Windows 10 Insider Previewのコマンドシェル、PowerShellが標準に 70
ついに 部門より
Microsoftは17日、PC版のWindows 10 Insider Preview ビルド14971をファーストリング向けに提供開始した(Windows Experience Blog)。
本ビルドでは標準のコマンドシェルがコマンドプロンプト(cmd.exe)からWindows PowerShellに変更されている。Windows+Xキーまたはスタートボタンの右クリックで表示されるWin+Xメニューでは、以前からオプションでコマンドプロンプトをPowerShellに変更可能だったが、本ビルドではデフォルトでPowerShellになっている。なお、オプション自体は残っており、「設定」アプリの「個人用設定」メニューにある「タスクバー」でメニュー項目をコマンドプロンプトに戻すことも可能だ。ちなみに、Win+Xメニューではビルド14942以降でコントロールパネルが「設定」アプリに置き換えられている。
また、ファイルエクスプローラーの「ファイル」メニューでは「コマンドプロンプトを開く」が削除され「Windows PowerShellを開く」のみになっており、SHIFTキーを押しながらフォルダーアイコンまたはフォルダーの背景部分を右クリックすると表示されるコンテキストメニューでも「コマンドウィンドウをここで開く」が「PowerShellウィンドウをここに開く」に置き換えられている。ただし、手元の環境ではファイルメニューのPowerShellはグレイアウトして使用できず、コンテキストメニューはコマンドプロンプトのままになっている。
このほか、Microsoft EdgeではEPUB形式の電子書籍サポートが追加されており、プロテクトされていないEPUBファイルを直接開いて読めるようになった。フォントの変更やテーマの切り替え、しおりの追加などにも対応する。また、本ビルドでは10月に発表された新ペイントアプリのプレビュー版「Paint 3D Preview」が標準搭載されており、日本語IMEも改善されているとのこと。なお、「Windows Holographic First Run」アプリも搭載されているが、現在のところ正常には機能しないようだ。