ラクダ黙示録その3 5
ストーリー by Oliver
#!/usr/bin/perl6 部門より
#!/usr/bin/perl6 部門より
Larry WallがPerl 6にむけての構想をまとめているApocalypseシリーズの最新作Apocalypse 3が公開された。今回はオペレータの扱いについて。ラクダ使いだろうが、なかろうが、まだ読んでない人は1と2も読まねば。言語が設計されていく様子が面白い。
Larry WallがPerl 6にむけての構想をまとめているApocalypseシリーズの最新作Apocalypse 3が公開された。今回はオペレータの扱いについて。ラクダ使いだろうが、なかろうが、まだ読んでない人は1と2も読まねば。言語が設計されていく様子が面白い。
最初のバージョンは常に打ち捨てられる。
正直なところ (スコア:2, 興味深い)
Re:正直なところ (スコア:2)
「知識レベルに合わせた使い方が出来る」というのがperlの一貫したデザイン哲学ですから、簡単な用途にしか使わない人はあまり難しい機能を覚えなくても使いこなせるという点は変わらないでしょう。というより、それをやめてしまえばperlの存在意義は無くなります。
perlはmapとかgrepとかいった強力なリスト処理機能も持っていますし、closureみたいなlispまがいの芸当も出来ます。OO機能もそれなりに持っていますが、そういった機能をまるっきり使わなくてもちゃんとコードは書けるようになっています。処理速度やメモリー容量への影響は配慮しなければいけませんが、機能が増えること自体は、別にスクリプト言語にとってマイナスとは言えないでしょう。
Re:正直なところ (スコア:2, 参考になる)
確かに Perl も MS(のソフト)も、機能は豊富。
しかし思うに、MSが分かりづらいのは、それらの機能が分類されていないからだろう。
ほとんど並列に並べるだけ。
実際、MSは初心者ユーザに分かりやすいようにということでだろうか、
新たな概念を導入することで階層的に機能をまとめる、といったことは
意図的にしていないように見える。
一方、Perl6 は新たな概念を導入して機能を分類しようとしている…ように見える。
Perl は概念を導入することに躊躇はない。
Perl5 の「クラスとは名前空間である」との解釈は目からうろこで、
この解釈はC++より分かりやすいと思ってる。
新たな概念を導入し、そこからの類推で結果を予測できるような「複雑化」なので、
大丈夫なんでないかなぁ。
…概念自体の数が増えすぎてしまわないなら。
#しかし、Perl はメジャーバージョンアップするごとに別の言語になっていくなぁ。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
一部和訳 (スコア:2, 参考になる)
-------- SORAMINE Yukino
Re:正直なところ (スコア:1)
けれど、複雑さが一定以上超えると弊害のほうが多くなると思う。Perlはその点でどうなのかな。
たとえば、WindowsをはじめMSの巨大ソフトは同じことを実現する方法が何通りも存在しているけど、それがユーザに混乱と意思疎通の阻害を招いている一因になっているのと同じことがPerlにも見られるんじゃないかな。
また、多くのプログラミング言語はライブラリによって機能を拡張するので機能は増えてもさして混乱はないけど、中にはC++のように文法の拡張に継ぐ拡張で機能を増やすものもある。その点も似ているし。
そろそろ、言語仕様を安定させる方向には行かないのかなと思ってしまうわけ。