しいという需要が無いから金が集まらない、と判断しました。
つまり寄付するだけ無駄かと。
寄付の話自体、どれくらい知られてたんでしょ? (スコア:3, すばらしい洞察)
それはおっしゃる通りだと思います。事務・経理系だったら100%通用しないような...。
ただこれが話題になって寄付の数が急に増えてきている(昨年12月から始まって、その1ヶ月で133件、1月~6月が176件、7月はこれまでに122件)ことからすると、「需要が無いから金が集まらない」というより、この寄付を使ってPerl6の開発してるよとか、お金足りないんよっていうような情報がなかったんじゃないかと思っています。(というか私は全く知りませんでした)
この後、どうしたいのかもよくわかんないし。
投資というよりは喜捨ですね:-)Re:Perl 6って (スコア:2, 参考になる)
Larry の黙示録を読んでいただければ。
なぜ perl に新しいバージョンが必要なのかは、Larry Wall の講演
だとがで明確にされていて、ここなど [perl.org]に集まっていますが、
全部英語できついです。日本向けにまとめてみようかな。
perl5.8 で見られるような国際化への執念じみたとりくみを見ていると、日本からの貢献もあってもいいのになあ、と思った次第です。
もちろん、perl の開発はこの補助金をもらっている人だけで行っているわけではなく、彼らは中核としてフルタイム perl の開発ができるように雇われている、という立場なわけですが、これも説明していると長くなる。うーん。
Re:Perl 6って (スコア:1)
そのあたりの話に非常に興味があるんですが、
英語が苦手なので困っていたところでした。
日本語でまとめて公開していただけたらなと思います。
ぜひご検討ください。よろしくお願いします。
Re:Perl 6って (スコア:2, 参考になる)
Re:Perl 6って (スコア:1)
ありがとうございました。
Re:Perl 6って (スコア:1)
Re:Perl 6って (スコア:1)
それ以外の通貨で収入があるのなら、普通円高・円安には無関係(とも言い切れないが)。
Re:Perl 6って (スコア:0)
のではないでしょうか。
また、perl5で満足していたとしても、perl5でお世話になっているから
という理由で、寄付をすればいいのではないでしょうか。
(ただ、企業での理由付けとしては難しいでしょうね)
>例えばWin 2000からWin XPを作るから金くれって言われても
>(普通
Re:Perl 6って (スコア:0)
Re:Perl 6って (スコア:0)
コマンドラインインタープリタはRubyへ移行中
webはPHPへ移行中
で、最近Perl使わなくなってきた・・・。
Re:Perl 6って (スコア:1)
ま、ちょっと複雑になるとg++でぐりぐりしてまうんだが。
PHPはどーも美しくないので(爆
Javaりたい症候群勃発中。
kusanagi shin
Re:Perl 6って (スコア:1)
> webはPHPへ移行中
その場合は、eRuby(と mod_ruby)を使ったほうが吉です。
IPAの (スコア:1)
RubyのVMが通るならperlのVMも、、、
HFSP [hfsp.org]みたいな日本発の国際グラント制度に未踏が移行できれば、
すばらしいことでしょう。
Re:IPAの (スコア:1, 参考になる)
となっていますな (本来の意図は「日本国内に埋もれている人材の発掘」
でしょうし)。
まあ税金でやってるわけだから、納税者を納得させられれば良い
わけですが。私はこの時代に、あまり国籍だの国境だのを意識する
のは野暮だと感じますが、それでも通ったプロジェクトが全部日本国外だったら
ちょっとがっかりかも。
しかし元記事を読むと、"professional grant writer"なる
職業があるらしいですね。
Re:IPAの (スコア:0)
めんどうくさがり屋 (スコア:1, 興味深い)
クレジットカードはいやだなあ。千円札なら。
FreeBSDのCDなら、必ず買ってるんだけど、記念に。
実際使うのはネットから焼いたCD-Rだけど、急ぐから。
もっと簡単に寄付できたらいいね。
Re:めんどうくさがり屋 (スコア:1)
思い出しました。
ところでタイトル、「底を突く」じゃないの?…と思って検索すると結構ある [google.com]。
普通底は尽きないと思うんだが…。
Re:めんどうくさがり屋 (スコア:1)
それは主宰がエセドイツ人だから... じゃなくて、FAQ [srad.jp]を読みましょう。
Perlの本書いて稼いでる人はさ (スコア:1)
世界中に翻訳されて売られてるだろうし。
O'REILLY とかの出版社も沢山出せばいいのに。
(もう出してんのかな?)
(´д`;)
Re:Perlの本書いて稼いでる人はさ (スコア:1)
いや、稼いでらっしゃるかどうかは知りませんけど。
しかし、やっぱりたくさんお金いるんだねえ。
前にちょっとこどもの心臓移植か何かの話で一ヶ月で6000万円の寄付を集めたとかあったから、やはり人情に訴えかけるのはどうか。
「クリックで救えるソフトウェアがあるらしい」とか言って。
(心臓病のこどもの話に他意はありません)
ご心配どうも (スコア:1)
ご心配いただきまして、どうも。
このタレコミで、この話を初めて知ったので、7/10に $100寄付させていただいています。 もうちょっと追加しようかと思っているのですが、 労働力提供 [nifty.ne.jp]で時間がとれなかったので:-)
本を書く人もそうなんですが、私としては 注目が集まっているだけに出版社もここで寄付すると、 ポイント高いんじゃないかと思うんですけどねぇ。
Perlの本を出しているのもオライリーさんだけじゃないん だし。Perl=ラクダのイメージがイヤなら、 ここで存在感を見せても、ええのんちゃうんと思ってます。
お金がかかるといっても、この3人がこのお値段なら破格 でしょうし、
Re:Perlシャツって… (スコア:1)
PerlシャツということではThink Geekのこれ [thinkgeek.com]なんかいかがでしょう? /.なものも [thinkgeek.com]あります。 Kansai.pm [pm.org]で先週、注文をまとめてたんですけどねぇ。 (既に発注済なんですよ)
Re:Perlの本書いて稼いでる人はさ (スコア:1)
ごめん。本書いてる人だと知らなかった。
(´д`;)
Re: O'REILLY とかの出版社も沢山出せばいいのに。 (スコア:0)
もしも OReilly & Associates のことならば
タレコミにもある寄付金のリストを見れば
既に寄付済み。 更に出せ?
Re: O'REILLY とかの出版社も沢山出せばいいのに。 (スコア:1)
(´д`;)
Re:ついでに (スコア:1)
あー (スコア:1)
え?元記事読めって?
Perlって給料もらいながら作っているんですか?
それともサーバとかのコスト?
Re:あー (スコア:0)
フルタイムで perlに取り組んでいたと思う。
世の中、本業の傍らに活動しているオープンソース
プロジェクトもあれば、フルタイムで取り組んでいる
ものもあるす。 そ
Re:あー (スコア:2, おもしろおかしい)
この世にもしそんなものが居たとしたら、
彼らも彼らなりに紆余曲折を経て「魔法」を使うのだと思う。
少なくとも、魔法を実際に使うときは一瞬だったとしても、
その下準備は結構膨大なものが必要なんじゃないかな?
そういう意味では、プログラマと魔法使いは、「まったく」同じだと思う。
呪文に相当するのは、コーディングではなく、コマンドラインにコンマ数秒でコマンド打ちこむ行為のほうです。
いったん出た「ことば」がそのまま人為を介さずに「作用」になる、という意味では、ソフトはまさに魔法と本質が同じだし。
というわけで、フルタイムな魔法使いとか、趣味私費の魔法使いとか、起業魔法使いとか、が
もし魔法使いなるものが可能ならば、居たことであろう。
お約束をば (スコア:1)
『十分に発達したテクノロジは魔法と区別がつかない』--Arthur C.Clarke の第3法則
魔法とはちょっとちがうけど (スコア:1)
脳と繋げられるデバイスさえ実用化されれば、
あとは無線LANなりFOMAなりと連携して
他の人のデバイスに情報を送ることは可能になりますね。
声に出さなくても会話できるようになります。
理想は外科的な手法が不要なワイヤレスなデバイスですけど。
こういうのも昔の人が見れば、おいおいテレパシーじゃん、
って感じですよね。
まあ、携帯電話さえ充分怪しいテクノロジーかもしれませんけど。
そのうちドコモの子会社として、NTTテレパスとか
できてほしいなぁ・・・
Re:あー (スコア:1)
3000ドルくらい?
寄付金でまかなっているってことは公開されているのかな?
Re:あー (スコア:1)
Re:あー (スコア:1)
ということは、日本円で700万前後ってことですかね。
MSに移籍すればそのままx10してくれそうな感じしますよね(笑)
MS Perlとか・・・
遊んでいる時間も興味もない時期でしょうから、そのくらい
もらっていれば充分なのでしょうか。
あ、子供とか家庭とかある人たちなのかな・・・
報酬$60,000+ 旅費$20,000 (スコア:1)
The grants consist of $60,000 in stipend and $20,000 in travel allowance,
旅費というのは世界各地の開発コミュニティを回って、議論するためには必要でしょってことのようです。ってことですから報酬として$60,000。それとは別に旅費として$20,000ということですね。
矛先 (スコア:1)
Re:矛先 (スコア:1)
ただ全くの新規開発ではないですからねぇ…、少し難しいかもしれません。
#いっそ何か画期的な機能を付け加えるとか。
ヒモつき (スコア:0)
この手の寄付が福祉目的と同等に扱われないのが原因