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プログラミング

Delphi Prism 2011 発表、Mac OS X 向け開発もサポート 56

ストーリー by reo
あらボーランドじゃないのね 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

Delphi の最新バージョン、Delphi Prism 2011 が発表された (エンバカデロのプレスリリース) 。

Visual Studio 2010 Shell ベースの IDE、.NET Framework 4.0 や Silverlight サポート、Mac OS X および MonoTouch を利用した iPhone OS アプリの開発サポートなどが特徴となる。価格は Professional 版が税込 6 万 3,000 円、Enterprise 版が税込み 16 万 8,000 円。最近はえらく影が薄くなってしまっている Delphi だが、クロスプラットフォーム対応は興味深い。

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  • by Anonymous Coward on 2010年06月08日 20時43分 (#1776859)

    PrismはDelphi.NETの自社開発続行を断念して外から買ってきたもので、
    .NETベースの言語であり、Delphiの後継バージョンではありません。マルチもMonoを利用してるだけですし。
    何より、Delphi.NETはDelphiと文法がほぼ同じでコードが再利用できたのに対し、
    Prismは名前がDelphiなだけで、ほとんど互換性がありません。
    (分かりやすく言えばVBとVB.NETのような関係です)

    ちなみにDelphi自体は次(かその次)のバージョンでMac OS XやLinuxへの
    クロスコンパイルに対応予定とのことで、現在テスト中だったと思います。

    • まあでも.Net Framework自体がDelphiの中の人によるものだから、ある意味Delphiの後継とも言えなくもなかったり。
      別れた旦那が余所で作った子供の子供を養子に取ったみたいな?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        いやー.NET(の中のC#など)とDelphiとでは結構違いますね。
        ほんとに同じ人が作ったの?っていうくらいに。

        .NETはDelphiよりも随分とJavaに近い構造になってる面があります。
        これだと後継とは呼びにくい。

        # constructor Create; virtual;
        # に相当するコードが書けないんだよなあ >.NET
        # あそこがDelphiの心臓部だったのに。

      • by Anonymous Coward
        ヘイルスバーグ最後のDelphiってDelphi3(Delphi97)だっけ?
    • by Anonymous Coward
      むしろ互換性は捨てろ
      VB.NETが、VB6との互換性のために、大きく犠牲になりました

      もともとはC#とVB.NETは表記が違うだけで同じハズだったんだ
      ところがVB6ユーザが文句いいまくったせいで、劣化してしまった
      • by Anonymous Coward

        VB.NET自体がC#覚えられないロートルを騙して.NETに移行させる為の存在だったんだから仕方ない。

        とっとと切り捨ててC#に一本化しとけばよかったものを、何を血迷ったかいつまでもダラダラ続いちゃったのが不幸の始まりだ。

        • >とっとと切り捨ててC#に一本化しとけばよかったものを、何を血迷ったかいつまでもダラダラ続いちゃったのが不幸の始まりだ。

          理論と産業は別だから。VBはMicrosoftがRADツールと呼んだように、次々と出現する新しい言語や概念に対応できない人、対応したくない人のためのもの。

          プログラミングの裾野は広くて、プログラミングの専門家だけでなく、工作機械なり、化学プラントなり、別の分野の専門家がその分野むけのソフトウェアを開発したりしている。そういう人にとって、プログラミングは脇役。コードが多少汚くても、多少保守性が悪くても構わない。当面の目的が達成できればいい。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            なんでそんな反応してるのかよくわからんが、そういう人はVB6に残るのがベストな選択肢だと思うけど?

            そういうターゲットを想定してるなら少なくともVB.NETはありえない。

      • by Anonymous Coward

        C#一本化なら賛同できるが、表記が違うだけのものなんざいらん。そんなものに存在価値がない。
        むしろ、VB.NET は VB と完全互換目指すべきだった。

        • by Anonymous Coward

          もしC#に一本化してたら、VB6やASPエンジニアがJavaに流れていってしまってたでしょう。(特にASP)
          名前と文法を似通わせてJavaへの流出を防いだという点ではVB.NETにも意味はあったと思います。
          おかげで、「オブジェクト指向を理解していない.NETエンジニア」なんてのが氾濫してしまったわけではありますが。

          # VB6からのマイグレーションならともかく、新規でVB.NETなんて案件が未だにあります。
          # しかもJava経験者で.NET未経験なんてのがアサインされてくる。「VB=簡単」ってイメージは根強いですね。

          • by Anonymous Coward
            いや、C# に一本化しても Java には流れんで、C#/ASP.NET に流れるだけでしょ。
            ASP/ASP.NET の開発スタイルと Java の開発スタイルは別次元。
            VBでコード書くのと、MFC をベタに書いてるのと同じくらい考慮しなきゃいかん知識量が違う。

            けっこうイメージばかりで知らない人が多いが VB.NET はよく出来たまっとうな言語です。
            VB でよく問題になりがちだったが ブラックボックスで挙動がわからんことは皆無(C#やC++/CLI なんかと全く同じ)
            機能も素性も C# と同水準にシンプルでモダンな言語ですよ。
            VB と似てるのは、キーワードだけ。
            Java で書けって言われたら逃げるかもしれないけど、VB.NET ならストレスないですよ。
            • by Anonymous Coward

              > いや、C# に一本化しても Java には流れんで、C#/ASP.NET に流れるだけでしょ。
              うーん。それはC#が十分に普及した今だから言えることだと思います。
              .NETリリースされた当時は、「どうせ新しい言語を覚えるならJavaで」って感じだったような。私の周りだけかもしれませんが。
              それに使用言語を選択するのは技術者ではないことが多いですから、
              VBって名前を残すことで.NET(C#含む)がVB6の後継であることを示せたって部分もあると思います。

              > 機能も素性も C# と同水準にシンプルでモダンな言語ですよ。
              言語仕様的な意味ではこれは同意です。
              が、残念ながら歴史的な経

    • by Anonymous Coward

      Kylixとかいうやつで大コケしなかったっけ?
      当時は期待してたけど、もうGUI込みでのネイティブマルチは
      期待していません。

  • by mogya (27057) on 2010年06月09日 12時37分 (#1777159) ホームページ

    中間層を設けたアプリはAppStoreの審査を通らないんじゃなかったっけ・・・と思ったら、すでに解説されていた。

    http://d.hatena.ne.jp/eco31/20091015/1255608843 [hatena.ne.jp]
    「Apple は iPhone 上にスクリプトエンジンや JIT コンパイラを実装することを許可していないのですが、MonoTouch はコンパイルを静的に行い、JIT コンパイラなどの不要なランタイムを省くことで、Apple のライセンスに抵触することなく、iPhone 上で C# による開発を実現しているそうです。」

  • by Anonymous Coward on 2010年06月08日 18時47分 (#1776780)
    クロスプラットフォーム対応とはめずらしい
    昔はよくコンポーネントとか作ってました
  • by Anonymous Coward on 2010年06月08日 18時56分 (#1776789)
    誰得
    • Re:マジ (スコア:2, 興味深い)

      by k_f (18123) on 2010年06月08日 19時44分 (#1776820)

      英国得

      関連ストーリー:英国の試験委員会、初級コンピュータサイエンスから C や PHP を除外 [srad.jp]
      シラバスでは、Java、Pascal/Delphi、Python 2.6、Pythons 3.1、Visual Basic 6、もしくは VB.Net 2008 を使うよう推奨しているとのこと(後略)

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        しかし、DelphiはBorland方言のObject Pascal(Delphi言語)だし、Prism は RemObjects 方言の Object Pascal(Oxygene言語)なんだな。
    • Re:マジ (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2010年06月08日 18時58分 (#1776791)
      俺得。

      外に出てもっと勉強しような、坊や。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        Delphiはどっち?

        [誰得]動画
        クオリティは高いが需要が薄いと思われる動画、いまひとつターゲットを絞り切れていない動画、どういった理由で作ったのかと疑問に思いたくなる動画、ニッチなジャンルの動画などにこのタグが付与される場合が多い。

        [俺得]動画
        「他人がどのように評価するかはしらないが、少なくとも俺は評価する」といった判断をした視聴者によりつけられることの多いタグ。
        • by Anonymous Coward
          [誰得]動画
          「俺が評価しないのだから、他人が評価するわけがない」といった判断をした視聴者によりつけられるタグ。

          [俺得]動画
          「他人がどのように評価するかはしらないが、少なくとも俺は評価する」といった判断をした視聴者によりつけられることの多いタグ。
  • by Anonymous Coward on 2010年06月09日 0時08分 (#1776963)

    Delphiってフリーエディションのおかげで知名度もある程度の人気(フリーソフト作者たちに)が出たのでしょう。
    でフリーバージョンが無い今、興味は薄れて仕方がない気がする。
    Visual Studio Express(特にVC#やVB)が無料で利用できる状況だとフリーソフト作者たちにとっては無料環境としてはこっちを利用するという選択肢な状態なきがする。

    ちょうど95年頃(Win95が出た頃)の雑誌を引っ張り出して見ていたらWin3.1からWin95へなるうえでの開発環境の記事があった。
    そこで少しだけDelphiについても触れられていた。Delphiってそんな頃からあったんだ。と今になって知った。
    当時はDelphiは興味が無くてVB2.0や4.0を使っていたのでDelphiについては視界に入ってなかったんだな。

    • by Anonymous Coward

      そこで視界に入るかというところが重要ですね。
      VB 2.0 や VB4.0 の頃なら比較すれば Delphi の圧勝だったんだけど、
      知られていない、相手にされない、使える人が少ないとまあ条件が揃っていたので、
      なかなか提案しづらかったのを覚えています。
      少人数で短期でやっつける場合はたいへん便利に使わせていただきました。
      その節はお世話になりました。安らかに眠ってください。

    • by Anonymous Coward

      無料版があったから、というよりは
      Win32ネイティブな開発環境であれほど使いやすいものはなかった。
      世界が.NET寄りになって別にWin32ネイティブである必要性が薄れたのが
      廃れた理由だと思う。
      Delphi5くらいの頃は無料版があったにも関わらず
      金を払って買ってた人がホビーユースでもかなりいたし。

      • by Anonymous Coward

        Delphi 6 Personalかな?
        Delphiの開発しやすさが好きだったので,重宝させてもらいました.

    • by Anonymous Coward

      Delphiはフリーエディションが出た頃には時既に遅しだったような。
      VB2.0/4.0製アプリと比べてもnativeだったぶん実行時性能が良かったこともあってVB5が出る前の頃が華だったように思う。
      あの頃はVB製よりもC/C++製かDelphi製のフリーソフトを探してましたから。

      • by Anonymous Coward
        Delphiはランタイムライブラリ不要だったしなぁ。
        • by Stealth (5277) on 2010年06月09日 10時02分 (#1777077)

          それは単に VCL をスタティックリンクしたバイナリになっていただけではありませんか?
          C++ Builder では VCL をダイナミックリンクにするかスタティックリンクにするかを選択できてましたけど。

          親コメント
          • > それは単に VCL をスタティックリンクしたバイナリになっていただけではありませんか?

            その「ライブラリをスタティックリンクできる」というのが大きかったんですよ。

            VBの場合は、別途ランタイムライブラリをインストールする必要があったりするのに対し、
            Delphi は「Visual C++と同様の *.exe 単体動作が可能」「Visual Basic と同様の手軽なアプリ開発が可能」
            という両方が成り立つのがすごく便利でした。

            このあたりの条件は C++ Builder でも同じですが、C++Builderに対するDelphiの利点は「コンパイルの速さ」ですかね。
            昔のDelphiは、VBと比較しても遜色ないというぐらい実行操作したら瞬時に起動するので、コンパイル時間を意識することはありませんでした。

            その分、最適化はいまいちなところはありましたけど、
            GUIアプリなんかだと、実用上、ガチガチの最適化の効果が表にでることってあまり無いので困ることがなかった。
            むしろ、算術関数なんかがビルトインでインライン展開される分、C++より高速な場面もあったりとか。
            (C言語の場合、標準Cライブラリとしての引数チェックとかのせいで単純なFPU利用にならなかったりとか)

            #DOS時代の昔から
            #「Borlandはコンパイルの最適化はイマイチだけど、ライブラリがコンパクトで高速」
            #「Microsoftはライブラリは鈍足だけど、コンパイルの最適化は強い」
            #って感じでしたね。

            親コメント
            • Turbo Pascal時代は本当に高速処理が必要な時はインラインアセンブラで書いてました。
              Delphiになってからはそんなことしなくなたなあ。
              MS-DOSみたいに自由に簡単にハードウェアにアクセスできなくなったということもありますが。
              --
              morikun
    • by Anonymous Coward

      >ちょうど95年頃(Win95が出た頃)の雑誌を引っ張り出して見ていたらWin3.1からWin95へなるうえでの開発環境の記事があった。
      >そこで少しだけDelphiについても触れられていた。Delphiってそんな頃からあったんだ。と今になって知った。
      >当時はDelphiは興味が無くてVB2.0や4.0を使っていたのでDelphiについては視界に入ってなかったんだな。

      いや、むしろその頃こそがDelphiの絶頂期だったと言っても過言ではないような。当時はVBの能力が低かったというか単なるグルー言語レベルだったからねえ。ネイティブコードへのコンパイルもサポートしてなかったし。

      • by soltiox (25610) on 2010年06月09日 8時36分 (#1777054) 日記

        地味に古文書をひも解いてみると、borland 自体の絶頂期は
        もうちょっと前の turbo シリーズの頃だったのかなぁ、って思います。

        初心者さんとコマーシャルベースのデベロッパは、多少ドン臭くても、
        ブランドの安心感から visual シリーズの環境に流れ、
        それ以外の開発者は、ideと言語が紐付けられている事を嫌って、
        自分好みの環境を構築する方向に向かい、
        delphi の頃になると、一部のコアな人々だけが頑張ってたように見えますね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2010年06月09日 10時30分 (#1777091)

          DelphiはBorlandの中興の祖と言えるのではないでしょうか。

          • VC++は実行速度は速いがUIの作成に難あり
          • UIの作成が楽でとっつきやすいVBは実行速度や機能面に難あり

          という状況だったWin95登場初期のアプリ作成環境において、両者を兼ねそなえたDelphiは、一時期かなりもてはやされていたというイメージです。バージョンでいうとDelphi 2.0~6.0辺りですかね。

          おそらく、一時期開発環境のシェアにおいてはMSすら凌駕してた(と思う)Turboシリーズと比較するとそこまでの勢力は無かった気はしますが、「一部のコアな人々だけが頑張ってた」というのは、やや過小評価ではないかと思います。

          親コメント
        • by Stealth (5277) on 2010年06月09日 10時50分 (#1777102)

          もうちょっと、いくつかの要因が絡み合っているかと思います。

          Pascal と C/C++ の言語製品と RDBMS (InterBase) の二本があったわけですが、InterBase を使う層は Access などの Office 製品に食われ、C++ は Borland/Turbo C++ for Windows の統合環境がアホみたいに遅いという自爆もありました。
          MS にユーザーを持って行かれたのは「Visual Basic が簡単すぎる」「Borland 製品の IDE がどんくさかった」せいだと思いますよ。
          Visual Basic も Visual C++ もそれなりの速度で動作する環境であっても、Turbo C++ for Windows を使うのは罰ゲームにしか思えませんでしたから。

          その後、C++ 系の人は OWL から VCL になることで「知識の書き換えを強制された」点 (C++ で RAD は画期的だったのですが……) や、Visual C++ 6 辺りで統合環境自体の性能の差 (IntelliSense やエディットコンティニューなど) がくっきりと出てしまったので止めを刺されたように思います。

          そういう意味では、絶頂期は "for MS-DOS 時代" (Windows 3.1 以降の MS-DOS 向けリリース) なのではないかと思います。
          Turbo C/C++ for MS-DOS 4.0J とか、WonderWitch 向けコンパイラとしては最強でしたし。(時代が違いすぎるけど)

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            Turbo PascalがCP/M上で動作している様子を見た人は
            流石に少ないか。爆速でしたよ、すげーってくらい。
            あのころが最盛期かも。

            • by Anonymous Coward
              まさしくあの頃が最強だったでしょう
              Kahn 親分もブイブイ言わせてましたし

              その後の迷走っぷりは涙を禁じ得ません
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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