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英企業が「Python」の商標をEUで出願 30
ストーリー by headless
商標 部門より
商標 部門より
英国の会社が「Python」の商標権を主張し、欧州共同体商標の登録を出願したそうだ。Python Software Foundation(PSF)では、これに対抗するため、EU内の企業などに協力を呼び掛けている(PSFのブログ記事、
The Guardianの記事、
本家/.)。
この会社は13年前にドメイン「python.co.uk」を取得。当時は商標問題もなかったため、Python Software Foundationでは差し止めなどの対応はしなかったそうだ。同社では長い間親会社にアクセスを転送するだけだったが、その後親会社のVeberがサーバー製品の名称として「Python」を使い始めた。この件についてPSFは話し合おうとしたが、python.co.uk側の回答は欧州共同体商標の出願だったという。出願内容はソフトウェアやサーバー、Webサービスについて、同社による「Python」の名称の排他的な使用権をEU全域で主張するものとのこと。
これに対してPSF側は、EU域でPythonが広く使われてきたという証拠を欧州共同体商標意匠庁に提出する意向だ。証拠を集めるため、PSFではPythonを使用するEU域内の企業などに対し、会社の便箋にPythonの使用状況などをまとめた手紙の提供を求めているほか、EU域内で発行された「プログラミング言語としてのPython」に関連する出版物などの提供を求めている。PSFがPythonの知的財産を守るために法的手続きを行うのは初とのこと。
なお、今回の件との関連は不明だが、ストーリー掲載時点では「python.co.uk」にアクセスすると「python.org」にリダイレクトされる。また、親会社とされるVeberのWebサイト(veber.co.uk)はダウンしているようだ。
この会社は13年前にドメイン「python.co.uk」を取得。当時は商標問題もなかったため、Python Software Foundationでは差し止めなどの対応はしなかったそうだ。同社では長い間親会社にアクセスを転送するだけだったが、その後親会社のVeberがサーバー製品の名称として「Python」を使い始めた。この件についてPSFは話し合おうとしたが、python.co.uk側の回答は欧州共同体商標の出願だったという。出願内容はソフトウェアやサーバー、Webサービスについて、同社による「Python」の名称の排他的な使用権をEU全域で主張するものとのこと。
これに対してPSF側は、EU域でPythonが広く使われてきたという証拠を欧州共同体商標意匠庁に提出する意向だ。証拠を集めるため、PSFではPythonを使用するEU域内の企業などに対し、会社の便箋にPythonの使用状況などをまとめた手紙の提供を求めているほか、EU域内で発行された「プログラミング言語としてのPython」に関連する出版物などの提供を求めている。PSFがPythonの知的財産を守るために法的手続きを行うのは初とのこと。
なお、今回の件との関連は不明だが、ストーリー掲載時点では「python.co.uk」にアクセスすると「python.org」にリダイレクトされる。また、親会社とされるVeberのWebサイト(veber.co.uk)はダウンしているようだ。
欧州共同体商標の出願情報の一次情報源 (スコア:3)
こういう話で元になっている商標出願の情報を検索しようとする人って少ないよね。もっとみんな元になる情報に当たろうぜ。べつに面白いことは何も書いてないけど、一次情報源を見て「一次情報源を確認している俺カッコいい!」って自己満足しようぜ。
自己満足したい人向け: 欧州共同体商標 (EU 全域で通用する商標) の出願は CTM-ONLINE データベース [europa.eu]で確認できる。「Python」という商標出願は多数あるけれど、 The guardian [guardian.co.uk] の記事によれば、この英国企業の出願は 2012 年 4 月だそうだから、その条件に合うのは商標番号 010848208。
ついでに、最近になって PSF も対抗して出願している。そっちは商標番号 011551017。
あと、こういう話って解決に時間がかかることがよくあって、解決してもニュースで取り上げられなかったりするので、解決を知りたい人は上に書いたような情報源を時々チェックするといいんじゃないかな。
イメージ (スコア:2)
Python Software Foundation News [blogspot.gr] の記事:
ここに書いてあることが事実だとして、英国の会社が「Python」という名前を自社の製品に使おうとしたら PSF が (EU で商標登録をしていないのに) 執拗に文句を言ってきた、って絵しか僕には思い浮かばないんだけど、 PSF の目的は何だったんだ。
Re:イメージ (スコア:1)
すみません。EUの商標法は知らないので、日本だとどうなるのか考察してみます。
(この辺りは、日本とEUで大きくは異ならないように思う)
PSFの主張は、英国の会社による商標出願は、商標法第四条十 [e-gov.go.jp]にある不登録事由に該当する、というものです。すなわち、PSFがPythonという名の下に提供する商品・役務が、英国の会社が商標出願したPythonのそれと重複し、PSF側のものが先使用であるため不登録とすることが妥当である、ということです。PSFの目的は、自らの権利を正当に主張しているにすぎず、第三者が「執拗に文句」と言う筋合いのものではありません。
ちなみに、たとえ商標登録されても、商標法第三十二条 [e-gov.go.jp]に先使用権に関する規定があります。他者がある商品・役務を指定して商標登録してしまっても、重複する商品・役務で一定の要件を満たす先使用の実態があれば、先使用者は引き続き商標を使用することができます。
Re:イメージ (スコア:2)
いや、僕が言っている話は英国企業が商標出願をする前のことだし、 PSF News の書き方を見ても、 PSF はこの英国企業が Python という名前を自社の製品に使おうとしていることに対して繰り返し文句を言ったとしか読めないし。僕が引用した部分、読んだ?
PSF は英国企業が商標出願をした後では主張を変えたのかもしれないけど、そもそも最初におかしな言いがかりを付けたのは PSF の側だとしか僕には読めない。それを棚に上げてこの英国企業を悪者扱いしようとしている PSF は、なんか気持ち悪いなというのが僕の印象。
Re: (スコア:0)
なんでこの程度でスコア2がつくのかなぁ。
あ、カルマボーナスあげがデフォルトの人なのね。
Re:イメージ (スコア:1)
うん。僕がスコア 2 の価値のないコメントを多数しているなら、マイナスモデされてカルマボーナスがなくなるんじゃないかと思っていたけど、とりあえずそういうことは今のところ起きていないみたい。なので、とりあえず多くの人にとっては、僕のたいていのコメントはスコア 1 以下に下げなきゃいけないほど酷くはないってことじゃないかな。
まあ、じつはほとんどの人は僕のコメントがスコア 2 なのはいただけないと思っていて、たまたまそういう人にモデレーション権が回っていないだけ、という可能性もあるけど。
Re: (スコア:0)
雌雄を決する時が来たってだけのような。
英国の会社:2000年代初頭にはpython.co.ukを取得。最近になって商品名に使いだした。
PSF:python登場は90年代だけど、広く使われ出したのは2000年代初頭以降
どちらも独自の出自で、どちらも相手の名の価値を利用しようとしてるわけでは無いように見え、
さらに棲み分けがうまくいかなくなったのだから、雌雄を決すればいいだけだと思う。
日本の場合だと親コメントのように、商標登録は認められ、PSFの先使用も認められるのが筋に見える。
問題なのはPSFが非営利団体のように、物言わぬ多数派気取りで、正義派気取ってしまうところかな。
非営利団体によく巣食っている変なのが、問題を大きくこじらせないことを祈るよ。
Re: (スコア:0)
世界のどこかのなにかと名前空間が衝突するなんてよくあることなのに、アッチのpythonもソッチのpythonも普通名詞を使ってるのが悪いね。
O'Reillyじゃだめなのか (スコア:0)
日本語版 [oreilly.co.jp]は2004年
原書 [oreilly.com]は2003年発行。
日本法での表現になるが、"需要者の間に広く認識されている" もしくは "他人の業務に係る商品
又は役務と混同を生ずるおそれがある"かが重要であるので、知られていないor分野が被らないうちの
ドメイン名取得の実績は考慮しなくていいとおもう。
英国の会社が商品名に使いだしたのがいつかが不明だが、その時点でどっちが有名かじゃないかな。
少なくとも、出願の時点で関係する分野で既に有名になっていれば他人が登録することは拒絶されるべき。
Re: (スコア:0)
自分たちももともと番組タイトルから拝借してるのにねぇ
こうなることがいやなら名前も独自のものを最初から考えとくとか、商標登録しとけばいいのに
Re:イメージ (スコア:2)
よそから名前を借りずに独自の名前を付けたとしても、他の人が同じ名前を使うことは防げないから、それが嫌なら商標登録しておけって話です。面倒だけど、名前を独占的に使いたいならそれなりの手間と費用がかかるわけで。
もちろん、「他人が同じ名前を使っても文句はない、自分がこの名前を使い続けることさえできれば良い」という立場なら、面倒な商標登録の必要はない…はず (よくわかってない)。その場合でも、名前を決めるときに、他人が既に商標登録していないことの確認は必要だし、後から登録して訴えてくる権利ゴロの標的にされた場合に備えて自分たちはいつから名前を使っていたかという証拠を残しておいた方が安全だと思うけど。あれ、意外に面倒だね。
monty (スコア:2)
Pythonって動物の名前でしょ?動物に商標主張されたらどうすんの? (スコア:1)
流石におこがましくはありません?
Re:Pythonって動物の名前でしょ?動物に商標主張されたらどうすんの? (スコア:2)
商標は分類が分けられているので、ソフトウェア以外のものであれば重複できます。
なので、動物のPythonが自分自身の商標を主張したい場合は生き物をカバーするCLASS 31か革製品のCLASS 18になるでしょうね……。
Re:Pythonって動物の名前でしょ?動物に商標主張されたらどうすんの? (スコア:1)
例えばColt社 [wikipedia.org]が拳銃の商標と主張するなら, 真っ当なものだと思います.
ダッジだったらコブラ, バイパーと来たヘビシリーズでPythonを自動車で商標登録しててもおかしくないと思ったのですが, 実はとんでもない車 [hobidas.com]にPythonの名前が付けられてました.
Re: (スコア:0)
じゃあ、appleなんてどうなんのよ?
Re:Pythonって動物の名前でしょ?動物に商標主張されたらどうすんの? (スコア:1)
ああ!窓に!窓に!
Re: (スコア:0)
本家 [slashdot.org]より
The language is named after Monty Python's Flying Circus, but the trademark only applies to software.
てことで商標はソフトウェアにだけ適用されるそうです。
Re: (スコア:0)
ピュトン(ピュートーン)は実在しないので (ギリシャ神話の怪物)
大丈夫では?
Re: (スコア:0)
_,,;' '" '' ゛''" ゛' ';;,,
(rヽ,;''"""''゛゛゛'';, ノr)
,;'゛ i _ 、_ iヽ゛';, お前それサバンナでも同じ事言えんの?
,;'" ''| ヽ・〉 〈・ノ |゙゛ `';,
,;'' "| ▼ |゙゛ `';,
,;'' ヽ_人_ / ,;'_
/シ、 ヽ⌒⌒ / リ \
| "r,, `"'''゙´ ,,ミ゛ |
| リ、 ,リ |
| i ゛r、ノ,,r" i _|
| `ー――----┴ ⌒´ )
(ヽ ______ ,, _´)
(_⌒ ______ ,, ィ
丁 |
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言いたいことも言えないこんな世の中じゃ (スコア:1)
Python
またテラ・インターナショナルの北畠徹也か (スコア:0)
あれ、違うの?
うぐいすパン (スコア:0)
Pythonサーバには、Pythonはいってない?
Re:うぐいすパン (スコア:2)
ブレードサーバには、ブレード入ってない!
例のコピペ (スコア:1)
メロンパンは実在する
メロンパンにメロンは使われていない
メロンは実在する
ウグイスパンは実在する
ウグイスパンに鶯は使われていない
鶯は実在する
以上の事実をふまえれば、カッパ巻きが存在し
それにカッパが使われていない事からカッパは存在することは明らか
Re:例のコピペ (スコア:1)
「パン」と「巻き」が同等であることの証明が抜けてますよ?
#メロン入りメロンパンなんて邪道。カリモフ最高。
Re: (スコア:0)
軍艦巻きは実在する
軍艦巻きに軍艦は使われていない
軍艦は実在する
Re: (スコア:0)
腹巻きは実在する。
腹巻きに腹は使われていない。
腹は実在する。
うむ、これで複数の事例が集まった。
帰納法による完璧なロジックで、カッパの実在を証明できるぞ。
Pythonだけに (スコア:0)
Python [wikipedia.org]だけに、SPAM [wikipedia.org]メールを送りつけるのは、やめましょう。
タモリ [wikipedia.org]にハナモゲラ語 [wikipedia.org]で怒られますよ。
このコメントの少なさを見ると、いかにPythonが日本で流行ってないかがわかるな (スコア:0)
いっそのことnishikihebi.co.ukにしちゃおうぜ!(提案)