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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
おまじないが少なければそれでいい (スコア:2, 興味深い)
昔の8ビットパソコンのBASICは、
・電源を入れるだけでよい。開発環境を立ち上げる方法を覚えなくていい。
・コンパイル作業も必要ない。
・ちょっとした思いつきはダイレクトモードで試せばいい。プログラムを作る必要もない。
・#includeとかuseとか#!/use/bin/hogehogeとかのおまじないが必要ない。
・GUIメニューのどこに何があって何を設定しておいて、といったことも覚える必要がない。
といったぐあいに、徹底した手軽さがありました。
いま、それに匹敵する手軽さは、なかなか難しいかもしれません。
一方で、目標も必要 (スコア:1, すばらしい洞察)
でも、それを勉強したところで、その先が見えてこない。
オレもこんなのを作ってみたい、この言語をがんばって勉強すればできるはずとか、
そういう目標も必要だと思うんです。
あまりヘボくてマイナーすぎる言語だと、やる気が起きないというか、なぜ勉強しなきゃ
ならないんだという前提条件がくつがえってしまいます。
そういう意味で、昔は、入門の敷居も低くて、目標もそれなりに見えるところにあったので、
いい環境だったのかもしれません。売り物のソフトウェアでも、BASICで数キロバイト程度の
サイズだったりとか。
いまは、入門の敷居の低さを考慮した場合の解と、実用につながることを考慮した場合の解が、
乖離しすぎていて、その間に越えられない壁があるように思います。
Re:一方で、目標も必要 (スコア:0)
BASICの時はまず自分が遊べるゲームがあって、
それをいじることから始めて、
それからプリミティブながら自分でも作ってみて…と、
クリエイターとプレイヤーのフィールドが同じだったのが大きいですよね。
PRINT文とIF THEN文使って、文字列を表示して分岐してアドベンチャー調にトゥルーエンドとバッドエンド、なんて単純なゲームを作っても、動いているプラットフォームが同じというだけで「俺はゲーム作った!」って満足感が得られました。そこから画像付けて、音楽付けて、ドット絵キャラ作って…って感じで発展できました。
しかしながら、Cあたりでprintf使ってコマンドプロンプト上で「こんちは世界!」とかやってみても、他のCソフトウェアと比べて同じ物作っている気がしないでしょうねえ。20年前なら別だったのだろうけれども…。
クリエイターとプレイヤーのフィールドが同じというジャンルは、数年前ならばHTML&スクリプト言語だったのでしょう。プレイヤー(Webサーファー)でありながらクリエイターになれました。「学んでない人」との優位点を誇示できて満足感も持てました。
今やそのあたりも自動化されてしまい、Blog・Wikiスクリプト記述と画像・動画・音楽編集になってしまいました。
ここまで来ると、次の段階として「プログラマー」へ進みにくいです。
Blogサービス会社が提供されるお仕着せ仕様を超えるようなCGIとかバリバリ書ける人は「ただのブロガー」よりクールなサイト作れるかもしれませんが…結局、その水準のスキル保持者ってプロレベルですよね。
最早、「ホームページ作成」すら実用と乖離してきて超えられない壁ができつつあるように思えます。昨今の新規ブロガーにしてみれば、タグ打ちで原色バリバリな日記サイトから始めて発展させる、なんて考えられないでしょう。ダサ過ぎて。
或るプログラマの実例 (スコア:0)
中学生頃、親父のPC-98で。N88BASICで動作していた野球拳ゲームを、自分が何を出しても勝てるよう改造。一歩進んで、自分が負けても相手が脱いでくれるバージョンを作成した後、自分が何も出さなくても勝手に脱いでいくバージョンを作ったが情緒にかけることに気づき前バージョンに戻す。
はじめてのばいなりえでぃた
高校生頃、某ハイパー兵器でがはははなエロゲのモザイクを外すために実行バイナリを改変。あの頃は規制緩かったな...。
#友人の話ですよ?