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14250092 story
Android

Android 11、Google内部でのコードネームはRed Velvet Cake 29

ストーリー by headless
甘味 部門より
GoogleのAndroid開発チームでは、Android 11をRVC(Red Velvet Cake)というコードネームで呼んでいるそうだ(Android Policeの記事The Vergeの記事The Next Webの記事動画)。

Android 11のコードネームはポッドキャスト番組「All About Android」で、GoogleのAndroidエンジニアリング担当VPデイブ・バーク氏がフローレンス・アイオン氏の質問に答える形で明らかにしたものだ。AndroidのメジャーバージョンはAndroid 1.5 CupcakeからAndroid 9 Pieに至るまで、デザートの名前がアルファベット順に付けられており、Android 4.4 KitKat以降は内部のコードネームとは別に正式名称として発表されるようになっていたが、昨年のAndroid 10 (Q)でその伝統は終了している。

アイオン氏はデザート名の伝統が残っているとしたら内部での名前は何になるか、今度は「R」だから「Rocky Road」とか「Red Velvet」(正解)とか、実際に最新ベータを読んでいる名前はあるか、などと質問。バーク氏はAndroid 11が公式な名前だとしたうえで、チームのエンジニアはRVCと呼んでいることを明らかにした。ただし、オープンソースコードに「RVC」と表示したりしないのかとバーク氏がエンジニアリングマネージャーの一人に聞いたところ、単に「R」と呼ぶだけだと言われたとのこと。マーケティングチームからはRed Velvet Cakeと一緒の人形を作ったりすることも認められていないが、バーク氏はひそかにどこかに潜り込ませたいとも述べている。

Android 10は内部で「Quince Tart (QT)」と呼ばれていたが、Qから始まる英単語自体が少なく、事前予想ではエキゾチックな食べ物が多く挙げられていた。Rから始まる名前のデザートはなじみのあるものが多そうだが、スラドの皆さんが好きなデザートはあるだろうか。
14248125 story
Chrome

Android版Chrome Canary、ダウンロードのスケジュール機能をテスト中 12

ストーリー by headless
待機 部門より
Android版のChrome Canaryで、ダウンロードをいつ実行するか設定する機能のテストが行われている(Techdowsの記事Neowinの記事Ghacksの記事9to5Googleの記事)。

この機能を使用するには、chrome://flagsで「Enable download later」(chrome://flags/#download-later)をEnabledに設定すればいい。アプリの再起動後、ファイルをダウンロードしようとすると「ダウンロード日時の選択」ダイアログボックスが表示されるようになる。また、ダウンロードのオプションに「ファイルをいつ保存するか確認する」が追加され、「ダウンロード日時の選択」を使用するかどうかの設定が可能になる。

ダウンロード時に選択可能なオプションとしては、開始日時を指定する「日付と時間を選択」のほか、Wi-Fi接続に切り替わったタイミングでダウンロードを開始する「Wi-Fi接続時」や通常通りダウンロードを実行する「たった今」が選択可能だ。ただし、スケジュールの指定を完了すると保存先に.crdownloadファイルが作成され、ダウンロードするファイルサイズが小さい場合はこの時点でダウンロードが完了してしまうようだ。また、現時点では指定通りにダウンロードが始まらないことも多いようで、何度か試してみた限り「日付と時間を選択」で指定した通りにダウンロードが開始されることはなかった。

なお、このダイアログはモバイルデータ接続時にのみ表示されるが、chrome://flagsの「Show download later dialog on WIFI」(chrome://flags/#download-later-debug-on-wifi)をEnableにすることで、Wi-Fi接続時にも表示されるようになる。
14245645 story
ゲーム

GDC調べ、COVID-19パンデミックでゲーム開発者の大半が在宅勤務に 24

ストーリー by nagazou
やはりゲーム開発者には向いてた 部門より
headless 曰く、

GDCが8月のGDC Summerを前に、2,500人近いゲーム開発者を対象に実施した調査報告書「State of the Industry: Work from Home Edition」を公開した(GDCのニュース記事[1][2]Windows Centralの記事報告書ダウンロードページ)。

回答者の勤務先の規模としては、1~5人(35%)と500人以上(18%)が過半数を占める。COVID-19パンデミックのために在宅勤務へ移行したという回答者は70%で、以前から在宅勤務だった27%を加えると97%が在宅勤務という状況になっている。27%が在宅勤務による生産性への影響はないと回答しており、「どちらかといえば低下」と「大きく低下」を合わせて41%が低下、同様に32%は向上したと回答。創造性は40%が変わりなく、35%が低下、25%が向上したとのこと。

いずれも大きく低下/向上は10%未満にとどまるが、自宅で仕事に集中できるかどうかが分かれ目になったようだ。仕事の時間が普段より長くなったという回答者も39%おり、その理由としては通勤時間分も仕事に割り当てる、仕事を終えるきっかけがつかみにくい、子供の相手で同じ量の仕事に時間がかかる、といったものが挙げられている。

パンデミック中に取り入れた仕事の方法などをパンデミック後も継続していくとの回答は64%を占める一方、勤務先がオフィスでの業務再開を計画しているとの回答も66%を占める。ただし、オフィス再開計画なしという回答の中には、オフィスが閉鎖されていないケースも含まれるそうだ。再開計画があってもいつになるかわからないという回答者もおり、今すぐオフィスに戻っても安全だと考える人は11%にとどまるとのことだ。

14245636 story
ゲーム

フィル・スペンサー曰く、Xboxで日本製ゲームを増やすには日本のクリエイターとの信頼関係の再構築が重要 72

ストーリー by nagazou
信頼とお金とシェア 部門より
headless 曰く、

Microsoftのフィル・スペンサー氏がフランスのゲーム情報動画ニュースサイトJeuxVideo.comのインタビューに対し、より多くの日本製ゲームをXboxへもたらすには日本のゲームクリエイターとの信頼関係再構築が重要との考えを示した(動画Windows Centralの記事)。

Xboxユーザーは優れたクリエイターによる素晴らしいゲームを求めており、優れたクリエイターには日本のクリエイターも多い。既にMicrosoftでは日本のクリエイターとの信頼関係再構築を進めており、E3ではXboxのステージに日本製ゲームが登場するなど大きく進歩したという。日本時間24日1時から開催されるXbox Games Showcaseでは、日本のクリエイターと共同で作成した将来のゲームリリースのロードマップを公表するそうだ。Microsoftは今後も引き続き日本のクリエイターの要望に耳を傾け、Xboxが成功できるプラットフォームだと日本の素晴らしいクリエイターに感じさせることが最も重要とのことだ。

14244505 story
プログラミング

Apple、包括的用語使用の義務付けを含むスタイルガイド更新 83

ストーリー by headless
更新 部門より
Appleは16日、ドキュメントやユーザーインターフェイスなどで使用する用語のガイドライン「Apple Style Guide」を更新した(Appleの告知The Registerの記事)。

更新版には「blacklist/whitelist」「master/slave」といった非包括的な用語の使用を禁止する項目が追加されている。blacklist/whitelistについては使用が禁じられ、文脈に応じて適切な代替用語を選ぶよう求めている。代替用語の例としては「deny list/allow list」「unapproved list/approved list」が挙げられている。

master/slaveに関しては、2つのデバイスやプロセスの関係を説明するために使用することが禁じられる。こちらも文脈に応じて適切な代替用語を選ぶよう求めており、代替として「primary/secondary」「primary/replica」「main/secondary」「host/client」といった例が挙げられている。

いずれの場合も、非包括的用語が変更不可能なコード内で使われていて、それに関するドキュメントを作成する場合は例外として認められる。ただし、例外となるのはユーザーがコードの通りに入力する必要がある部分のみで、その説明には代替用語を使用する必要がある。

包括的用語といえるかどうか微妙だが、「Asia Pacific」という用語を使用する場合に「Japan」を分けて列挙することを禁じる項目も追加されている。つまり、Asia PacificにはJapanが含まれているため、「Asia Pacific and Japan」という表記はガイドラインに違反するというわけだ。

blacklist/whitelistからdeny list/allow listへの置き換えはWWDC20で公開したベータ版ソフトウェアや開発者向けドキュメントで導入されており、Xcode 12のデフォルトSCMブランチ名はmasterからmainに置き換えられているという。今後、排他的用語を使用しているAPIに関しても、内部のコードベースで代替を導入した段階で非推奨にしていくとのこと。なお、Appleは以前からAllowList/DenyListという用語を一部で使用していた。
14241360 story
PHP

Microsoft、PHP 8.0をサポートしないと公式に表明 52

ストーリー by nagazou
使えないわけではない 部門より
MicrosoftはPHPの次期バージョン「PHP 8.0」をサポートしないそうだ。MicrosoftでPHP関連のプロジェクトマネージャを担当するDale Hirt氏は、公式サイト上でPHP 8.0以降では、PHP for Windowsをサポートする予定はないと明言した。

Microsoftが公式にサポートするPHPは現行でサポートしているPHP 7.2、PHP 7.3。PHP 7.4のみとなる。この中で最も新しいPHP 7.4のMicrosoftサポート期限は2022年11月28日までとなっている(Microsoft Support of PHP on Windows - Externals窓の杜)。

なおKOYAMA Tetsujiさんのツイートによれば

これってバイナリ提供の話ではなくて、Windows版PHPは実はMSの公式サポートによって開発が支えられていたってことだよね。8.0以降で同レベル開発力をコミュニティが維持できるのか問題。 / “Microsoftが「PHP」サポートを縮小 ~「PHP 8.0」バイナリは公式提供せず - 窓の杜”

これにsjiさんが、

はい、その通りです。Windows 版特有のバグとかはわりと MS の中の人が対応して直したりしてました

返信している

14241161 story
IBM

未来からの求人、見たことある? 58

ストーリー by nagazou
ジョン・タイター 部門より
headless 曰く、

IBMがオープンソースのコンテナオーケストレーションツールKubernetesの管理者経験12年以上という要件で、アーキテクト/エンジニアを募集していたようだ(The Registerの記事)。

うっかりすると見過ごしてしまうところだが、GitHubでKubernetesプロジェクトに最初のコミットが行われたのは2014年6月7日、バージョン1.0のフィーチャーフリーズは2015年5月22日とのことで、現在はまだ要件を満たす人が存在しない。この求人は既にIBMのサイトから削除(Googleキャッシュ)されているが、インドの求人サイトIntelliJobsには複数求人残っている。

WebフレームワークFastAPIを開発したSebastián Ramírez氏は、作ってから1年半ほどしか経過していないFastAPIについて、4年以上の経験を要求する求人を見かけたそうだ。スラドの皆さんは、このような未来からの求人を目にしたことがあるだろうか。

14238260 story
Android

Google曰く、Android 10は過去のどのAndroidバージョンよりも速く導入が進んだ 44

ストーリー by nagazou
普及 部門より
headless 曰く、

Googleによれば、Android 10は過去のどのAndroidバージョンよりも導入が速く進んだそうだ(Android Developers Blogの記事)。

iOSデバイスと比べて機種のバリエーションが多いAndroidデバイスでは、OEMが個別にOSアップデートを開発していたため新バージョンの導入に時間がかかり、OSの断片化が問題になっていた。しかし、Android 8.0 OreoではOSフレームワークとベンダー実装部分を分離するProject Trebleが導入され、Android 9 Pieへの移行速度が2.5倍になったという。

さらにPieでは異なるOEMの端末で実行可能な単一のシステムイメージ「Generic System Images(GSI)」の提供を開始し、主要なOEMパートナーと協力してOEM開発者プレビュープログラムを開始したことで、Android 10への移行はさらに1.5倍高速化。その結果、Android 10を実行するデバイスが1億台に到達したのは、Pieよりも28%早いリリースから5か月後だったそうだ。また、Android 10ではOSのアップデートコンポーネントをGoogle Playで提供するProject Mainlineを開始し、2億8,500万台のデバイスを直接更新したとのこと。

GoogleによるとAndroid 11ではOEM7社が計13機種にプレビュービルドを提供しており、Google Playで更新を提供可能なOSコンポーネントは21に増えたという。ただし、タレコミ時点でAndroid 11 Betaの提供が確認できたのはOnePlusOppoVivoが各2機種、Xiaomiが3機種、Realmeが1機種の計10機種。OEM開発者プレビュー開始時の7社(Essential/Nokia/OnePlus/Oppo/Sony/Vivo/Xiaomi)のうちEssentialは既にないNokiaはベータプログラムに参加しないと報じられており、Sony Developer Worldで提供される開発者プレビュー版はAndroid 10(Android Q Beta)で止まっている。

14237810 story
プログラミング

Linuxカーネルのコーディング規約、包括的用語使用のガイドラインが追加 132

ストーリー by headless
包括 部門より
Linuxカーネルのコーディング規約に包括的用語使用のガイドラインが正式に追加された(Phoronixの記事coding-style.rstDiff)。

このガイドラインは「master / slave (またはslave単体)」および「blacklist / whitelist」という用語の使用に関するもので、シンボル名やドキュメンテーションでこれらの用語を新たに追加しないよう求めている。ユーザースペースABI/APIの維持に必要な場合や、これらの用語の使用を義務付けている(2020年時点で)既存のハードウェア仕様やプロトコル仕様に関するコードを更新する場合は除外される。

「master / slave」を置き換える用語として推奨されているのは、「{primary,main} / {secondary,replica,subordinate}」「{initiator,requester} / {target,responder}」など。「director / performer」のような用語も挙げられている。「blacklist / whitelist」を置き換える用語としては「denylist / allowlist」「blocklist / passlist」が推奨されている。
14237599 story
Android

Android 11 Beta 2 リリース 8

ストーリー by headless
安定 部門より
Googleは8日、Android 11 Beta 2をリリースした(Android Developers Blogの記事)。

Android 11のAPIは6月のBeta 1でファイナル版のAPI 30になっており、Beta 2はプラットフォームの安定版のマイルストーンになる。プラットフォームの安定版とはアプリから見たシステムの挙動や制限がファイナル版に到達したことを意味し、Beta 2でテストした互換性アップデートはAndroid 11のファイナルリリース版との互換性も保証される。そのため、Googleではすべてのアプリ・ゲーム開発者に対し、最終の互換性テストを開始し、互換性アップデートをファイナルリリース前に公開するよう推奨している。

Android 11 Beta 2はPixel 2/2 XL/3/3 XL/3a/3a XL/4/4 XLに対応し、Pixel用Androidベータプログラムに登録すればOTA配信され、Beta 1をインストール済の場合はOTAでアップデートされる。システムイメージフラッシュツールも利用可能だ。Pixelデバイスを所有していない場合はAndroid Emulatorが利用でき、Treble互換デバイスならGSIイメージを利用できる。OnePlusOppoVivoXiaomiなども一部のデバイスを対象に開発者プレビュープログラムを提供しているが、Beta 2の提供はまだのようだ。

今後Android 11はリリース候補となる8月のBeta 3を経て、第3四半期にファイナル版がリリースされる予定だ。既に削除されているが、Googleが公開した動画に9月8日リリースとの記述がみられたことも話題になっている。
14234653 story
アメリカ合衆国

悪玉ハッカーを意味する「ブラックハット」は差別用語か? 米専門家らが議論 130

ストーリー by nagazou
用語もスパゲッティ化 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

セキュリティ業界において「悪玉ハッカー」「善玉ハッカー」を意味する「black hat」「white hat」という用語を置き換える提案に対し、セキュリティ界隈が反発、ちょっとした議論になっている(ZDNet Japan)。

英語圏では現在、黒人暴行死事件を受けて、人種差別に繋がるIT用語を排除する動きが広がっている(関連リンク:英国家サイバーセキュリティセンター、用語「whitelist」「blacklist」を使用中止へGitのデフォルトブランチを「master」から「trunk」に変更する動き)。

Googleのセキュリティ責任者を務めるDavid Kleidermacher氏は米国時間7月3日、世界最大規模のセキュリティカンファレンス「Black Hat USA 2020」での講演を辞退するとともに、「black hat」「white hat」という用語の変更をTwitterで呼び掛けた

しかし、専門家の大多数は同氏の主張に賛同しなかったという。これらの用語は西部劇のお約束(正義の味方役が白い帽子を、悪役が黒い帽子を身に付けること)に由来しており、人種差別や肌の色とは関係がないことが理由として挙げられている。同氏は、由来がどうあれ、こうした用語が「ブラック=悪」「ホワイト=善」という固定観念を生むと反論している。

なお、事件以前から黒人による抗議の声はあるようで、「倫理的/非倫理的なハッカー」を意味する「Ethical / unethical hacker」が価値中立的な用語とされているようだ。

タレこみ子としては和製英語の「ブラックハッカー」「ホワイトハッカー」に違和感を覚えるが、日本にまで飛び火してくることは当分ないだろう。

情報元へのリンク

14232520 story
Java

ブラジル大統領、新型コロナに感染した症状が出る。結果は7日に判明 73

ストーリー by nagazou
経済も健康も大切 部門より

ブラジルのボルソナロ大統領は、自身が新型コロナウイルスに感染している可能性があると発表した。現在、38度の熱などの症状が出ているという。検査結果が現地時間7日に公表される予定。ブラジルの感染者数は米国に次ぐ2位。5日時点で累計感染者は160万人を超えている(BloombergNHKMEGABRASIL)。

同大統領は経済再建優先で当選した経緯から、ロックダウンなどの政策は行わなかった。この立場から、新型コロナを「ただの風邪」などと軽視する発言などを行っている。あわせてマスクをしない姿で集会の場などの市民の前に姿を見せることでも知られている(テレ東ニュース)。

ブラジル首都ブラジリアではマスクの着用が条例によって義務化されているが、ブラジルの連邦裁判所が6月23日、大統領に対して公共の場でのマスク着用を命じる事態になっている。

14230749 story
統計

6月のデスクトップOSシェア、Linuxは増加した?そうでもない? 56

ストーリー by headless
増加 部門より
Net Applicationsの6月分デスクトップOSシェアデータによると、Linuxの増加が続いているようだ。

Linuxのシェアは4月に前月比2倍以上の2.87%となり、5月には3.17%まで増加して初めて3%を超えていた。6月はさらに0.44ポイント増加し、3.61%となっている。このほかのOSではWindowsが変動なしの86.69%、Mac OSが0.46ポイント減の9.22%、Chrome OSが0.01ポイント増の0.41%となった。

デスクトップOSバージョン別シェアデータでは、1位のWindows 10が58.93%(+1.10)、2位のWindows 7が23.35%(-0.93)、3位のMac OS X 10.15が4.50%(+0.11)となっている。Ubuntuは0.46ポイント増の2.57%で5位に上昇し、2.95%(-0.09)で4位のWindows 8.1との差も詰めている。これまでUbuntuのシェアは1%未満で推移していたが、やはり今年4月に急増している。Linux全体のシェア増加はUbuntuの増加と連動しているようだ。

一方、StatCounterのデスクトップOSシェアデータでは、Linuxは前月から0.01ポイント増の1.69%にとどまる。2か月連続でわずかながら増加しているものの、3月と4月には減少していたため、2月との比較では0.22ポイント減少となる。このほかのOSではWindowsが77.68%(+0.64)、OS Xが17.76%(-0.62)、Chrome OSが0.8%(-0.26)となっている。StatCounterではChrome OSのシェアが毎年6月~8月に大きく減少するが、この時期に米国で学校が夏休みになるという季節要因が影響しているとみられる。

Windowsバージョン別シェアデータでは、5月に減少していたWindows 10が再び0.44ポイント増加して73.34%となり、5月に増加していたWindows 7は0.16ポイント減の19.79%となった。日本でも5月にはWindows 10がわずかに減少していたが、6月は1.24ポイント増の80.54%となり、初めて80%を超えた。シンガポールではWindows 10が5月の大幅減から一転、28.24ポイント増の83.17%となり、80%台を回復した。6月の国・地域別データではWindows 10が80%以上を占める国や地域が20か国・地域増加して、236か国・地域中80か国・地域となっている。

SteamではUbuntu 20.04 LTS 64 bitが0.06ポイント増の0.16%となっているが、他のLinuxディストリビューション・バージョンで増加したものはなく、Linux全体では0.03ポイント減の0.88%となった。Windows 10 64 bitは1.54ポイント増の87.12%、32ビット版との合計では87.28%(+1.51)、Windows 7は64ビット版と32ビット版の合計で6.23%(-0.69)。Windows全体では95.66%(+0.61)、OSX全体では3.46%(-0.58)となっている。
14229521 story
アメリカ合衆国

JPモルガン、社内資料やプログラム上からマスター・スレーブなどの単語を排除へ 106

ストーリー by nagazou
言葉狩り 部門より
taraiok 曰く、

Reutersによると米銀最大手JPモルガンは、社内の技術資料やプログラムコードに至るまで「ブラックリスト」「マスター」「スレーブ」といった用語を削除していることが分かった。人種差別問題に対処することが目的だという。TwitterやGitHubでも同様の対処が進んでいるとされる。

マスターおよびスレーブといった単語はプログラミング言語やコンピューター用語として日常的に使われている。ブラックリストも企業のサイバーセキュリティ部門部門などで、拒否リストの意味で一般的に利用されている。5月に起きたジョージ・フロイドの死は、こうした人種的な含みがある言葉について全面的に見直すきっかけとなった。

しかし、トラブルを指摘する人もいる。銀行業務を支える技術は、合併した企業、数十年前のコード、サードパーティのシステムに依存するスパゲッティ・コードであり、こうした言葉の変更が予期しないトラブルを生む可能性があるとコロンビアビジネススクールのMattan Griffel氏は指摘している(Reutersslashdot)。

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ビジネス

Microsoft、コロナ失業者支援としてデジタル技能学習コンテンツを無償提供へ 2

ストーリー by nagazou
求む人材 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Microsoftが、新型コロナによる失業者のフォローも兼ねて、デジタルトレーニングや能力認定プログラムを安価に提供していくそうだ。無料のデジタルトレーニングや安価な能力認定プログラムを提供することにより、需要のある職に就くのに必要なスキルの育成を支援するとのこと。手始めに「LinkedIn Learning」「Microsoft Learn」「GitHub Learning Lab」で学習コンテンツを無料提供する模様。

米国ではこの2か月で4200万人以上が失業しているとされる。Microsoftでプレジデントを務めるBrad Smith氏は「経済の回復を安全かつ確実に進めるために欠かせない重要なステップの1つは、新しい仕事に就くために必要なデジタルスキルを学ぶ機会を拡大することだ」と話しているそうだ(ZDNetCNET)。

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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