Googleとディズニー、園児達にプログラミンングをアピールするアニメを制作へ 39
プログラミングでモテる時代は来るのか 部門より
Googleがディズニーの専門チャンネル「ディズニージュニア」と手を組んで、将来プログラマーが不足することが懸念されるIT業界の問題を解決しようとしているとのこと。園児向けの新たなアニメシリーズ「Miles From Tomorrowland」を通して、子供達、特に女の子達に、コンピューターサイエンスに興味を持ってもらおうというのが狙いのようだ(Slashdot、LA Times)。
同番組は今週金曜日より米国で放映されるそうで、宇宙冒険家のマイルスと、マイルスの姉であり並外れたコーディング能力を持つロレッタ、そして科学者の両親が、宇宙で冒険を繰り広げるというもの。エピソードの一つに、ロレッタがコードを使って他の惑星を探すのを助けるというものもあるそうだ。また、同番組ではGoogleのエンジニアがコンサルタントを務めるという。
GoogleのプログラムマネージャーであるJulie Ann Crommett氏によると、特に女の子達がコンピューターサイエンスに関心を持たない理由として、この分野に対しネガティブな印象を持っており、しかも男の子達のための分野だと思っているという点があるそうだ。こうした認識は子供達が幼い頃から画面を通して見るものに影響されているという。そのため子供達が高校に通うようになる前から、若くてもコンピューターサイエンスを使って創造したり、テクニカルシンキングが可能であることを知ってもらうのが必要なのだとのこと。
米国では2020年までに、新たに140万人分のプログラミング関連の雇用が創出されるといわれているが、米国労働省の試算によればそのうちの32%しか実際の雇用にはつながっていないという。しかも、コンピューターサイエンティストの女性が占める割合はたったの18%であり、マイノリティにおいてはより数字が低い。