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大学は職業訓練施設じゃないんだから、教える側だって即業務に使えるになるスキルの伝授なんて考えてないでしょ。プログラマになれればよいのなら大学で学位を取得することは最短コースでは無いと思います。
ただ、コンピューターサイエンスをほとんど勉強していないプログラマってアルゴリズムの評価もできなかったりするので、恐ろしいコードを書いてしまう人もしばしば。よいソースコードをたくさん読むのが大事なのは言うまでも無いことだけど、背景となる知識が無いと、なぜそのアルゴリズムが選択されたのか、なぜほかの方法ではだめなのかがわからないと思うんだよね。
アメリカだと事情違ったりするんでしょうかね?
#OSの授業、学生時代は役に立たないだろと思って馬鹿にしてました。ごめんなさい、結構役に立ってます。
元の話を建築で考えると、構造計算を含めて設計からできる設計士と、現場で腕をふるう職人を一緒くたにするくらい乱暴な混同をしているように思うのだが。
建物建てるのに設計士と職人、ともに必要だし、各々の教育方法は異なる。
ソフトウェアも本来同じで求められる職能が異なるはずなのに、なぜか「プログラマーだけいればいい」と思われている。
同じ「アーキテクチャ」を作る仕事なのに。
時代の変化に追いつけてないんですよね。
最初に、コンピュータを使うためには、まず、コンピュータかプログラムを作るところから始めないといけない時代があって、その時代に大活躍した大学の先生らが作ったカリキュラムがそのまま続いている感じで。当時は、コンピュータを作れるような人でなければ、コンピュータ関係の仕事はできない状態だったので間違ってはいなかったんですが。
作らなくても使える時代へ突入して、「コンピュータシステムを支える仕事」と言っても多岐に渡るようになる一方、必要とされる知識も、ネットワークやらセキュリティやらとジャンルが増えていますし。昔ながらの画一的な教育から始めて、増えた分まで全部盛り込むのは時間が足りるはずもありません。
コンピュータサイエンスに関しては、大学の先生が制御系の出身が多く、二十年前から同じことを教えている状況ですよね。組み込み系なんかで実務家教員を入れているところもあるけど、従来型の教員は「あんなものは職人芸であって学問として昇華できるものではない」と見下す風潮があって何だかなという感じ。
設計と実装で必要な職能が違うという考え方については、建築と違ってソフトウェアの設計と実装は明確に分離できない、分離する意味がないという問題があるのだけど、ITを建築業界に例える悪習は、多重下請構造とか、SE単価○○円、PG単価○○円とかの世界を成立させるために存在しているだけですよね。大手SIerにはコードをろくに書いたことのない設計者はよくいるけど、COBOL全盛の時代とはもう違うんで無理がある
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大学は職業訓練施設じゃないから (スコア:4, すばらしい洞察)
大学は職業訓練施設じゃないんだから、教える側だって即業務に使えるになるスキルの伝授なんて考えてないでしょ。
プログラマになれればよいのなら大学で学位を取得することは最短コースでは無いと思います。
ただ、コンピューターサイエンスをほとんど勉強していないプログラマってアルゴリズムの評価もできなかったりするので、
恐ろしいコードを書いてしまう人もしばしば。
よいソースコードをたくさん読むのが大事なのは言うまでも無いことだけど、背景となる知識が無いと、なぜその
アルゴリズムが選択されたのか、なぜほかの方法ではだめなのかがわからないと思うんだよね。
アメリカだと事情違ったりするんでしょうかね?
#OSの授業、学生時代は役に立たないだろと思って馬鹿にしてました。ごめんなさい、結構役に立ってます。
Re: (スコア:5, すばらしい洞察)
元の話を建築で考えると、構造計算を含めて設計からできる設計士と、現場で腕をふるう職人を一緒くたにするくらい乱暴な混同をしているように思うのだが。
建物建てるのに設計士と職人、ともに必要だし、各々の教育方法は異なる。
ソフトウェアも本来同じで求められる職能が異なるはずなのに、なぜか「プログラマーだけいればいい」と思われている。
同じ「アーキテクチャ」を作る仕事なのに。
Re: (スコア:0)
時代の変化に追いつけてないんですよね。
最初に、コンピュータを使うためには、まず、コンピュータかプログラムを作るところから始めないといけない時代があって、
その時代に大活躍した大学の先生らが作ったカリキュラムがそのまま続いている感じで。
当時は、コンピュータを作れるような人でなければ、コンピュータ関係の仕事はできない状態だったので間違ってはいなかったんですが。
作らなくても使える時代へ突入して、「コンピュータシステムを支える仕事」と言っても多岐に渡るようになる一方、
必要とされる知識も、ネットワークやらセキュリティやらとジャンルが増えていますし。
昔ながらの画一的な教育から始めて、増えた分まで全部盛り込むのは時間が足りるはずもありません。
Re:大学は職業訓練施設じゃないから (スコア:1)
コンピュータサイエンスに関しては、大学の先生が制御系の出身が多く、二十年前から同じことを教えている状況ですよね。組み込み系なんかで実務家教員を入れているところもあるけど、従来型の教員は「あんなものは職人芸であって学問として昇華できるものではない」と見下す風潮があって何だかなという感じ。
設計と実装で必要な職能が違うという考え方については、建築と違ってソフトウェアの設計と実装は明確に分離できない、分離する意味がないという問題があるのだけど、ITを建築業界に例える悪習は、多重下請構造とか、SE単価○○円、PG単価○○円とかの世界を成立させるために存在しているだけですよね。大手SIerにはコードをろくに書いたことのない設計者はよくいるけど、COBOL全盛の時代とはもう違うんで無理がある