12615078
submission
headless 曰く、
Microsoft Edgeの拡張機能を一般ユーザーが利用できるようになるのは来夏の大規模アップデート(コードネーム: Redstone)以降になるとみられるが、Insider Program参加者を対象にしたテストの開始は近づいているようだ(WinBetaの記事、
Neowinの記事、
Softpediaの記事)。
現在は非公開になっているが、先日Microsoftが誤って公開した拡張機能のWebページでは既に拡張機能「Pin It Button」と「Reddit Enhancement Suite」がダウンロード可能になっており、インストール手順も記載されていた。
Edgeの拡張機能は、ChromeやFirefoxの拡張機能から簡単に移植可能とされている。実際に公開されていたEdge版の拡張機能とChrome版との違いは「chrome」を「msBrowser」に置き換え、わずかな変更を加えただけのものだったという。
Microsoftは年内にInsider Preview版で初のRedstoneビルドを提供開始するとみられているが、この段階でEdgeの拡張機能サポートが有効になるかどうかは不明だ。ちなみに、Adblock PlusではEdge版の提供開始を予告している。
12615094
submission
あるAnonymous Coward 曰く、
マイクロソフトは12月8日(現地時間)、すべてのWindows 10 Mobileデバイス向けにビルド 10586.29の配信を開始した(同社のテリー・マイヤーソン氏のツイート、Windows Central)。
これは日本国内で発売された端末も例外ではなく、マウスコンピューター「MADOSMA」(Windows 10 Mobile搭載およびアップグレード済み端末)、ヤマダ電機「EveryPhone」、およびFREETEL(プラスワン・マーケティング)「KATANA 01」にもTwitterなどでユーザよりアップデート配信の報告が寄せられている。
興味深いのは、マウスコンピューターの平井健裕氏のツイートからもうかがえるように、今回のアップデートは端末メーカーや通信キャリアへの事前通知なしに、マイクロソフト主導で行われたという点だ。
そもそもWindowsは、Windows 98よりオンラインでの修正パッチの配布・適用を行うWindows Updateという仕組みを備えており、その後、デバイスドライバの更新も可能となったり、「自動更新」機能にてユーザが能動的にアクセスせずとも自動的にパッチが適用されるようになったり、
オプションであるMicrosoft UpdateにてOfficeなどのWindows以外のマイクロソフトの修正パッチも適用できるようになったり、Windows Vista以降はOSと完全統合されるなど、近年のセキュリティ意識を受けて年を追うごとに改良され、最新のWindows 10ではその集大成ともいえる "Windows as a Service" により、ユーザが意識しなくても自動的にOSがアップデートされ、常に最新の機能やセキュリティが享受できるようになっている。
対照的にモバイルデバイスは、フィーチャーフォン時代からのファームウェアアップデートの影響が強く、スマートフォンに移行した現在もOSアップデートの配信は端末メーカーや通信キャリアの意向により左右されてきた。
iOSでは搭載されているデバイスがアップル製のみに限定され、アップデートも同社が管理しているため問題は小さいが、Androidでは多数の端末メーカーが多種多様なデバイスを発売しており、そのアップデートの配信も端末によってばらばらになっているのが現状だ。
一方でAndroid OSは時を追うごとに改良が進み、OSバージョンの断片化はAndroid開発者の悩みのタネとなっている。スマートデバイスのサポートの打ち切りは比較的早く、脆弱性が見つかったにも関わらず打ち切りのためアップデートが配信されないケースも多い。近年はスマートデバイスへの攻撃が急増しており、このような現状はセキュリティ的にもたいへん問題とされてきている。
また、日本ではMVNO(格安スマホ)の盛り上がりを受け、近年はSIMフリー端末がぞくぞく登場してきてはいるが、従来の通信キャリア発売の端末と併存している状況であり、キャリアの端末にはキャリア独自機能のためのカスタムが数多く含まれている。
そのため、グローバルモデルではとっくにOSアップデートが配信されているにも関わらず、国内モデルでは提供に大きなラグが生じたり、そもそも提供がなされないケースも散見される。デバイスを陳腐化させ、買い替えを誘導するには有効な戦略かもしれないが、このような利益優先の対応はユーザの不信を買っている。
このような状況はWindows Phoneでも同じであり、Windows Phone 7~8.1まで、端末のアップデート配信は通信キャリアによる干渉を受けていた。
その反省あってか、Windows 10 Mobileでは端末のアップデートをマイクロソフトが管理することをすでに発表していた。今回、この発表通り同社が初めてのOSアップデートをキャリアによる干渉なしに配信したことになった。
Windows 10 Mobileのサポート期間は現時点では2018年1月9日までとされており、最短で24か月間はアップデートを継続的に配信していくとしている。
ユーザとしては、端末がしっかりサポートされていくことは素直に歓迎できる。しかし、キャリアはともかく、端末メーカーがまったく関与できなければ、端末固有の不具合発生時の対応に大きな不安を抱えることになる。
すでに、マウスコンピューターでは次回のアップデート配信では事前告知できる体制を構築したもようだ。
余談だが、タレコミ人が所有する「KATANA 01」には一向にアップデートが降ってこず、いまだに10586.0のままとなっている。同様にアップデートが降ってこないケースがいくつかTwitter上で報告されており、順次配信ということなのかもしれないが、「お使いのデバイスは最新の状態です。」という文言を見るたびにもどかしさを感じずにはいられない。
また、デスクトップ版Windows 10も、KB 3116900(Windows 10 バージョン 1511 用の累積的な更新プログラム: (2015 年 12 月 8 日))の適用によってビルド番号が10586.29に更新される。
12615121
submission
headless 曰く、
Kickstarterでは、多額の資金を調達したにもかかわらず、完成品を一部の支援者にしか提供できなかったプロジェクト「ZANO」に関する調査をジャーナリストのMark Harris氏に依頼したそうだ(Mediumの記事、
The Vergeの記事、
Ars Technicaの記事、
TNW Newsの記事)。
手のひらサイズのドローン「ZANO」はKickstarterで12,075人の支援者から233万ポンド以上の資金を調達しており、欧州発のKickstarterプロジェクトでは最高額だという。しかし、完成品は600台程度しか出荷できず、11月にはプロジェクトを作成したTorquing Groupが任意清算を発表している。
Harris氏は多くの調査報道を手掛けており、クラウドファンディングに関する記事も多いが、当事者から依頼を受けるのは異例のことだという。Kickstarterではプロジェクトの開始から失敗に至る経緯を支援者に知らせるには、ジャーナリストに依頼して記事を公開するのが最良の選択だと判断したそうだ。
記事ではプロジェクトに対するKickstarter自体のかかわりも調査対象となる。依頼主のKickstarterは公開前の記事を閲覧することができるが、記事の内容には一切口出しできないとのこと。記事は1月中旬に公開される予定だ。
12615139
submission
headless 曰く、
数日前から旧モデルのiPhoneでApp Storeを開くと、iPhone 6sの広告が全画面表示されるようになっているそうだ(9to5Macの記事、
Apple Insiderの記事、
SlashGearの記事、
International Business Timesの記事)。
この機能は8日にリリースされたiOS 9.2で追加されたものとみられ、広告はiPhone 5s以前のモデルでApp Storeを開くたびに表示されるという。アプリの更新などを続行するには「Skip」をタップして広告を閉じる必要があり、多くのユーザーから不満の声が上がっているようだ。
Appleでは過去にもiPhone新モデルのバナー広告などをアプリ内で表示しているが、全画面広告は初めてとのこと。iPhone 6sについては先日、需要の弱まりを受けてAppleが11月分のコンポーネント発注数を減らしたと報じられている。iPhoneは昨年第4四半期に7,450万台の出荷台数を記録しており、本四半期で昨年を上回ることへのプレッシャーも一因とみられている。
12615418
submission
あるAnonymous Coward 曰く、
マイクロソフトは、11月2日に発表していたOneDriveのサービス変更に関して、多くのOneDriveファンからの失望の声に応えて一部の修正を発表した(OneDrive UserVoice、OneDrive公式アカウントのツイート、ITmedia、ZDNet、WinBeta、Windows Central)。
まず、Office 365ユーザの1TBへの容量縮小(容量無制限の廃止)は変わらないが、少なくとも12ヶ月間は容量無制限が維持される。また、この決定を不服とするユーザに対しては全額の払い戻しを行う。
次に、無料で利用できる容量が15GBから5GBまで縮小し、+15GBのカメラロールボーナスも廃止が発表されていたが、2016年1月31日まで用意される専用のリンクからオプトインすることで、そのユーザは変更がロールアウトしても容量縮小の影響を受けなくなる。
オプトインしなかった場合は発表通り無料容量が5GBまで縮小し、容量を超過している場合は12ヶ月を過ぎると削除される。
この変更に対する不服の声はOneDrive UserVoiceだけでも72,454もの投票数が寄せられていた。
オプトインのオファーは前述のとおり期間限定なので、OneDriveを利用しているユーザは忘れずに申請しておこう。
情報元へのリンク
12615629
submission
pongchang 曰く、
高齢のネコに、ヒトのアルツハイマー病に特徴的な『アミロイドベータの沈着』『異常なタウが蓄積』『神経原線維変化と海馬の神経細胞の脱落』の所見が見つかった。犬や猿は老人斑ができるが、神経原線維変化と神経細胞の脱落は確認されない。遺伝子操作マウスでも発症過程を再現できていないので、ヒトのモデルとしてネコは有効かもしれないと時事通信が報じている【高齢猫、人間に類似=アルツハイマー病-東大など。原著はこちらDOI: 10.1186/s40478-015-0258-3】
先行するツシマヤマネコの検討では「βアミロイドの沈着は顆粒状び漫性で老人斑は認められなかったが、神経原線維変化の形態、脳内分布、構成タンパク質はヒトのアルツハイマー病のそれらと同じであった。また、βアミロイドのアミノ酸配列は他の動物種とは異なっていた。」【動物にもアルツハイマー病はあるのか】
情報元へのリンク
12615654
submission
あるAnonymous Coward 曰く、
Rayheon(レイセオン)は7日、同社で建造を進めてきた米海軍の最新鋭次世代ステルス駆逐艦「USS Zumwalt (DDG-1000)」(USSズムウォルト)が完成し、機器の最終点検のため初めて外洋での航行を行ったことを発表した。
レイセオンでは、一連の機器点検作業が完了した時点で、米海軍への引渡しを予定しており、米海軍に引渡し後は、新任のCaptain James Kirk(ジェームズ・カーク艦長)による指揮の元で初の試験に出航することが予定されており、この艦長の名前は、スタートレックに出てくる宇宙船「USS Enterprise (NCC-1701)」(USSエンタープライズ)の指揮官と同姓同名ということもあり就役後は、米海軍の広塔的存在となることも期待されている。
尚このミサイル駆逐艦USSズムウォルト(満載排水量14,797t ズムウォルト級は艦体防空ミサイルを装備していないにもかかわらず艦種記号DDG=ミサイル駆逐艦が宛がわれているが、同様なスプルーアンス級は艦種記号DD=駆逐艦であった)は、英コロッサス級 常備排水量9,150t 満載排水量9,420t(ウィキペ英語版では戦艦、同日本語版では装甲艦)、仏アミラル・ボーダン級 常備排水量11,720t(ウィキペ英語版では装甲艦、同日本語版では戦艦 仏はかなり後代まで戦艦相当の大型戦闘艦を「(艦隊)装甲艦」と呼称している)等の黎明期の戦艦より、巡洋艦を間に挟んで2クラス上の排水量を超えている。
情報元へのリンク
12615687
submission
あるAnonymous Coward 曰く、
どうもなんかいつもと違う、とっくに届いているものが夜になっても届かないと思ってググってみたら、やらかしているようだ。
TMGとやらの配送業者らしい。 TMG菌に感染させられた被害者/.Jer、どれくらいいますか?
年末年始のamazon配送をこの業者がやるのかと思ったら買い物はamazon以外が得策じゃないかと思うレベル。
Prime会員ならヤマト、佐川いずれか指定可とか、amazonもやれることはまだまだ多々あるはずだと思うんだが。
情報元へのリンク
12615694
submission
headless 曰く、
IKEAの外部研究機関としても知られるデンマークのSpace10が、近い将来の食糧危機に備えて提案されているさまざまな対策や代用食材をミートボールの形で視覚化している(Space10 — Tomorrow's Meatball、
The Vergeの記事)。
ミートボールを使用した料理は世界中で食べられており、複雑な研究をわかりやすく視覚化するためにミートボールの形と大きさをキャンバスに使用したとのこと。代替食材としては人工培養肉や昆虫、海藻などが有力だ。また、必要な栄養素をすべて含み、粉末化された食品も将来の食品として注目されている。
2013年に初めて作られた人工培養肉のビーフバーガーは325,000ドルの費用がかかっているが、現在では10ドル程度で製造可能になっており、環境負担の大きな牧畜に代わる存在として期待されている。昆虫は畜肉と比べて高タンパク低脂肪であり、生産効率も高い。海藻もビタミンやタンパク質、ミネラルなどを豊富に含み、タンク内での培養が可能だ。オレゴン州立大学で培養が続けられている海藻は焼くとベーコンの味になるとして話題になった。
Space10の考える「明日のミートボール」は以下のようなもの。 -
The Artificial Meatball — 人工培養肉
-
The Wonderful Waste Ball — 廃棄される食品の削減
-
The Urban Farmer’s Ball — 都市型農業
-
The Mighty Powder Ball — 粉末食品
-
The Lean Green Algae Ball — 海藻
-
The 3D Printed Ball — 食品の3Dプリント
-
The Nutty Ball — 穀類・豆類・ナッツ類
-
The Crispy Bug Ball — 昆虫