パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

Java 11リリース、リリースサイクル変更後初のLTS版」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2018年09月27日 23時55分 (#3488125)

    AdoptOpenJDKはJava 11を4年間サポートする [adoptopenjdk.net]旨表明しており、Oracleと契約できない会社にはもっとも有望な選択肢でしょう。
    というか、有償サポートがなきゃイヤという会社以外は、Oracleなんぞと契約せず、これを使えばよいと思います。
    ダウンロードはここ [adoptopenjdk.net]からできます。

    AdoptOpenJDKプロジェクトですが、Tier-1スポンサーにはIBM、Microsoft、Azul Systemsが参加しています。

    IBMは、言うまでもなくSystem-iで動くJavaシステムの保守案件をたくさん抱えており、Javaを放棄することは考えられません。
    Microsoftも後述のAzul Systemsとの関係上、まず手は引かないと思います。

    Azul SystemsはJavaサポート専業会社で、Micorosoft AzureのJava環境のメンテを受託している [azul.com]会社です。
    Azureでは、Azul SystemsによるOpenJDKの独自ビルドが使われているそうです。
    Microsoftがスポンサーになっているのも、おそらくこの繋がりでしょう。
    私見ですが、Webサイトの事業内容を見る限り、プロジェクトの実働部隊の中心はこの会社ではないかと。

    というわけで、企業がバックアップするイマドキのOSSプロジェクトであり、運営は心配ないといってよいと思います。

    それ以外のJava利用企業やLinux distroも、AdoptOpenJDKに合流するのではないでしょうか。
    OpenJDKは巨大なソフトウェアでたいていの組織の手に余りますし、ライセンスがGPLでソースの公開が必要ですので、
    多くの組織にとっては独自メンテする意味はあまりないはずです。
    (というか、変にばらばらに対応してコミュニティを分断させるより、一つのプロジェクトに集結してほしい)

    というわけで、Oracleと契約したくないJavaおよびJVMの利用者は、心配せずに今後はAdoptOpenJDKを使えばいいと思います。

    AdoptOpenJDKに問題があるとすれば、プロジェクト名のセンスが悪いことでしょうかね…。
    なんかちゃんとしたプロジェクトに聞こえないんだよなあ。

    • by Anonymous Coward

      Oracleが「LTSのOracle JDKにセキュリティホール見つかったので直しました。ソースは公開しないよ」って言ったときに、AdoptOpenJDKが追随できるかが勝負でしょうな。
      まあ最新のOpenJDKにも同じ修正が当たるでしょうから、完全に白紙からの対応、となる事はそうそう無いでしょうが。

    • by Anonymous Coward
      肝心のバージョン11がまだ無さそうですが(Windows)

海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

処理中...