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それは「オープンソースとしては微妙」ということですね。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
自分でも読めないライセンス? (スコア:2, 興味深い)
全員がそうとは限らないとは思いますが、自分が付けているライセンスが自分でちゃんと読めていない人とか多いかもしれません。
そうでなくても借り物のライセンスをちゃんと理解しないで付けている人もいますし。(GPLとかわりとありますよね)
一方和文が正本のライセンスの場合って、海外でどう扱われるのかも気になりますね。
さすがに和文読めないから無効、なんてことはないでしょうが。
Re: (スコア:0)
条項を丸々一つすっ飛ばしていたり、その条項が「平和利用以外禁ず」みたいな、日本語のライセンスとしても微妙なやつだったり。
Re: (スコア:0)
それは「オープンソースとしては微妙」ということですね。
微妙というか、不可。
(OSIの)オープンソース定義ではそういうのを許していませんから。
一方で、ライセンス一般論としては、
そういう縛りを入れるかどうかの自由は
あくまで著作権者に有る。
ライセンスとしては可。
それが翻訳時に外されたということは、
日本語版と英語版とでは「別物」なライセンスだということになります。
かたや非オープンソース。
かたやオープンソース(かも知れない)。
#わたし個人は価値基準がOSDと異なっていて、OSD互換であることよりも平和条項のほうが好きだ。もちろん国家(軍隊や警察を持つ)にも使用認めませんとも。
Re:自分でも読めないライセンス? (スコア:0)
いやいや、違います。平和条項って昔ちょっとした論争になったんですけど、ご存じないですかね。「ライセンスとして微妙」なんです。オープンソースかどうかは関係ありません。たとえば、完全にソース非公開のライブラリとかでもいいんですよ。
「平和条項」という時、ライセンスの中に「平和とは…」という風な但し書きがありません。つまり、「平和」は「平和」として常識で解釈しろってことなんです。だから、二次利用者が「これは平和利用である」と確信している場合でも、ライセンス元の意向によっては撥ねられてしまう可能性があるんですよね。せめて「金が国防関係から出ているプロジェクトでは禁止」くらい具体的だといいんですけどね。
そして、これは、ほぼ無意味な条項でもあります。軍事関連のように筋金の入った組織なら、有用と思えば何だって使うでしょう。再配布する必要がないんですから、軍事機密で片付けると、露見する心配も殆どないのです。なにせ、人命に直接かかわることですから。費用対効果で、使わない方が得だという政治的判断が働く時のみ、相手の道徳心に期待できるわけで、切羽詰れば関係ないでしょう。軍事に限らず、テロ組織だろうがなんだろうが、非平和的な文脈では、ライセンス自体に意味がありません。「世界の平和を守るため」「悪の枢軸を打ち倒すため」の利用のが「平和利用」か否かという風に、個人の信条の問題に容易にすり替わってしまいます。
そりゃ、私だって自分の作ったソフトウェアが、ミサイルの弾道計算や戦車の強度計算に使われている、と聞くといい気分はしませんし、なんとか防ぐ方法はないかと思います。だからといって、それをライセンスに一筆書き添えたからといって、自己満足以上の結果は望むべくもないのです。もちろん、ライセンス元は、自分の付与するライセンスを好きなように決める権利がありますし、極端な話、二次利用者を個別に制限する権利もあるわけです。しかし、「自分の好きな条項を付ける」という話と「曖昧な条項をつける」という話を同列に扱うわけにはいきません。
「自分の好きな条項を付ける」権利は、「曖昧な条項を付ける」権利を保障しています。その点ではなんら問題はありません。それを認めた上で、「曖昧な条項を付ける」こと自体は批判の対象となるべきでしょう。