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お金

Google、日本などで3月からギャンブルアプリの提供を可能にするデベロッパープログラムポリシー改定 36

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改定 部門より
Googleは1月28日、日本を含む15か国のGoogle Playストアで3月1日からギャンブルアプリの提供を可能にするデベロッパープログラムポリシー改定を発表した(Google Play ポリシーの最新情報デベロッパープログラムポリシーのプレビュー)。

現在のデベロッパープログラムポリシーでギャンブルアプリを提供可能なのは、英国・アイルランド・フランス・ブラジルのGoogle Playストアのみ。3月1日以降は日本のほか、オーストラリア・ベルギー・カナダ・コロンビア・デンマーク・フィンランド・ドイツ・メキシコ・ニュージーランド・ノルウェー・ルーマニア・スペイン・スウェーデン・米国が追加される。

提供可能になるのは対象国で認可を受けたオンラインギャンブルサービスの運営者が開発するギャンブルアプリで、Google Playでの配信申し込み手続きが必要となる。対象アプリは国ごとに異なり、日本では公営のスポーツギャンブルと宝くじのみが提供可能となる。

また、提供が許可されない「その他の現金でのゲーム、コンテスト、トーナメントのアプリ」から「ゲーム性のあるポイント プログラム」が分離され、条件付きで提供可能になる。
15151201 story
変なモノ

Google Play、対応字幕形式が性的なコンテンツと冒涜的な表現ポリシーに違反するとして動画プレイヤーアプリを一時公開停止 18

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公開停止 部門より
headless 曰く、

Google Playストアで公開されている動画再生アプリ「Just (Video) Player」が性的なコンテンツと冒涜的な表現を禁止する不適切なコンテンツポリシーに違反するとして、一時公開停止になったそうだ(Android Policeの記事)。

公開停止に関するGoogle Playからの通知によれば、アプリの説明に記載されている対応字幕ファイル形式「* Subtitles: SRT, SSA, ASS, TTML, VTT」がポリシー違反とされている。Just (Video) PlayerはGoogleのオープンソースメディアプレイヤーライブラリー「ExoPlayer」をベースに開発されたもので、対応字幕ファイル形式もExoPlayerがサポートするものと共通だ。

具体的には「ASS」が誤って違反表現と判断されたようだが、開発者が連絡すると数時間後に公開停止は解除されたとのこと。人の目で見れば誤判断が明らかなため迅速な対応が行われたとみられるが、Android Policeでは「ass」のように複数の意味を持つ単語を自動処理でブロックすべきではないと指摘している。

15138668 story
Chrome

FedoraのChromiumパッケージメインテナー、GoogleのChrome専用API使用制限計画を批判 37

ストーリー by nagazou
批判 部門より
headless 曰く、

Googleがサードパーティ製ChromiumベースブラウザーでChrome専用の非公開APIの使用制限を計画していることについて、Chromeの使用を強制するものだとFedoraのChromiumパッケージのメインテナーが批判している(FEDORA-2021-48866282e5The Registerの記事)。

Chromeの非公開APIはGoogleアカウントを通じたデータ同期機能やClick to Call機能などを利用可能にするものだ。Googleはサードパーティの使用を意図したAPIではないなどとして、3月15日以降アクセスに制限を設ける計画を先日発表した。しかし、FedoraメインテナーのspotことTom Callaway氏によると、Googleは2013年にAPIキーを通じ、これらの機能へのアクセス権限をChromiumパッケージのビルダーに提供していたのだという。これにより、オープンソースのChromiumブラウザーはChromeとほぼ同じ機能を得られていた。

そのため、API使用制限はセキュリティ上の問題を解決するためではなく、Chromeの使用を必須としたいだけだとCallaway氏は批判する。大幅な機能低下につながる変更を受けて、Callaway氏はChromiumパッケージのメインテナーを続けるかどうかについても思い悩んだそうだ。しかし、すべてのユーザーがこれらの機能を必要とするわけではないことや、後継メインテナーが同じ問題に突き当たることを考慮して当面は続けることにしたとのこと。

Googleによるアクセス制限は3月15日だが、Callaway氏は先日リリースしたChromium 88のパッケージでAPIアクセスを無効化した。これには時期尚早とのコメントもみられるが、Callaway氏はこのことを事前に知っておき、Chromiumを使い続けるかどうか検討した方がいいと考えているようだ。代替としてGoogleの機能をフルに活用したいならプロプライエタリなChromeを使用すればよく、後で機能制限がかからないFOSSなブラウザーを使いたければFirefoxがあるとも述べている。

15126830 story
Firefox

Mozilla、有料で拡張機能を宣伝可能にする「Promoted Add-ons」プログラムの計画を取りやめ 12

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中止 部門より
Mozillaは21日、昨年パイロットプログラムを実施した「Promoted Add-ons」プログラムを本格導入しないと発表した(Mozilla Add-ons Blogの記事Ghacksの記事)。

Promoted Add-onsは拡張機能の開発者が手数料を支払って「おすすめ拡張機能」プログラムと同様の審査を受けるというもので、おすすめ拡張機能とは異なる「認証済み拡張機能」として「Verified」バッジが表示される。追加料金を支払えば、認証済みとなった拡張機能をAMOホームページの「Sponsored extensions」セクションに表示することも可能だ。おすすめ拡張機能の対象拡大はコスト面で困難だが、有料でもプログラムに参加したい開発者に門戸を開くものとして導入が計画されていた。

しかし、無料で実施したパイロットプログラムの結果、開発者向けの有料サービスとして意味あるものにはならないと判断したとのこと。Mozillaでは今月中にVerifiedバッジを無効化し、AMOホームページのSponsored extensionセクションを削除すると説明しているが、既に両方とも表示されなくなっているようだ。AMOの拡張機能検索画面で「Verified」バッジを指定して検索することは可能だが、検索結果は0件となる。
15107866 story
政治

GitHub、内部向けSlackチャンネルでナチスへの懸念を示した従業員の解雇は誤りだったと謝罪 50

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難しいね 部門より
headless 曰く、

GitHubは17日、「ナチ」という単語の使用を理由に解雇されたと報じられた従業員の解雇は誤りであったと謝罪し、解雇の取り消しを発表した(The GitHub Blogの記事The Vergeの記事Mashableの記事)。

報道によると従業員はユダヤ系で、ドナルド・トランプ米大統領支持者が暴徒と化して米連邦議会を襲った6日、GitHub内部向けのSlackチャンネルで「ナチスが来るから気をつけろ」といった趣旨の発言をしたという。GitHubの人事チームは従業員がSlackチャンネルで「ナチ」という単語を使用したことを批判し、その2日後に従業員は解雇された。

この件をBusiness Insiderが最初に報じると、GitHubは強い批判にさらされることになる。解雇に反発した他の従業員からは、内部のSlackチャンネルで「ナチ」という単語を使用した批判コメントが相次いだ。これを受けてGitHubでは11日に外部の調査員に独立した調査を依頼し、判断や手続きに重大な誤りがあったことが15日夜に判明したという。

その結果、人事責任者は自ら責任を取って16日に辞職。GitHubでは従業員の解雇を取り消し、従業員の代理人に連絡を取っているとのこと。本件を発表したブログ記事では、CEOのナット・フリードマン氏が従業員に向けた発言の一部が掲載されており、連邦議会を襲った暴徒には(ネオ)ナチが含まれていること、GitHubの従業員はナチや反ユダヤ主義、白人至上主義などへの懸念を内部で自由に議論できることなどが明言されている。

15107730 story
ハンドヘルド

Indiegogoで資金調達した5Gスマートフォン/ポケットコンピューターのハイブリッド、スペックダウンに出資者が怒る 45

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Morphy 部門より
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英Planet Computersが5Gスマートフォン/ポケットコンピューターのハイブリッド「Astro Slide 5G Transformer」の資金をクラウドファンディングサイトIndiegogoで調達したのだが、最近になってSoCなどのダウングレードを発表したため出資を取り消す出資者も出ているそうだ(The Registerの記事)。

Planet ComputersにはPsionのエンジニアが設計責任者として参加しており、Gemini PDAなどの製品で注目を集めている。Astro Slide 5G TransformerはFHDのタッチスクリーンディスプレイ(2340×1080ピクセル、アスペクト比20:9)にスライド式のQWERTYキーボードを備え、RockUpスライダーヒンジ構造によりスマートフォンから超小型ノートPCに変形する。OSはAndroid 11だがLinuxもサポートし、マルチブートが可能だという。

SoCは当初MediaTek Dimensity 1000となっていたが、最近のスペック変更でDimensity 800にダウングレードされた。両者ともにオクタコアの5G対応64ビットSoCで、省電力の4コアはともにCortex-A55(2GHz)だが、高パフォーマンスの4コアは前者がCortex-A77(2.6GHz)なのに対し、後者はCortex-A76(2GHz)となる。前者のGPUはMali-G77 MC9でAPUは6コア、後者のGPUはMali-G57 MC4でAPUは4コアとなり、前者のみがWi-Fi 6をサポートするなどの違いもある。

また、ディスプレイサイズは6.53インチから6.39インチに変更され、バッテリー容量も4,000mAhから3,500mAhに減少。本体サイズは微妙に大きくなっている。SoCの関係か通信速度は低下し、デュアル5Gからデュアル5G+4Gに変更、Bluetooth LE Audioサポートの記述も消えた。LTE バンド13のサポートも削除されたという。一方、RAMは6GBから8GBに、フロントカメラは5MPから13MPにスペックアップ。リアカメラには「Sony Sensor」、ディスプレイには「AMOLED」「Gorilla glass (Corning 3rd gen)」というスペックが追加された。

Planet Computers CEOのJanko Mrsic-Flogel氏によると、SoC変更はMediaTekの気が変わったことが原因だという。MediaTekは当初Dimensity 1000を提供する意思を示していたが、契約の段階になってPlanet Computersのような小さいメーカーには800しか提供できないと言い出したそうだ。Mrsic-Flogel氏はMediaTekが方針を変更した理由について、米政府がHuaweiのビジネスを制限したのと同様に政治的な理由だと述べたとのことだ。

15104824 story
Chromium

Google、サードパーティ製ChromiumベースブラウザーでChrome専用の非公開API使用を制限する計画 38

ストーリー by nagazou
これは問題あるような 部門より
headless 曰く、

Googleは15日、サードパーティ製のChromiumベースブラウザーに対し、非公開APIの使用を制限する計画を明らかにした(Chromium Blogの記事Neowinの記事Android Policeの記事)。

Googleによれば、最近の調査でサードパーティ製のChromiumベースブラウザーの一部がGoogle Chrome用の非公開APIを使い、Chromeのデータ同期機能やClick to Call機能などを利用可能にしていることが判明したそうだ。非公開のChrome APIはGoogleが使用するためのもので、3月15日以降アクセスに制限を設けるという。これによりサードパーティ製ChromiumベースブラウザーでChromeのデータ同期機能は利用できなくなるが、同期済みのデータに関しては、Googleアカウントとローカルでそれぞれ引き続きアクセス可能となる。

なお、BraveやMicrosoft Edge、Opera、Vivaldiといったサードパーティ製のメジャーなChromiumベースブラウザーはそれぞれ独自の同期機能を搭載しており、Googleアカウントを使用するものはない。

15072593 story
法廷

米マサチューセッツ州最高裁、Uberはユーザーから利用規約への明確な合意を得ていないと判断 19

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合意 部門より
米国・マサチューセッツ州の最高裁判所は4日、視覚障害者の男性がUberに差別的な扱いを受けたと訴えている裁判で、Uberの利用規約を原告に強制することはできないとの判断を示した(裁判所文書: PDFArs Technicaの記事)。

原告は盲導犬を伴った乗車を3人のUberドライバーに拒否されたため、違法な差別的扱いを受けたとしてUberを訴えている。Uber側は利用規約に従った調停を申立て、下級審では2017年に申立を認めた。調停人は原告の被害を認めたものの、ドライバーがUberの従業員ではなく、Uberに責任はないと判断する。同時期に連邦巡回区第1控訴裁判所ではUberの利用規約が無効との判断を示しているが、原告はこの時点で調停無効などの申立を行わなかった。

しかし、Uberが調停内容の承認を求める申立を2018年9月に行ったのち、原告は連邦控訴裁判所の判決などを挙げて再考の申立を行う。判事は2019年1月、最初の判決で調停を命じたのは誤りであり、利用規約による有効な契約は成立していないとして原告の申立を認め、Uberの申立を却下したため、Uberが上訴していた。Uberの主張としては、a)原告が調停内容について30日以内に異議申立を行わなかった、b)事実関係や法律に変更がないため判事に再考の権限がない、c)利用規約は契約として有効、といったものだ。

州最高裁ではa)について、Uberが挙げる判例は連邦レベルのもので、マサチューセッツ州の法令は異なるため、異議申立が30日以内に行われる必要はないと判断。b)については最終判決まで判事は過去の判断を再考し、誤りを修正する権限があると判断している。c)については、原告が使用したUberアプリのユーザー登録画面に問題があり、原告が利用規約に合意したとはいえないと判断した。

問題点としては、登録画面の「アカウントを作成すると利用規約およびプライバシーポリシーに合意したことになる」というテキストのうち、「アカウントを作成したら合意したことになる」という部分が目立ちにくいこと、利用規約を確認しなくてもアカウント作成を完了できること、ボタンなどで明確にユーザーの合意を求めていないことが挙げられている。Uberのドライバー登録画面では少なくとも2回は「合意する」ボタンをクリックする必要があるとのことで、明確な合意を求めることの必要性をUberが認識していたのは間違いないとのことだ。
15069003 story
アメリカ合衆国

GitHub、イランで全サービスを提供可能に 3

ストーリー by headless
許可 部門より
GitHubは5日、イランでGitHubの全サービスが提供可能になったことを発表した(The GitHub Blogの記事The Vergeの記事The Registerの記事)。

2019年7月からGitHubでは、米国による経済制裁対象国・地域(クリミア・キューバ・イラン・北朝鮮・シリア)のユーザーによる非公開リポジトリの利用をブロックしている。対象外のユーザーでも対象国・地域からGitHubにアクセスすると一時的に制限がかかる。公開リポジトリに関しては、経済制裁の対象国・地域からの利用も可能だ。

GitHubは経済制裁に従うため必要な措置だとしつつ、サービス提供を再開するための手続きを進めていたという。このたび、イランでのサービス再開に必要なライセンスを米財務省の外国資産管理局(OFAC)から取得したとのことで、シリアやクリミアでもサービス再開すべく手続きを進めているそうだ。こういった内容は英語版の「GitHub and Trade Controls」ページにも反映されている。

これによりGitHubではイランのユーザーを対象にしたサービスの復元を進めるが、有料サービスの決済処理を行うサードパーティ企業がイランからの支払いを処理できない可能性もあるという。また、個別に経済制裁対象となっている個人や団体などは引き続きサービスを利用できない。
15058119 story
OS

ゲームボーイで動作する独自OS「AMADO」のカートリッジ版が店頭販売中 24

ストーリー by nagazou
カートリッジ提供できちゃうんだ 部門より
AKIBA PC Hotline!によると、ゲームボーイで動作する独自OS「AMADO」が店頭販売されているという。このAMADOは同人サークル「へにゃぺんて」の大神祐真氏が開発したもので、シングルタスクで動作し、読み書き可能なファイルシステムを備える。バイナリエディタが搭載され、マシン語によるプログラミングができるそうだ。販売されているOSのバージョンは0.03となっている。

店頭で販売されているのは、カートリッジタイプでゲームボーイ本体に挿して起動するだけで動作するという。カートリッジ内には簡単なゲームや、RAMを初期化するツールなども入っているそうだ。使い方を解説したPDFファイルに関しても公開されている。カートリッジ版はBEEP秋葉原店で販売されており、販売価格は記事の時点では税込4812円だそう。なおPC上で動作可能なROMファイル版に関しては無料でダウンロードできる(ゲームボーイOS「AMADO」で8ビットマシン語入門BOOTH)。
15057034 story
医療

Apple、Mac App Storeのアプリ「Amphetamine」の名称がガイドライン違反だという主張を取り消す 23

ストーリー by nagazou
いちゃもん 部門より
headless 曰く、

6年前からMac App Storeで提供されているアプリ「Amphetamine」の開発者 William Gustafson氏に対し、Appleが名前とアイコンの変更を突如要求していたそうだ(GitHubリポジトリ SaveAmphetamineMac Rumorsの記事The Vergeの記事Neowinの記事)。

Gustafson氏は12月29日、Appleの担当者からAmphetamineが規制薬物の使用を助長しており、App Store Reviewガイドライン1.4.3に違反するとの連絡を受ける。Appleは名前とアイコンの変更を要求し、1月12日までに対応しなければアプリを削除すると脅したという。

しかし、AmphetamineはMacがスリープモードにならないようにするアプリであり、規制薬物のアンフェタミンとは直接関係ない。AppleはMac App StoreでAmphetamineを提供するだけでなく推薦記事も掲載しており、突然の要求にGustafson氏は驚いたようだ。

Gustafson氏はAppleに異議を申し立てたほか、GitHubで状況を公表して支援を呼びかけ、Change.orgでの署名運動も立ち上げた。その結果、Appleから1月2日に連絡があり、「Amphetamine」の名称と錠剤のアイコンは医療的な比喩だと認められたとのことだ。

15055317 story
Android

Google、Androidロボットの折り紙を開発 10

ストーリー by nagazou
えー 部門より
headless 曰く、

GoogleがAndroidロボット(頭部のみ)の折り紙を開発し、折り方を公開している(Android Policeの記事折り方: PDF動画)。

Android折り紙はソフトウェアエンジニアのLisa Nguyen Quang Do氏が開発したもので、動画で作業しているのはエンジニアリング担当VPのSeang Chau氏だという。それほど複雑な折り紙ではないが、動画では完成までに11分ほど要している。と思ったが、実際に作ってみるとそれぐらいかかった。

15043225 story
ソフトウェア

世の中には「面倒な手続きほど価値がある」と考える人が結構いる。エンジニアの苦悩 168

ストーリー by nagazou
あるあるではある 部門より

しんざき氏が書いた『エンジニアをしていると、世間には「面倒な手続きほど価値がある」と考える人が、けっこういるとわかる。』という記事が興味深い内容となっている。

内容としては、同氏がある企業の社内業務システムのリプレースのプロジェクトに配属されたことから始まる。顧客からの要望は、本来なら日次で動かさないといけないバッチ処理が24時間で終わらないため、システムを高速化してほしいという趣旨だったようだ。

時間の掛かる処理中に発生した新たなデータは、Excelで入力しておいて、後から手動で再入力するなどの工程が発生、しかも複数の人が別々のExcelを作って後からそれを統合しているのでミスが発生していたという。ミスを確認するための人力チェック体制まで構築されていたという。企業のシステム系にありがちな複雑なフローを、手作業などを経由して無理矢理複数つなぎ合わせた構造になっていたようだ。

良くある話ではあるのだが、顧客側からの要求はこうした面倒かつ複雑なフローは維持したまま、処理時間だけを短縮してほしいという要望だったという。しかも予算がないわけではなく、システムはフルスクラッチが前提の案件で。なぜ顧客側から複雑なシステム改善要求が出てこないのかをヒアリングしたり、プロジェクトチーム内で議論した結果、

現状のシステムで複雑な仕事を丁寧に回せる人が評価されてリーダーになっていて、その人が今のフローを変えることを望まなかった

との結論(元記事では複数の理由が記述されているが)に至ったようだ。しかも、チームがヒアリングしたのがこの「今のフローを丁寧に回すことで評価されたリーダー」だったことから、プロジェクトはフローを変えること自体を拒絶されてしまった模様。最終的には経営陣を交えて不効率なフローを廃してシステムまるごとリプレースを通したが、そのリーダーは最終的には退職してしまったらしい。

15037957 story
プログラミング

Ruby 2の3倍高速化を図った「Ruby 3.0.0」が登場 67

ストーリー by nagazou
前作の3倍のスピード 部門より
12月25日、Rubyのメジャーバージョンアップ版である「Ruby 3.0.0」が発表された(Ruby 3.0.0 リリースOSDN Magazine)。開発には2016年にRuby 3x3という目標が設定され、OptcarrotベンチマークでRuby2の3倍高速化を達成することを目指したという。主にパフォーマンス、並行処理、静的解析に注力して開発されたとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

Ruby 3.0は2013年に最初のバージョンが公開された2系に続くメジャーリリースとなる。

RakuになるのかPython3になるのか。

情報元へのリンク

15037814 story
統計

Windowsバージョン別シェア、Windows 7が18%台を回復して2020年を終える 15

ストーリー by nagazou
古いPCを動かした人が増えたとか? 部門より
headless 曰く、

StatCounterのWindowsバージョン別シェアデータによると、Windows 10が2か月連続減少、Windows 7が2か月連続増加して2020年を終えたようだ。

2020年11月はWindows 10がリリース以来初めて1ポイント以上シェアが減少し、Windows 7はWindows 10リリース以降で最大の増加幅を記録している。12月分ではWindows 10が0.28ポイント減少(75.68%)する一方、Windows 7が0.35ポイント増加(18.03%)して9月以来の18%台を回復した。デスクトップOSシェアデータ12月分では、Windowsが76.56%(+3.35)、OS Xが17.1%(+0.56)、Linuxが1.93%(+0.13)、Chrome OSが1.72%(-0.2)となっている。Windowsの増加分は「Unknown」の減少分(-3.83)を吸収したとみられる。

年間を通じてみると、Windows 7は延長サポートが終了した2020年1月分の24.9%から11か月で6.87ポイント減少したことになる。また、Windows XPのシェアは4月に1%を割ったWindows XPの延長サポートが終了したのは2014年4月であり、1%を割るまでに6年間を要したことになる。ちなみに、2014年4月のWindows XPのシェアは19.24%、11か月後の2015年3月には12.88%まで減少していた。2020年の年間シェアではWindows 10が74.03%(+14.34)、Windows 7が20%(-11.42)となっている。

SteamではWindows 10 64 bitが19.88ポイント減の69.40%と大幅に減少し、Windows 7 64 bitが22.35ポイント増の26.74%と大幅に増加している。この変動は言語シェアで簡体字中国語(47.18%、+30.22)の大幅な増加に連動しているとみられる。簡体字中国語に連動したWindows 7/10の大幅な変動は2017年~2018年にも発生しており、Steamはアジア地域のネットカフェで顧客数が実際よりも多くカウントされていたと説明していた。今回はどうだろうか。

なお、2020年10月分を最後にデータ提供を終了すると発表しているNetMarketShareだが、12月分もデータが追加されている。デスクトップOSバージョン別では1位のWindows 10が減少(63.57%、-0.59)し、2位のWindows 7が増加(19.71%、+0.93)。デスクトップOS種類別ではMac OSのみ減少(9.52%、-1.13)する一方、Windows(87.14%、+0.48)と、Linux(2.68%、+0.62)、Chrome OS(0.61%、+0.07)はそれぞれ増加した。

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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