パスワードを忘れた? アカウント作成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
2015年11月のデベロッパー人気記事トップ3
12592134 story
Android

Windows Bridge for Android、計画通りに進まず 61

ストーリー by headless
計画 部門より
Microsoftは4月にBuild 2015でWindowsストアアプリを増やすための方策として、4つの「Windows Bridge」プロジェクトを発表した。このうち、AndroidアプリからWindowsユニバーサルアプリへの移植を可能にする「Windows Bridge for Android(Project Astoria)」の開発は計画通り進んでいないそうだ(Re/codeの記事The Registerの記事Windows Centralの記事BetaNewsの記事)。

8月にオープンソースプロジェクトとしてGitHubでプレビュー版が公開された「Windows Bridge for iOS(Project Islandwood)」ではそれなりに開発者によるコーディング作業が必要になる。一方、Project AstoriaはAndroidアプリのAPKファイルをWindowsストアアプリのAppX形式に変換する必要があるものの、ほぼそのままWindows上で実行可能になるというものだ。

しかし、7月頃にはWindows 10 Mobile Insider Previewにランタイムが搭載され、APKが直接インストール可能になっていたらしい。その結果、Windowsの特長を生かしたアプリやWindowsアプリ開発者の増加にはつながらず、Androidアプリを実行可能にしたBlackBerry 10と同様の自殺行為になるとも指摘されていた。

MicrosoftではAstoriaが提供できる状態に至っていないと述べるだけで、詳しい状況については説明していない。しかし、9月には開発者に対する発表も一切行われなくなり、10月にはランタイムも削除された。さらに現在は「Windows Bridge for Android」のページも削除されているようだ。そのため、このままプロジェクトが中断してしまう可能性もある。

その他のプロジェクトは順調に進んでいるとのことで、MicrosoftではProject Islandwoodの新たな紹介動画も公開している。ある開発者はIslandwoodについて、iOS 6レベルのAPIしかサポートしていない残念な状態にあるとGitHubでコメントしていたが、Microsoftは18日にブログを更新し、新たなサポートライブラリの追加やアプリの互換性を分析するWebツールの公開をアナウンスしている。Windows Bridgeの今後はどうなっていくだろうか。
12588356 story
お金

プログラミング言語Juliaの開発チームに60万ドルの寄付 40

ストーリー by hylom
今後の発展と普及に期待 部門より
insiderman 曰く、

プログラミング言語「Julia」の開発チームが、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団から60万ドル(約7400万円)の寄付を受け取ったそうだ(Slashdot)。

ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団はIntelの共同創設者であり、「ムーアの法則」でも知られるゴードン・ムーア氏らが立ち上げた財団。Julia言語は科学技術処理に向けた言語で、並行処理や高い計算精度などが特徴。最近バージョン0.4がリリースされたばかりの若いプロジェクトであるが、一般的なスクリプト言語より高速に動作し、また型チェックも可能な動的型付け言語という特徴があり、近年注目されている。

なお日本語環境でGoogleでjuliaを検索すると、現時点ではあまり職場で見るのは好ましくない検索結果ばかりが出てくるのが色々残念な感じではある。日本での知名度もアップして欲しいものだ。

12590530 story
MacOSX

Apple、Mac App Storeからインストールした一部のアプリが一時的に起動できなくなった問題の原因を説明 18

ストーリー by headless
証明 部門より
Mac App Storeからインストールしたアプリの一部で、破損しているため再インストールが必要といったエラーメッセージが表示され、アプリが起動できないトラブルが先週発生していた。Mac App Storeが発行するセキュリティ証明書の期限切れが原因とされていたが、これについてAppleが開発者に謝罪し、詳細な原因を説明している(MacRumorsの記事9to5Macの記事The Vergeの記事)。

Appleでは、これまでMac App Storeで使用していたセキュリティ証明書の有効期限が近づいたことから、9月に新たなセキュリティ証明書を発行した。古い証明書のハッシュアルゴリズムがSHA-1だったのに対し、新しい証明書はSHA-2を使用している。

しかし、一部のユーザーではシステムを再起動してキャッシュをクリアしなければ、Mac App Storeの再認証が行われない状況になっていたという。キャッシュの問題については、今後のOS Xアップデートで対応すると述べている。

また、一部のアプリではレシート検証コードでSHA-2をサポートしない古いバージョンのOpenSSLを使用しているため、新しい証明書ではレシートの検証が行えなかったようだ。これについてAppleでは、SHA-2証明書をSHA-1証明書に置き換えることで対処したとのこと。

ほとんどの問題はこれまでに解決しているが、証明書について誤った仮定をしたレシート検証コードを使用している一部のアプリでは、検証に失敗する問題が続いているという。そのため、Appleではコードがレシート検証プログラミングガイド (日本語版PDF)に従っているかどうか確認し、問題が解決したことを確認するよう開発者に求めている。
typodupeerror

Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

読み込み中...