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海賊版が使われないようにする適切な方法は?」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2013年03月25日 14時23分 (#2349587)

    とあるマイナーな汎用の1万円程度のソフトを注文した時の事。

    オンラインで注文したのだが、電話番号の入力が必須。そして電話でご注文の確認をさせていただきますとか書いてある。そして電話番号を入れた注文を投げたらその直後に「斜線太郎(仮名)様、このたびはご注文ありがとうございます。お尋ねのパッケージはこちらでよろしいでしょうか」とわざわざ電話がかかってきた。不正対策かな。いちいちこんな事しているのか大変だな…とその時思ったのだがこんなもんじゃなかった。

    その後、一応パッケージに入って届いたのだが、メディアが何故CD-R。よくあるプリンタブルメディアで「斜線太郎様向け ○×△ソフトウエア」と個人名が印刷されている。マニュアルはきちんとした印刷物。それに個人名の入ったライセンス証書。ライセンス証書には注文者の住所氏名電話番号まできっちり入っている。

    不思議に思いつつセットアップを開いたら、インストーラのタイトルからして「斜線太郎様向け○×△インストーラ」と思いっきり注文した俺の名前が入っていて、シリアル番号入力画面ではライセンス証書に書かれたシリアル番号の他、注文時に入力したメールアドレスと、確認の電話がかかってきた電話番号を入力して認証する形だった。

    ソフトウエアそのものは普通なのだが起動し、ヘルプから認証情報を見ると注文時に入力し、ライセンス証書に書かれていた住所氏名電話番号メールアドレスが全部出てくるような仕様になっていた。さらに「このソフトウエアは斜線太郎様向けに使用権を販売したものです。斜線太郎様の個人情報が含まれていますのでもしこちらを第三者の方が発見した場合には至急○×ソフトウエアまでご連絡ください」と書かれている念の入れようだった。

    それ以外は特にオンライン認証がある訳でも無いし、CDにはプロテクトが入っている訳でもなかった。説明書には「インストール用のメディアはCD-RだからCDより弱いよ。だからバックアップしとくといいよ再発行有料だから」とまで書かれている。正常に使っている分には全く困らない。
    技術的興味があったのでファイルを解析したのだが、単純な検索では個人情報が埋め込まれている場所は分からなかった。

    このソフトウエアメーカは、本来は小規模事業所向けのソフトウエアを販売しているメーカでそちらのソフトは8万円以上、最大で数百万程度はする。その機能限定版のような形なので元々は事業所向けのソフトウエアを販売するやり方からこう言う方法がとられるようになったのだと思う。

    ソフトウエアの規模にもよるけど、今ならこの程度自動化できるのでは。インストーラに個人名が出てくるだけでも結構なインパクトがあるし。これだけだとはじめから不正に配る目的で偽名を入れられたら難しいけれど、多くは自分で買ったものをカジュアルにコピーしているだけだろうから。
    必要に応じてメールアドレスの存在確認して入れるとか(厳しくするならフリーアドレスの排除やケータイのアドレスを要求するとか)SMSによる認証を加えるとか、オートダイアルで電話認証も最近はIP電話とIP-PBXで高性能なものがオープンソースで出ているからそれほどコスト賭けずに可能かも知れない。

吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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