「開発者同士を競争させたほうが良い ?」記事へのコメント

CDC 8600とSTAR-100とCRAY-1

[Anonymous Coward]

クレイの手によるCDC 8600の開発が難航し、業を煮やしたCDCの経営陣は並行してソーントンにSTAR-100の開発を担当させた。
結局CDC 8600はキャンセルされ、ソーントンの設計が完成し商品化された。クレイはCDCを辞めクレイリサーチを設立し、CRAY-1の設計に取りかかった。
実アプリではCRAY-1がSTARとその後継機を性能で圧倒し、クレイはまたもや天才の名をほしいままにするのであった。

Re:

[Anonymous Coward]

データゼネラルは当初Fountainheadというプロジェクトで画期的な新マシンを開発していたが、完成の目処がたたないため、並行してEagleという穏当なマシンを開発するプロジェクトを立ち上げた。
結局Eagleが先に完成し、Novaと互換性のあるEclipseとして発売された。Fountainheadプロジェクトは解散したが、直接の後継プロジェクトは何であろう、アポロであった。FountainheadはMultics(風)マシンだったのだ。

インテルは8080の後継機8800を開発していたが、これも難航したために8086を並行して開発した。
8800は後にiAPX432と名を変え発売された。
iAPX432もまたMultics風のセグメントアーキテクチャであり、セグメンテーション機構は後に簡略化されて80286に載せられた。