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8段のプロ囲碁棋士がコンピュータに破れる(ただし9子のハンデつき)」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward
    >まるで機械のようだった
    このコメントに吹いたのはおれだけではないはず
    • >勝ちを最大化しようとはせず、勝つ可能性が一番高い動きを取り続けた。
      これはまさにミニマックス法 [wikipedia.org]を使ったときの動作ですね。
      もし棋士が、もともとこういったアルゴリズムを知っているとかでなく
      戦っていてそんな気がしたなら、分かっておられる方だなぁ、と。
      --
      1を聞いて0を知れ!
      • MoGoはモンテカルロ法だって思いっきりストーリの中に書いてあるだろ・・・
        >ソフトウェアはモンテ・カルロ法を活用したMoGoとのこと。

        そもそも、「勝つ可能性が一番高い動きを取り続けた⇒ミニマックス法」
        の意味が「全く」わからない。目数差の最大化じゃなくて、勝率の最大化って
        それむしろモンテカルロ木探索の特徴じゃん。

        そして、コンピューター側の構成を
        >800コア、4.7GhzのCPUを搭載し、15TeraFlopsの演算能力を持つスパコン
        こうしている時点で、まず探索系は無いって解るでしょ。
        クラスタコンピューター上でαβ探索を強くするのは未だに研究途中で、
        今のところ通信周りの遅さに足が引っ張られていて、普通に作るとシングルノードよりも遅い。
        モンテカルロ法はランダムシミュレーションなので、クラスタ上で
        好きなだけプ
        --
        ごめんなさい。
        • クラスタコンピューター上でαβ探索を強くするのは未だに研究途中で、 今のところ通信周りの遅さに足が引っ張られていて、普通に作るとシングルノードよりも遅い。

          並列アルファベータ探索は、Deep Blueが512個のLSIを使って行っています。その後もPC向けコンピュータチェスのCrafty [craftychess.com]などで効率化が進歩し、アーキテクチャの上でDeep Blueの後継といえるHydra [wikipedia.org]も並列です。今や世界コンピュータ将棋選手権 [computer-shogi.org]の上位クラスも軒並み並列化されており、Bonanza [geocities.jp]は毎秒400万局面の探索速度で昨年、渡辺竜王 [goo.ne.jp]と記念対局 [weblogs.jp]に臨みました。ですから、並列アルファベータ探索がシングルノードより遅いということはさすがにありません。

          もっとも、アルファベータ探索の並列化が困難であることは確かで、Deep BlueやHydraのような特別なハードウェアを用いない超並列クラスタで並列実行する価値は薄いかもしれません。アルファベータ探索は、原理上、たとえ通信遅延がゼロであってもCPUノード数に比例した探索量を達成することは不可能です。ですから、シングルノードに比べて著しく効率が落ちる、ということはいえます。それに比べればモンテカルロ木探索が並列化しやすいのは間違いありません。

          なおHydraのサイトは現在、GoogleやFirefoxから警告を受けるようになってしまっているため、とりあえずリンクはWikipediaに張っています。

          親コメント

日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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