インテル、Linux向け自社チップ用C++、Fortranコンパイラを発表 14
ストーリー by kazekiri
チップ性能の限界を 部門より
チップ性能の限界を 部門より
bravo 曰く,"CNETの記事によると、Intel Pentium 4、Itanium チップが理解できる命令に翻訳するコンパイラーを発表するとのこと。同社によると新しいコンパイラには、マルチプロセッサ搭載機のためのOpenMP規格のサポートなど、インテルのWindows用コンパイラにはすでに統合されている一連の機能が盛り込まれている。LinuxコンパイラはPentium 4用、Itanium用共に9月にインテルのソフトウェアサイトで発売され、ダウンロード価格は399ドル、CD版の価格は499ドルになる見込み。
どうやら元記事では、フリーソフトウェアをビルドするためではなく、スピードをとにかく追いかけたいユーザをターゲットにしていると推測しているようだ。まあ、Pentium 4で「しか」最適に動かないコードを吐かないんだから、古いマシンで早くなるということはなさそうだ。"
プロセッサデザインとコンパイラ (スコア:2)
じゃ、そのコンパイラが使い物になるか、となるとこれは別の問題です。プロセッサデザインのためのプロトタイプです。それをベースに製品化したものを実際に使ってみるとバグだらけで変な実行コードを出すことがしばしばです。「やっぱり餅は餅屋だなぁ」と思います。
さて、だれか「人柱」にならない?
すずきひろのぶ
Linux用のいいコンパイラ (スコア:2)
開発中のある特定のプログラムをコンパイルしたとき、gccは同じマシンでWindows上のVC++6より20%以上遅いコードを吐くんですが、もっと最適化に優れたコンパイラはないんでしょうか。
問題のプログラムはC++でテンプレートを多用しており、コンパイラーの最適化のよしあしに依存してかなり速さが変わるようなのです。i/oなど全くなしのナンバークランチングを比べての話です。KAIとPortlandGroupも試したんですが、どれも同じようなものです。ここで話題のインテルはまだ試してませんが。
Re:gccの話… (スコア:2, 参考になる)
命令スケジューリングは普通のリストスケジューリングですが、 特に PenPro 向けの命令スケジューリングとなると 内部で uops に変換されてしまうので、 コンパイラが簡単にできることとなると デコーダーの 4-1-1 ルールを守ることぐらいしか……。
レジスタ割り付けは、グラフカラーリングなどの スマートな方法は特許の関係で gcc に近い将来に 組み込まれることは無さそうな。結局今のゴリ押しな 方法しか無いのか。
その上のレベルとなると90年代半ばまでの論文に基づいた 基本的な最適化はやってたと思いますが、 手続き間解析はやってないですねぇ。 とは言っても Intel コンパイラもインライン展開しか やってないような。 商用コンパイラの手続き間解析は MIPSpro コンパイラ あたりが強力そう。x86じゃないけど。
Re:Fortranやや気になる (スコア:2, 参考になる)
FreeBSD-users-jpでこんな話を耳にしました。
FreeBSDでPentium系は数値計算には向かんようです。OSがLinuxだとか、言語がFortranだと状況は違うんでしょかね?
古いマシン向けには (スコア:1)
pgccてのがあるわけですから、いいでしょう。
# pgcc はもともと gcc-2.4.5 むけに Intel が出してたパッチに基づいているようですので
昔…… (スコア:1)
モトローラのPowerPC用コンパイラの方が
CodeWarriorやMacAppより吐くバイナリが
速度最適化されていると聞いて一所懸命
調べたりしたことがあるな。
メイカーテューンの車みたいなものかな
Win では かなり 速くなります。 (スコア:1)
Merlin Kyoto Japan
Re:昔…… (スコア:1, 参考になる)
コンパイラじゃないです。
Appleの開発システムはMPW(Macintosh Programer's Workshop)です。
MPWのPowerPC C++コンパイラは、やたらコンパイルが遅くて辟易していました。
けれども、たしかに生成するコードの質は、CodeWarriorよりもMPWのほうが高かったようです。
でもその後、次第にCodeWarriorのオプチマイザも改良されてきたので、MPWは使う価値がなくなってきてしまいましたが。
モトローラのコンパイラは、たしかに良いコードを出すと聞いたことがあります。
でも、高かったので、結局買いませんでしたが。
Fortranやや気になる (スコア:1)
Linux用Fortranでは富士通のが速かったですね。
でもクラスタ組んだりしたときのライセンスってどうなるんだろ。$400もするんだったらそのお金で1クラス上のCPUおごってやれそうなんだが。
っておそらくそんな貧乏丸出しの考えの人は相手にしていないんだろうな。
AMDにも (スコア:1)
特別に難しいことをしなくても新機能が使える
(=特別な知識がなくても高性能にでき、他社に差をつけられない)
という安心感を与える側面もありますね。
SSEがそれなりに普及している背景には、そんなこともあるのでは。
AMDも、本気で追撃を考えるなら、こういったサポートにも力を入れてほしいと思います。
Re:AMDにも (スコア:1)
できればフリーソフトウェアなら、なおよし。
AMDの関係者の方、見てませんか?
わざわざチューニングする為だけで
高額なコンパイラは、きつい。
これからはCPUをソフトウェア面でも
カバーしてくれるメーカーが生き残ると私はおもう。
CPUの能力を100%引き出せるようにするのは
CPUメーカーの使命では?
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I 1 2 B H4[keR. :-)
gccの話… (スコア:1)
潤沢に使えるアーキテクチャが対象だったんですよね。
x86向けにはもともときつかったとは思う。
最近gcc-3.0を評価してるんだけど、命令レベルでは
そこそこ最適化がんばってるようです。その上の
レベルだとどうなんでしょう。ぱっと見、いまいちな
感じも拭えません。
現行のバージョンでは使用できないようですが、
-fmmx, -fsseなどのサポートの現状は
どのようになってるんでしょう。
詳しい方、解説お願いできませんか?
う (スコア:1)
ごっちゃになってました
> でも、高かったので、結局買いませんでしたが。
なので、数値演算ライブラリのバイナリだけWebからもらったりしました
あっちはタダだったし
つたない記憶によれば (スコア:1)
そもそもインテルがコードを提供してるもんだと思ってました.
んなもんで,わざわざインテルが自前のコンパイラを出してくるとゆうのは,
ずいぶんとなりふり構わない態度だなあ,と感心してしまいました.
あ,もちろんMSに対してではなくてAMDに対してね.